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12日の香港市場概況:ハンセン0.5%安と6日ぶり反落、カジノセクターさえない


12日の香港市場は小幅に値下がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比106.33ポイント(0.46%)安の22829.02ポイントと6日ぶり、本土企業株で構成されるH株指数が10.85ポイント(0.11%)安の9723.05ポイントと3日ぶりにそれぞれ反落した。売買代金は632億5300万香港ドルに縮小している(11日は697億9700万香港ドル)。

本土株安が逆風。中国の短期金利上昇に歯止めがかからないなか、上海総合指数が3日続落したことを嫌気した。ハンセン指数は前日までの5日続伸で、心理的節目の23000ポイントに接近したため、高値警戒感が意識されている。香港域内の金利低下や米株の上昇などを好感し、小じっかりでスタートしたものの、売りが徐々に増えた。

ハンセン指数の構成銘柄では、マカオ・カジノ株の下げが目立つ。金沙中国(サンズ・チャイナ:1928/HK)が2.5%安、銀河娯楽集団(ギャラクシー・エンターテインメント:27/HK)が2.2%安で引ける。それぞれ前日まで3日続伸し、累計の上昇率は金沙中国が6.6%、銀河娯楽集団が5.9%に達していた。

非鉄や鉄鋼の素材セクターも売られる。中国アルミ(チャルコ:2600/HK)が2.9%安、新疆新シン鉱業(3833/HK)が2.8%安、洛陽モリブデン集団(3993/HK)が2.0%安、鞍鋼(アンガン・スチール:347/HK)が2.2%安、馬鞍山鋼鉄(323/HK)が2.0%安と値を下げた。

香港拠点の金融セクターもさえない。中銀香港(BOCホンコン:2388/HK)と申万宏源(218/HK)がそろって1.5%、東亜銀行(23/HK)が1.1%、香港交易所(香港証券取引所:388/HK)が0.9%ずつ下落した。


【亜州IR】



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