矢作建 Research Memo(3):2025年3月期は増収となるも、前期の産業用地売却益の反動減で減益
矢作建設工業は2025年3月期、売上高140,699百万円で前年同期比17.4%増となったが、営業利益が9.0%減少し減益となりました。建築事業が好調で、売上高が86,529百万円と32.2%増加し、過去最高を記録しました。一方、利益面では前期の産業用地売却益の反動減や人件費増加が影響しました。土木事業と不動産事業も増収を維持しましたが、一部の前期特需の反動で売上総利益率が低下しました。一方、受注高は146,182百万円と過去最高を更新しました。特に建築事業が好調で、民間工事が大部分を占めます。このような状況下で、需要と供給のミスマッチが続く中、施工能力を持つ企業にとっては好機となります。
1. 2025年3月期の業績概要
矢作建設工業<1870>の2025年3月期の業績は、売上高140,699百万円(前期比17.4%増)、営業利益8,654百万円(同9.0%減)、経常利益8,616百万円(同10.1%減)、親会社株主に帰属する当期純利益5,643百万円(同12.7%減)となり、増収減益の決算となった。売上高は、建築事業を中心に施工の進捗が順調に進んだことを主な要因として、過去最高を更新した。一方、利益面では、前期に計上された産業用地売却益の反動減や、人件費の上昇といったコスト増加が影響し減益となった。
主力の建築事業は好調、売上総利益率も上昇に転じる
2. 事業別動向
(1) 建築事業
建築事業は、売上高86,529百万円(前期比32.2%増)、売上総利益4,676百万円(同40.0%増)となった。コロナ禍を経て、民間建築需要や設備投資の回復を背景に、大型物流施設等のプロジェクトが順調に進捗したことにより増収となり、同事業として過去最高の売上高を更新した。用途別では、一般建築工事が68,566百万円(同40.4%増)、マンション工事が17,963百万円(同8.1%増)であった。利益面では、増収効果に加えて売上総利益率が5.4%(同0.3ポイント上昇)に改善したことが寄与して増益となった。2024年3月期は、建築資材高騰の影響により受注時と仕入時の価格の乖離が収益を圧迫していたが、インフレを反映した価格転嫁が進んだこと、さらに顧客とともに価値を創出するプロジェクト推進の成果が奏功した。
(2) 土木事業
土木事業は、売上高32,172百万円(前期比4.6%増)、売上総利益6,159百万円(同1.4%減)となった。宅地造成工事や鉄道高架化工事などの民間工事が伸長し増収となった。用途別では、官庁工事が12,361百万円(同0.9%増)、民間工事が16,031百万円(同7.9%増)、PW工事が3,778百万円(同3.2%増)といずれも堅調に推移した。利益面では、2024年3月期において一部大型工事で大幅な変更増額による利益の獲得があった反動もあり、売上総利益率は19.1%(同1.2ポイント低下)と若干低下して、減益となった。ただし、依然として良好な利益水準を維持している。
(3) 不動産事業
不動産事業では、売上高が21,997百万円(前期比6.8%減)、売上総利益は8,580百万円(同16.0%減)となった。前期の大府東海開発プロジェクト1号宅地売却に伴う売上・利益の反動により、減収減益となった。ただし、同プロジェクト2号地の売却もあり、2023年3月以前との比較では、引き続き高水準を維持した。売上高の内訳は、分譲マンション事業が7,583百万円(同4.5%増)、不動産販売が9,931百万円(同16.8%減)、その他が4,483百万円(同1.8%増)であった。分譲マンション事業では、2025年3月期に完成引渡しを迎えた物件の販売が順調に推移し、183戸(同23戸増)を販売した。
なお、大府東海開発プロジェクトは同社にとって過去最大規模の開発プロジェクトである。愛知県大府市と東海市にまたがる23万平方メートルの工業団地開発として、同社は2017年3月期から土地の取りまとめを開始した。2024年3月期には造成工事と1号宅地の販売を完了した。同年度から建築工事が始まり、2号宅地の販売も進めている。既に売却を完了した1号宅地と2号宅地における収益は、完成工事高・不動産事業等売上高の合計で約1,000億円を見込む。
受注環境は良好、受注高・次期繰越高とも4期連続で過去最高を更新
3. 受注の状況
同社が所属する土木・建築業界では、コロナ禍を経た民間設備投資の回復が続いており、特に建築分野では底堅い需要が見られる。土木分野においても、国土強靭化計画に関連した公共工事が各地で進められており、堅調な受注環境が続いている。一方、慢性的な施工キャパシティ不足が続いており、需要と供給のミスマッチが生じている。こうした環境は、施工能力を確保している企業にとっては大きな機会となっており、同社にとっても追い風となっている。
(1) 受注高
2025年3月期の受注高は、建築事業・土木事業とも複数の大型工事を受注し、146,182百万円(前期比8.3%増)と4期連続で過去最高を更新した。事業別では、建築事業は民間工事がほぼ100%を占めており、内訳はマンション工事が14.7%、一般建設工事が85.3%となった。一般建設工事は前期比若干の減少(0.9%減)となったものの、中部圏に加えて、首都圏でも大型建築案件を受注し、依然として高い水準を維持した。土木事業では、過去より官民拮抗した受注高を確保しているが、民間(PW工事含む)が25,889百万円(同67.8%増)と大幅に伸ばした。なおPW工事の受注も底堅く推移している。
(2) 次期繰越高
2026年3月期以降の売上高に寄与する次期繰越高は、2025年3月期末の時点で163,985百万円(前期比18.7%増)と、受注高と同じく4期連続で過去最高を更新した。内訳は官庁が14.1%、民間が85.9%である。事業別では、建築事業は民間がほぼ100%、土木事業は官民おおむね半々となっている。なお、受注から完成工事までの期間は、プロジェクトの規模や建物の構造等によるものの、建築事業・土木事業ともに1.5〜3年が平均となっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 渡邉俊輔)
<HN>
熱帯低気圧が発達し台風8号が復活
福岡・大牟田の化学工場から漏れたのは「塩素系のガス」
ドジャースがツインズのベーダーの獲得に興味「コンフォートの成績が…」複数メディアが報じる
フリック監督「サプライズだった」急転来日にも「素晴らしい国で良い試合ができた」神戸も評価
佐賀・伊万里の強盗殺人事件 技能実習生の24歳男性を逮捕 県警
27歳人気YouTuberいけちゃん謝罪、箕輪厚介氏との一部不倫報道に「未熟な行動により」
「鳥人間」初MCの佐々木希「涙も流しすぎました」バードマンの熱戦を見守る
渋谷凪咲、ドラマ共演の“愛犬ジャック”との密着ツーショットにファンメロメロ『二人とも可愛い』『可愛い過ぎる』
【阪神】近本光司が左前適時打「なんとかしようと思っていた」打率リーグ3位浮上、2位は中野
【阪神】湯浅京己「絶対ランナー返さない」高橋遥人の今季初勝利へワンポイント起用に応える
女性の心肺蘇生した男性教授に「胸触った」と非難の声 車いすアイドル憂う「日本以外でも…」
ユーチューバーもこう氏、元彼女・成海瑠奈について赤裸々告白
ミスFLASHグランプリ、大胆なビキニ姿に「はみ出しそう」フォロワーもん絶
太川陽介、妻・藤吉久美子の衝撃行動に「動機はいいのよ」評価も「その後が伴わない」
37歳元アイドル、10年ぶりのグラビアに挑戦 ブラひもチラ見せオフショット「凄まじい色気」
ゆうちゃみ激変、清楚ギャル姿公開「言葉失う美しさ」「二刀流」「佐々木希と見間違えた」
明石家さんま「高いと思い込んで生きてほしかった」 61歳俳優に贈った扇子がお宝鑑定
大谷翔平、異例の敬遠策からサヨナラのホームへ滑り込む 9回2死一塁からまさかの申告敬遠
GACKT、大物俳優が「読めよ!」と“異常な圧”で著書送ってきたことを実名告白
手塚理美、自宅で「全裸男と遭遇。怖かった」通報も警察の対応に疑問「日本の治安は何処へ」
平子理沙、すっぴん自撮りに疑問の声が続出「加工フィルター使ってる」
二階堂ふみが結婚!?お相手が衝撃的過ぎてネット民「マジか・・・」
再婚した旦那に不倫されてしまった飯島直子(51)衝撃的過ぎる黒歴史が発覚する事態に
ガーシー、みちょぱ反論に対抗で大倉士門の再暴露を投下「士門クズ過ぎる」
【ネタバレ?】史実で見るキングダムの今後の展開まとめ〜中華統一までの全体像
ゲーミングPCを買う場所は店舗購入とネット通販どっちがおすすめ?
ユーチューバーもこう氏、元彼女・成海瑠奈について赤裸々告白
遠野なぎこさん死去 朝ドラ「すずらん」ヒロイン、バラエティーでも活躍 最近は摂食障害など告白
女性の心肺蘇生した男性教授に「胸触った」と非難の声 車いすアイドル憂う「日本以外でも…」
【おすすめアニメ50選】完結済み!定番から最新作まで!

矢作建設工業---25年3月期は2ケタ増収、建設事業の売上高が順調に推移
矢作建 Research Memo(1):2026年3月期は売上高・各利益とも最高業績を見込む。中期経営計画も達成へ
三機工業---25年3月期2ケタ増収増益、全てのセグメントで売上高が増加
大豊建 Research Memo(5):経常・最終利益は増益の計画構造改革を進め収益基盤の整備へ
美樹工業 Research Memo(8):大型物件工事が進捗、大幅増収増益へ
橋本総業ホールディングス---25年3月期は増収増益、全てのセグメントで増収を達成
美樹工業---3Q減収なるも、住宅事業の売上高・利益が順調に増加
美樹工業 Research Memo(7):2024年12月期は、大型物件工事の着工時期遅れなどにより厳しい業績に
【矢野経済研究所プレスリリース】国内建設8大市場に関する調査を実施(2025年)~2023年度の国内建設8大市場規模は、前年度比104.8%の24兆2,989億円、工場、物流倉庫の需要、建設費が高騰~
エヌ・シー・エヌ Research Memo(5):非住宅分野の業績が回復し黒字化(1)