ADワークスグループ Research Memo(2):セグメントは収益不動産販売事業とストック型フィービジネスの両輪
ADワークスグループ<2982>の事業セグメントは収益不動産販売事業、ストック型フィービジネスの2つのセグメントで区分されており、売上高、営業利益ともに収益不動産販売事業が大半を占めている。
収益不動産販売事業は、中古賃貸マンションやオフィス、商業ビル等を仕入れ、法的・物的コンディションを整えたうえで、リノベーションなどのバリューアップを施してから販売する事業である。仕入物件の主な対象エリアは中古マンションやオフィス等の賃貸需要が旺盛な大都市圏となる。1棟当たり10億円前後の中小規模のマンションやオフィスビルを仕入れ、バリューアップ後に事業法人や個人富裕層等に販売している。こうした物件は入居率が高く賃料収入が安定しているうえ、価格の下落リスクも比較的低いため、投資運用対象として適している。最近は、商業ビルやホテルを仕入れる機会も増え、取り扱う物件も多様化・大型化する傾向にあるほか、京阪神や福岡など西日本エリアへの展開も強化している。
多様な投資ニーズに対応するため、2018年からは不動産小口化商品「ARISTO」シリーズ、2025年からオフィス区分商品「ARISTO PLUS」シリーズの販売を開始し、顧客層の拡大に努めている。不動産小口化商品は、好立地の優良不動産(オフィスビル、商業ビル、レジデンス等)を最低出資金額500万円(1口100万円)から販売する不動産特定共同事業法に基づく不動産投資商品で、投資家は出資割合に応じて対象不動産を共同所有し、管理運営は同社が行う。一方、オフィス区分商品は賃貸ニーズの高い大都市圏の中小オフィスビルを仕入れ、1フロアごとに1~3億円の価格で投資家に販売する商品となる。投資家は区分所有権を持つことができ、管理運営は同社が行う。一般的な不動産と同様に購入時に借り入れができるためレバレッジを利かせた不動産投資が可能なほか、不動産小口化商品のように運用期間の定めがないため、長期保有できる点が特徴となる。このため、法人が自社利用を目的に購入するケースもある。販売チャネルは不動産小口化商品で構築した500社以上の提携金融機関並びに会計事務所等のネットワークを活用できるほか、不動産販売仲介会社もチャネルの一つとなる。投資運用利回りは、不動産小口化商品とほぼ同水準の3%前後を目安に商品設計している。
海外事業では、米国ロサンゼルス市内の物件を対象に収益不動産販売事業を行ってきたが、市場環境の変化や山火事の影響などもあり、現在は営業活動を中止している。海外戦略については、現在、対象地域も含めて再検討を進めている段階で、2026年内には新たな戦略を発表するものと予想される。
一方、ストック型フィービジネスは、販売用不動産を売却までに得られる賃料収入のほか、同社が保有・売却した物件に関するPM収入(建物の維持・管理受託、賃料・管理料徴収、テナント誘致等による手数料)、既存顧客への売買サポート手数料、不動産の相続対策に関するコンサルティング収入等で構成されている。同セグメントの利益の大半は賃料収入で、収益不動産残高が積み上がれば連動して増えるため、同社にとって安定収益源となっている。
そのほか、子会社の(株)エンジェル・トーチで2021年にCVC(コーポレート・ベンチャー・キャピタル)事業を、2022年にFA(ファイナンシャル・アレンジメント)事業をそれぞれ立ち上げた。FA事業では、先進的なファイナンスサービスに取り組む複数のベンチャー企業へ出資し、これらの企業が提供するサービスと自社の資金調達ノウハウ等を融合させることで、資金調達に課題を持つスタートアップ企業や未上場企業、上場企業に対して最適な資本政策を提案する資金調達支援サービスを展開している。また、新規事業として不動産クラウドファンディング事業や系統用蓄電所事業の立ち上げ準備を進めている。
2025年12月末時点の主な連結子会社は、国内3社、米国3社である。国内では、収益不動産販売事業等を主に展開する(株)エー・ディー・ワークス、CVC事業やFA事業を行うエンジェル・トーチ、クラウドファンディングを活用した資金調達等を行う(株)ジュピター・ファンディングがあり、米国では、収益不動産管理事業や不動産開発販売事業を行う子会社及びそれらを統括する事業統括会社がある。
なお、建築改修工事を行うスミカワADDについては、シナジー効果が限定的であったことや資本収益性の観点から、2025年7月に全株式を売却した※。また、(株)エー・ディー・パートナーズで展開していたPM事業のうち、外部オーナー向けについては2026年1月に事業売却し、自社保有物件のPM業務はエー・ディー・ワークスに移管した。また、米国ロサンゼルスで収益不動産販売事業を展開していたADW-No.1 LLCについては、金利が高止まりや2025年1月に発生した山火事の影響により火災保険料が上昇したほか、防火設備の強化を保険会社から求められるようになり、管理コストも上昇するなど費用負担が増加したことから、2025年11月にすべての保有物件の売却を完了したことに伴い解散を決定した。海外事業については、現在戦略の再検討を行っている。
※ 2024年12月期の売上規模は8億円強と業績への影響は軽微であった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<MY>
アウトカム・エコノミーの実践―ヴァーテージ、新たな調査結果を発表
エクソーラとゲームエイト、ゲーム攻略ガイドを販売窓口に変えて、プレイヤーとパブリッシャーを世界市場につなぐ
ビザ・ダイレクト、ステーブルコインを活用した送金サービスを開始、試験運用から本番運用へ移行
米大統領報道官を解任 経歴詐称疑惑、トランプ政権に打撃 米報道
【阪神】欠場の佐藤輝明「準備はしてましたけどね」森下翔太は代打出場で状態は「大丈夫」
イコラブ9周年コンサートで2万人熱狂「本当に『全ては=LOVE』」来年2月名古屋公演も発表
【欧州リーグ】「何の成果も得られなかった」途中出場した久保建英のポジション変更に現地紙指摘
【ソフトバンク】普段と変わらず「CSと同じ舞台で調整」福岡でどっしりと待ち構えて無傷3連勝
【DeNA】戸柱恭孝「本当にヒロミに尽きる」先発片山皓心を絶賛 好リードで阪神打線封じる
七瀬つむぎ初の写真集『つむぎ』表紙解禁!ゴスロリや着物、ショートヘア姿など多彩な魅力を収録
AIで写真加工できるツール10選!無料範囲と使い方も解説
おすすめPCをご紹介!注目の新製品・キャンペーン情報まとめ【2026秋】
キーワードを見つけて賞品ゲット!冬のプレゼントキャンペーン
「VIVANT」前半で衝撃事実が判明…X動揺「最悪すぎ」「完全に予想外」「ちょっと待って」
Perfumeかしゆか、トレードマークのぱっつん前髪からイメチェンに反響「おでこ!可愛い~」
【解説】日本ハムが日本Sに進出するには5勝が必要 今季から変わったルールとは
「学校の先生」24歳グラドル、ビキニ姿で前かがみ 美バスト強調ショットに「ワーオッ」歓声
「収入少なく」 我が家・杉山さん、ウインナー万引きで書類送検
女性人気ユーチューバーのXに、家族一同名義で「永眠致しました」と報告文掲載 最近心配の声も
モラタメにて「2024年台湾東部沖地震救援金」を受付中
キーワードを見つけて賞品ゲット!冬のプレゼントキャンペーン
ガーシー、錦織圭の元モデル妻の暴露にネット騒然「なんで結婚したんだろ?」
モラタメにて「2024年台湾東部沖地震救援金」を受付中
【高梨沙羅】まるで別人?白いビーチでのプライベートショットを公開
「まさか近所の方が…」 ノーベル賞に硤合さん、埼玉で喜びの声
大沢あかね「マジで芸能界から嫌われてる」芸人を実名告白「女性タレントの中では1位」
生成AIとは?仕組みや種類をはじめての人向けに解説
おすすめPCをご紹介!注目の新製品・キャンペーン情報まとめ【2026秋】
【2026年最新】パソコンの高騰はなぜ起きた?原因・今後の予測・安く買う方法を解説
大村知事「来てほしくなかった」 食事への不満投稿のタイ代表に

ADワークスグループ Research Memo(2):収益不動産販売事業とストック型フィービジネスの両輪で事業を推進
ADワークスグループ Research Memo(4):2026年12月期は戦略投資で減益を見込むも、2ケタ増収が続く
ADワークスグループ Research Memo(1):オフィス区分事業が急成長し、2ケタ増収ペースが続く見通し
ADワークスグループ Research Memo(1):不動産小口化商品が急成長、2025年12月期は大幅増収増益へ
ADワークスグループ Research Memo(4):好調な販売に合わせて仕入活動も積極推進、優良大型物件を獲得
ADワークスグループ---25年12月期2ケタ増収・最終利益は大幅増益、収益不動産販売事業が堅調に推移
TrueData Research Memo(2):2026年3月期は複数の大型案件が業績に寄与、パートナー協業も進展
芙蓉リース Research Memo(5):成長領域がけん引、事業分野別で堅調な展開が進む
2025年下期、日本の不動産投資額は10兆円規模を維持。円安環境と収益性の改善が取引活動を後押し
アズ企画設計 Research Memo(5):物件大型化、商品種別多様化の進展で不動産販売事業が成長ドライバーに(2)