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22日の中国本土市場概況:上海総合0.1%高と続伸、石油関連しっかり


22日の中国本土マーケットは小幅に値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比2.13ポイント(0.07%)高の3139.56ポイントと続伸した。上海A株指数も上昇し、2.18ポイント(0.07%)高の3287.22ポイントで取引を終えている。外貨建てB株相場も値上がり。上海B株指数は1.50ポイント(0.44%)高の345.23ポイント、深センB株指数は0.81ポイント(0.07%)高の1129.45ポイントで終了した。

政策期待が追い風。来年は国有企業の「混合所有制改革」が加速し、特に中央企業(国務院に直属する国有企業)の独占体制にある業種で民間資本の受け入れなどが進むとみられている。直近では、石油最大手の中国石油天然気集団(CNPC)が21日、「混合所有制改革」や「市場化改革」を推進していく方針を表明した。

業種別では、石油関連株の上げが目立つ。CNPC傘下の中国石油天然気(601857/SH)が2.9%高と続伸した。空運株やインフラ関連株などもしっかり。

もっとも上値は重い。上海銀行間取引金利(SHIBOR)の上昇に歯止めがかからないなか、金融市場での流動性ひっ迫が改めて意識された。指数は安く推移する場面もみられている。

金融株は下落。最大手行の中国工商銀行(601398/SH)が0.5%安、中堅行の北京銀行(601169/SH)が1.8%安などで引けた。短期金利の上昇傾向が懸念されている。

(亜州IR)



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