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ニッソウ Research Memo(5):既存事業の着実な成長と新規事業の育成により業績拡大と企業価値の向上を目指す


*11:45JST ニッソウ Research Memo(5):既存事業の着実な成長と新規事業の育成により業績拡大と企業価値の向上を目指す
■中長期の成長戦略

中長期的な成長戦略としてニッソウ<1444>は、既存のリフォーム事業の着実な成長と、新規事業領域やエリアへの積極的な進出により、さらなる業績の拡大と企業価値の向上を実現する方針を掲げている。既存顧客の深耕やリピート率の向上、新規顧客の獲得、外装・共用部工事など周辺工事領域への積極的な事業拡大により、収益拡大の目標達成を目指す。

新規事業については、従来のビジネスモデルにとらわれず、事業機会が見込まれる領域へ積極的に進出する方針である。その1つが、2025年12月に開始したFC事業「クロス家さん」である。これは、建築職人としての技術を身につけ、安定的に収益を確保できるクロス(壁紙)施工業の独立支援型フランチャイズであり、加盟店に対しては施工技術の指導に加え、集客に関する営業ノウハウや経営面の支援も行う。同社は、法人リフォームの受注を拡大するうえで全国を網羅する施工体制が不可欠であるとみており、自社の拠点だけでは届かない地域をこのフランチャイズ網で補う考えである。現在、全国で144ヶ所を目標に展開していく予定であり、将来的に同社を支えるネットワークになるものと期待される。

全体としては、今後もM&Aを活用する方針で、周辺領域への拡大や事業規模の拡大、グループの成長と経営基盤の強化を目的に、事業シナジーを見込める企業を積極的にグループに迎え入れることを検討している。

さらに中長期的には海外での事業拡大も目指す。海外については東南アジアの高所得国を中心に、同社の原状回復ノウハウによって顧客の潜在的なニーズの掘り起こしをねらう。これまでに、TOMORROW WTO SDN. BHD.(マレーシア)との戦略的パートナーシップ契約を締結し、マレーシア連絡事務所の設置などを行っている。



■ 株主還元策

株主優待制度を拡充し、創業39周年を記念したQUOカード贈呈を追加
同社は2022年7月に東証グロース市場に上場した企業で、なお成長段階にある。そのため配当などの政策は実施していないものの、株主還元を重要政策として認識しながら事業活動を行っている。同社は株主優待制度として毎年1月末日、7月末日を基準日とするポイント進呈型の「ニッソウ・プレミアム優待倶楽部」を導入しており、付与されたポイントは5,000種類以上の商品と交換できる。さらに2023年12月からは長期保有特典として、500株以上を1年以上継続保有している株主には1年未満の保有株主よりも1割増でポイントを受け取れるようにしたほか、新たにポイント繰越制度も導入し、株主優待の拡充を行った。

加えて、創業39周年を記念し、「39(サンキュー)フェア」を実施している。毎年1月末と7月末の半期ごとに100株以上を保有する株主にQUOカード1,000円相当を贈呈し、半年以上保有した場合はQUOカード2,000円相当を贈呈する。会社は成長途上にあるとの位置付けから、当面は投資を重視するスタンスであるが、将来的には利益がしっかりと積み上がった段階で配当の検討を進めていく意向である。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水野文也)



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