ニデック:新経営体制がスタートして1年、中長期成長戦略は順調に進行中
同社の強みは、精密モータ分野を起点とした多角的事業展開と、圧倒的な技術・生産力にある。精密小型モータでは、HDD用スピンドルモータにおいて金額ベースでは8割超を占有する。グローバルな大量生産体制によるスケールメリットを活かし、高い利益率を維持している。既存事業である車載モータ分野では、世界首位のEPS・ブレーキ用モータをはじめ多様な電動化製品、地域横断の統合オペレーション、組織間シナジー、E-Axle量産体制で競争力と収益性を高めている。また、家電・商業・産業用モータでは高効率ブラシレスDCモータやBESS、大型モータ、発電機など幅広い製品群で省エネ・再エネ需要に対応し、家電から産業・次世代モビリティまで成長分野で強みを発揮している。以上のように、事業ごとのリスク分散と技術の組み合わせにより、他社にはない独自の競争力を築いている。
前期2025年3月期は、売上高253,299百万円(前期比14%増)、営業利益9,324百万円(同998.6%増)で大幅増収増益となり、過去最高を更新した。岸田氏が社長兼最高経営責任者(CEO)に就任後、新経営体制がスタートして1年、One Nidecをキーワードにグループ一体化経営の実現を目指し、技術・製品・人材のグローバルベースでの融合をはじめ各種の施策を強力に推進する体制を整えてきた。精密小型モータはHDD用モータ需要の回復とAIデータセンター向け水冷モジュール拡販が寄与。車載は中国BEV市場の競争激化に対応し収益性重視へ転換、不採算受注制限や部品単体ビジネスを推進。家電・商業・産業用は発電機やBESS、大型モータ需要増に対応し生産能力増強と保守サービス強化を実施。機器装置も品質強化や営業一体化でシナジーを発揮し、市況回復の兆しが出ている。また、M&Aに関しては、スクロールコンプレッサーメーカーである中国Xecom社の持分取得が完了し、エンブラコのレシプロ式に加え、シェコムのスクロール式取得に伴い空調及びヒートポンプ市場の新規分野へ参入を開始した。
同社は、イタリアの子会社で貿易取引上の問題による調査のため25年3月期連結決算の監査報告書をまだ受領できていない。ただ、追加調査については、今後同様な問題を発生させないために、想定よりも期間をとって入念に調査を行っているようだ。追加調査を継続しているため、4-6月期の業績は通常の四半期決算ではなく業績速報値として開示した。開示された2026 年3月期第1四半期の業績速報値は、売上高637,889百万円(前年同期比1.6%減)、営業利益61,450百万円(同2.3%増)と600億円程度の市場予想は上振れた。データセンター向けにハードディスクドライブ(HDD)用モータや水冷装置の販売が伸びた一方で、為替の変動が重しとなった。通期予想の売上高2,600,000百万円、営業利益260,000百万円は据え置かれている。現地生産も進めていることで、米関税率の変化による大きな変化はないようだ。
市場環境に関して、同社の事業には一部季節性があるが、多角化により全体業績への影響は限定的である。例えば空調用モータは第3四半期に需要が落ち込み、第4四半期に反動増が見られる。一方、HDD用モータはクラウド用途が中心で季節性が薄い。マクロ環境では、EVシフトや脱炭素、AI・5G普及、新興国の家電・車普及が追い風となる。円安も業績を下支えする要因であり、全体として中長期的に成長を促す市場環境が整っている。一方、グローバルに事業を展開している同社は、米国政府における関税対策による影響が考えられるが、先手を打って抜本的な収益構造の改善を行っているほか、売上高に依存しない収益構造とすることにより2024年度の過去最高売上水準を維持し、二桁の営業利益率を目指す。
同社は新中期経営計画「Conversion2027」で、2027年度に売上高2.9兆円、営業利益3,500億円、営業利益率12%、ROIC12%を掲げている。2025年度より事業再編・拠点統廃合・人員削減など収益構造の抜本的転換を図り利益率の改善を実現するため、(1)高収益構造への転換(不採算・ノンコア事業の見直し、材料費削減、品質向上、拠点統廃合や製造間接人員削減、DX・自動化への戦略投資)、(2)成長を支える「事業5本柱」への転換(AI社会、サステナブルインフラ・エネルギー、産業生産効率化、より良い生活、モビリティイノベーション)、(3)真のグローバル体制への転換(CxO制強化、役員スリム化、「フェロー」や「理事」制度の導入によるリーンな体制構築)を目指す。
同社は、売上高の半分強で営業利益の約9割を稼ぐ構造となっていた。変動費1,000億円の体質改善に、まずは不採算事業やノンコア事業の見直しから着手を開始しており、「OP率10%以下」の売上高の事業は縮小、「OP率5%以下」の売上高の事業は大幅に縮小・撤退する。成長ドライバーにはEV向けE-Axle、BESS(蓄電システム)、高効率モータなどが位置づけられており、既存事業とのシナジー強化と地域ごとの地産地消モデルによる展開を進める。また、同社グループの技術優位性と高い品質力で、高付加価値領域を更に取り込み伸ばしていくようで、スマイルカーブ理論を展開。上流のインテリジェンスから下流のアフターサービス/メンテナンス領域もしっかりと取り込んでいく方針を示している。
株主還元では、「安定配当と成長投資の両立」を基本方針としており、配当性向30%を目処に安定的・継続的な配当を実施。加えて、機動的な自社株買い枠を設定し、株主価値向上にも積極姿勢を示している。今後も利益成長に応じた段階的な増配が期待される。総じて、事業再編・拠点統合・人員削減など収益構造の抜本的転換を図り、利益率の改善を進めている同社の今後の動向には注目しておきたく、株価の段階的に戻り基調を強めていきそうだ。
<FA>
【2日の風、薫る】直美は取り締まりを求めて内務省衛生局の柳生を訪ねるが…
「風、薫る」爆速展開で美津=水野美紀がナレ死…“粗悪なライバル会社”のうわさも
「しにゃんとニャンコ」着ぐるみお披露目 川エビ取りポーズで
1歳の女の子が『犬を愛しすぎた』結果→お散歩終わりのお風呂にも来て…あまりにも尊い『ふたりの世界』が44万再生「天国」「おてて繋いでる」
トーク最強の小藪一豊と霊長類最強の吉田沙保里が“手数料の壁”をぶち破って登場! 新ふるさと納税ポータルサイト「ふるコミ」発表会
ハーゲンダッツ新作|GREEN CRAFT ミニカップに『黒ごま&きなこ』が登場♪濃厚なコクと豊かな香りがご褒美級!
【パ入れ替え&2軍情報】ソフトバンク山川穂高2軍で復帰へ、日本ハム伊藤大海は再調整で抹消
ホテル立山、8月31日をもって宿泊営業終了
村上宗隆のホワイトソックスがPSに向け最終補強、トレードでファムら2外野手獲得
藤田ニコル、心中告白「いつXやめようかな~って定期的に悩む」
モラタメにて「2024年台湾東部沖地震救援金」を受付中
キーワードを見つけて賞品ゲット!冬のプレゼントキャンペーン
伊達みきお「脳梗塞」コンビのTVレギュラー8本、29日生ラジオ、放送界は対応追われる
【全文】西野亮廣、先輩芸人への「訴訟予告通知」発表 法的措置を検討「私に対し激しい暴力を」
【高梨沙羅】まるで別人?白いビーチでのプライベートショットを公開
近藤真彦、田原俊彦との“不仲説”を直撃質問され回答「だって…」
佐藤沙織里都議が辞職表明、YouTubeで 25年6月に初当選
「まるで海のよう」 一変した富山・氷見の景色 大雨特別警報
伊藤かずえ、愛車シーマの“最新”走行距離写真を公開「すごーい」と驚きコメントも
赤根所長「ICCは決して負けない」 制裁で既にクレカ使えず
鈴木宗男氏、駐露大使を批判 プーチン氏の北方領土訪問巡り
星組トップ暁千星 暁ラーマが主人公として帰ってくる 瑠風ビームに「同期ならではの安心感」
【広島】バッテリー乱れ6回に3失点…捕逸の石原貴規「ボクが捕れなかっただけ」松本竜也も猛省
キーワードを見つけて賞品ゲット!冬のプレゼントキャンペーン
モラタメにて「2024年台湾東部沖地震救援金」を受付中
“9頭身美ボディー”斎藤恭代「着てます。たぶん。」ボディーあらわ投稿に「安心できない」
【甲子園】横浜ラストミーティングで小野舜友主将が流した涙…12月の主将クビ宣告から建て直し
【甲子園】智弁和歌山 決勝戦を前に中谷仁監督「智弁和歌山らしく、打ち勝ちたい」
【高梨沙羅】まるで別人?白いビーチでのプライベートショットを公開
久保建英、今季開幕戦に先発も見せ場作れず Rソシエダード、ベティスに0-1黒星スタート

シキノハイテック:半導体信頼性試験装置のニッチトップ、非車載・グローバルを拡大し収益性を強化
ナ・デックス:メーカー・商社・SI機能を併せ持つ、PBR0.4倍台かつ配当利回り3%超え
ニフコ:プラスチックファスナー起点にグローバルに事業展開、利益率向上を推進
大崎電気工業:第2世代スマートメーター投入目前で再加速必至、トップメーカーの成長シナリオ
三菱瓦斯化学:半導体製造工程で欠かせない企業、ICT3事業に注力してPBR1倍割れ改善へ
オーハシテク Research Memo(5):2026年3月期は円高を織り込んだ前提に基づき、減収増益を見込む
太洋テクノレックス:精密加工技術を核にFPCと産機が牽引、事業ポートフォリオ変革が進行
リガク・ホールディングス:X線計測技術を軸に拡大続く高付加価値プラットフォーマ―
古野電気:舶用製品でグローバルニッチトップ、直近株価好調もバリュエーションに割高感は乏しい
椿本興業:100年以上続く老舗の機械商社、業績好調ななか株価の上昇基調続く