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20日の中国本土市場概況:上海総合0.7%高と反発、第4四半期GDPの上振れを好感


20日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比21.84ポイント(0.70%)高の3123.14ポイントと反発した。上海A株指数も上昇し、22.85ポイント(0.70%)高の3270.33ポイントで取引を終えた。外貨建てB株相場も値上がり。上海B株指数は2.90ポイント(0.87%)高の334.96ポイント、深センB株指数は6.84ポイント(0.63%)高の1101.17ポイントで終了した。

中国景気の安定成長が好感される。国家統計局は20日、2016年第4四半期(10~12月)の国内総生産(GDP)成長率が前年同期比6.8%だったと発表した。7~9月期の6.7%から拡大し、市場予想の6.7%も上回っている。

資金ひっ迫懸念もやや薄らぐ。中央銀行の中国人民銀行は20日、リバースレポを通じ、合計1100億人民元を市中に供給した。期日到来分との差し引きで、今週は1兆1300億人民元の資金供給超。週間での資金供給額は過去最大だった。人民銀が国内の5大銀行を対象に、春節(旧正月)期間の時限措置として、預金準備率を引き下げたもよう——とも報じられた。

中小型株を好むとされる個人投資家のセンチメントも上向く。ベンチャー企業株で構成される深セン創業板指数は2.00%高と急反発。構成銘柄はほぼ全面高となった。

上海総合指数の好税銘柄では、ITハイテク関連株やバイオ医薬関連株の上げが目立つ。業務ソフト開発大手の用友網絡科技(600588/SH)が5.0%高、上海市政府系医薬グループの上海医薬集団(601607/SH)が3.3%高で引けた。消費関連株もしっかり。春節の大型連休を来週末からに控え、需要増の期待が強まっている。自動車株やインフラ関連株、運輸関連株、金融株、不動産株素材株なども物色された。

【亜州IR】



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