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21日の香港市場概況:ハンセン0.4%高と5日ぶり反発、石油・空運セクターなど急伸


21日の香港市場は値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比80.74ポイント(0.37%)高の21809.80ポイントと5日ぶり、本土企業株で構成されるH株指数が48.22ポイント(0.52%)高の9331.63ポイントと6日ぶりにそれぞれ反発した。売買代金は476億1400万香港ドルに縮小している(20日は537億4600万香港ドル)。


内外の株高を好感。米国の経済成長が加速するとの見方で、昨夜のNYダウが史上最高値を約1週間ぶりに更新した好調地合いを継いだ。国有企業改革の進展を材料に、本土株が上げ幅を広げたことも支援材料となっている。


ハンセン指数の構成銘柄では、中国石油天然気集団(CNPC)傘下の中国石油天然気(ペトロチャイナ:857/HK)が1.5%上昇。国有企業に民間資本などを呼び込む「混合所有制改革」について、中国最大規模の国有石油企業、CNPCが指導意見を原則的に受け入れると発表したことが手がかりとなった。


国有企業改革関連では、空運株も急伸。中国東方航空(670/HK)が8.4%高、中国南方航空(1055/HK)が4.2%高、中国国際航空(エア・チャイナ:753/HK)が2.6%と値を上げた。


H株保険・銀行セクターも買われる。中国人寿保険(チャイナライフ:2628/HK)が2.5%高、新華人寿保険(1336/HK)が2.8%高、中信銀行(CITICバンク:998/HK)が1.0%高と上昇した。


ただ、上値は重い。中国と香港で市中金利の上昇基調が鮮明化するなか、実体経済への悪影響が不安視されている。高金利が逆風となる不動産株などの一角は逆行安で引けた。


【亜州IR】





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