ダイヘン:電力インフラの追い風と半導体装置向け需要が収益牽引、構造的強さを備えた総合電機メーカー
同社の競争優位性について、まずは事業ポートフォリオのバランスが挙げられる。自動車や一般産業向け需要が停滞しても、電力インフラや再生エネルギー投資が拡大する局面では確実に業績を支える。祖業である電力機器は依然として全体の約6割を占め、トップランナー制度対応の省エネ変圧器などで高シェアを維持している。また、高周波電源では半導体製造装置向けで国内40%・世界19%のシェアを持ち、生成AIを背景とした先端半導体投資が追い風となっている。さらに、建機や鉄鋼、エネルギー設備など多業種に販路を持つ点も安定性を高めている。欧州では溶接関連の現地企業を買収し、6社体制でシナジーを構築。米国でもオハイオ州のSIerを通じて自動車以外の分野に展開を進めており、地理的・産業的な分散が競合他社にない強みとなっている。
2026年3月期第1四半期は、売上高49,063百万円(前年同期比13.3%増)、営業利益3,163百万円(同3.5倍)と大幅な増収増益で着地した。主因は電力インフラ需要の拡大とコスト削減効果であり、銅など素材価格上昇を吸収した。セグメント別では、エネルギーマネジメントでは、再生可能エネルギー関連投資や受変電設備の更新投資が増加したことが寄与。FAは国内外での新規顧客開拓の取り組み成果により増加、売上高増加及びコスト削減により利益が改善した。MPは、高周波電源システムが生成AI用途の先端半導体関連投資等で堅調に推移。1Q進捗は順調に推移しており、トランプ関税など外部リスクは精査済みながらも想定より影響が軽微となっている。2026年3月期の通期業績見通しは、売上高230,000百万円(前期比1.6%増)、営業利益17,000百万円(同5.1%増)を据え置いている。
市場環境を見ると、再生可能エネルギーの導入拡大とGX投資を背景に、EMS(エネルギーマネジメントシステム)や蓄電池システムの需要は堅調である。2025年7月にはCATL社と定置用蓄電池の供給契約を締結し、EMS事業拡大の基盤を強化した。需給調整市場や太陽光出力抑制対策で蓄電池併設需要が増しており、低騒音・省スペース設計のパッケージ型製品を武器に拡販を進めている。FA市場は米国関税政策の不透明感が残るが、人手不足・賃金上昇を背景に自動化需要は底堅い。協働ロボット「FD-VC8」や自律搬送台車「AiTran500」など新製品の市場投入を進めており、今後の受注動向が注目される。MP市場では半導体分野が引き続き成長ドライバーであり、生成AI普及による高性能メモリ・ロジック投資が同社の高周波電源・真空ロボット事業を支えている。特に半導体向けの高周波電源は生成AI用途や先端パッケージ工程向けの拡販が続く見込みで、長期的には需要増が想定しやすい。四変テック香川工場では産業用油入変圧器の新工場を建設中(2026年10月完成予定)で、生産能力を従来比1.7倍に拡大。データセンターや半導体工場向けの大容量変圧器需要に対応する方針である。大形変圧器についても2029年納入分(今年度受注分)から段階的に約1.3倍の増産体制を目指していく。
中期経営計画(2026年度)では、「脱炭素社会の実現」「労働力不足の解消」「デジタル化の推進」を3本柱に掲げ、数値目標としては2026年度に売上高2,500億円以上、営業利益率10%以上、ROE12%以上、2030年度には売上高3,000億円、営業利益率12%以上、ROE12%以上。電力需給調整市場の拡大に加え、太陽光発電所の出力抑制対策として当社独自のエネルギーマネジメントシステムや蓄電池パッケージの追加併設ニーズが高まっており、旺盛な需要を取り込んでいく。実際、電力分野は注文が飽和しているようで、生産体制をいかに整えるかが鍵となっており、四国新工場を軸に余剰スペースと人員確保など生産体制の整備を急ぐ姿勢を示している。また、国内初となるマルチ電圧対応の超急速充電器の市場投入が進む予定で、同製品の拡販にも注目が集まろう。そのほか、欧米でのSIer買収によりFA・溶接事業の海外売上倍増を目指しており、米国ではオハイオ州を拠点に自動車・一般産業双方をカバーする布陣を構築している。
株主還元については、2025年3月期に1株当たり165円を実施し、2026年3月期は168円へ増配を予定する。配当性向30%以上を堅持しつつ、営業利益の1%を社会貢献へ、コストダウン成果の50%を社員へ還元するという独自方針を掲げており、従業員・地域・投資家の三方よしの利益循環を目指している。
総じて、ダイヘンは電力インフラ・自動化・半導体という異なる成長領域を一社でカバーできる稀有な企業である。短期的には半導体市況の一服や自動車投資の停滞リスクはあるものの、電力・インフラ投資の底堅さが全社業績を支えており、セグメント間の分散が安定成長をもたらしている。2030年に向けた電力需給逼迫、データセンター新設、AI半導体の拡大といった社会構造変化の波に確実に乗れる事業ポジションを有しており、今後も電力インフラを核に持続的な利益成長が期待できる。堅実なオペレーション体制は同社の伝統的な企業風土を体現しており、景気循環を超えた中長期安定型の成長企業として注目したい。
<FA>
国民民主・玉木代表「個人商店」脱皮し「全員野球」の党を目指す/代表選インタビュー
ITC InfotechとHappiest Minds Technologiesが戦略的統合、将来に備えた大規模なAIファーストのグローバル技術サービス企業を創出、FY28までに売上高10億米ドルへ[1]
奈良病院システム障害、原因はサイバー攻撃でなく… 調査結果
藤原季節、プロボクシング初陣で1回TKO負け「全く甘くない世界」今後は「少し考える」
長期金利上昇、一時2.950% 約29年11カ月ぶりの高水準
電柱の写真撮影でアマギフもらえる? NTT東Gの参加型ゲーム
「しにゃんとニャンコ」着ぐるみお披露目 川エビ取りポーズで
トランプ氏、イランに「激しい打撃加える」 定期的な攻撃も検討
アイドルグループメンバー、たわわ大胆露出カット公開に「真夏の果実や」「凄い迫力」ファン歓喜
AKB48の17期生平田侑希、事務所移籍を報告「より一層成長していきたい」
「りくりゅうペアや星野真里さんを不快に感じている方々へ」54歳タレントが呼び掛け
キーワードを見つけて賞品ゲット!冬のプレゼントキャンペーン
モラタメにて「2024年台湾東部沖地震救援金」を受付中
近藤真彦、田原俊彦との“不仲説”を直撃質問され回答「だって…」
「しにゃんとニャンコ」着ぐるみお披露目 川エビ取りポーズで
伊達みきお「脳梗塞」コンビのTVレギュラー8本、29日生ラジオ、放送界は対応追われる
長期金利上昇、一時2.950% 約29年11カ月ぶりの高水準
【高梨沙羅】まるで別人?白いビーチでのプライベートショットを公開
【全文】西野亮廣、先輩芸人への「訴訟予告通知」発表 法的措置を検討「私に対し激しい暴力を」
安住紳一郎アナ「私も張り倒したい」衝動に駆られる出来事を告白「横でそういう会話聞いたら…」
鈴木宗男氏、駐露大使を批判 プーチン氏の北方領土訪問巡り
星組トップ暁千星 暁ラーマが主人公として帰ってくる 瑠風ビームに「同期ならではの安心感」
【広島】バッテリー乱れ6回に3失点…捕逸の石原貴規「ボクが捕れなかっただけ」松本竜也も猛省
“9頭身美ボディー”斎藤恭代「着てます。たぶん。」ボディーあらわ投稿に「安心できない」
【甲子園】横浜ラストミーティングで小野舜友主将が流した涙…12月の主将クビ宣告から建て直し
【甲子園】智弁和歌山 決勝戦を前に中谷仁監督「智弁和歌山らしく、打ち勝ちたい」
久保建英、今季開幕戦に先発も見せ場作れず Rソシエダード、ベティスに0-1黒星スタート
【甲子園】日南学園・谷口銀次郎 横浜・織田との対戦で芽生えた決意 母の教え守り聖地帰還誓う
【広島】2試合連続&今季14度目ゼロ封負け 8月ビジター6戦全敗&41イニングゼロ行進
【中日】細川成也4年連続20号「先制点を取りたかった」ドーム開場97年以降、球団史上4人目

ナ・デックス:メーカー・商社・SI機能を併せ持つ、PBR0.4倍台かつ配当利回り3%超え
椿本興業:100年以上続く老舗の機械商社、業績好調ななか株価の上昇基調続く
ニデック:新経営体制がスタートして1年、中長期成長戦略は順調に進行中
ダイハツインフィニアース:舶用エンジン国内トップシェア、株価は過去最高値更新続く
富士電機:エネルギー・産業ソリューション強化で持続成長へ
ダイハツインフィニアース:株価一時調整も再評価余地大きい、造船関連銘柄としても注目
古野電気:舶用製品でグローバルニッチトップ、直近株価好調もバリュエーションに割高感は乏しい
大井電気:電力DX時代の通信インフラを支える企業、PBR0.7倍台で推移
たけびし Research Memo(1):2026年3月期の売上高・各利益は過去最高。2027年3月期は増収増益を計画
荏原製作所:海外売上比率は60%超え、ベンチマークは時価総額10兆円超えるグローバル企業