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ワコム Research Memo(8):株主還元は年間22円下限の累進配当と自己株式取得により総還元性向50%以上へ


ワコムは、新中期経営計画「Wacom Chapter 4」に基づき、累進配当と自己株式取得で総還元性向50%以上を目指します。年間配当は22円を下限とし、2025年3月期には前期比2円増の22円とする計画です。自己株式の取得も進め、前計画「Chapter 3」では75億円を実施しました。2026年3月期も同額の配当を見込みます。1983年に設立されたワコムは、クリエイター向けペンタブレット市場でのリーダーであり、デジタルペン技術は成長の基盤を成しています。

*13:38JST ワコム Research Memo(8):株主還元は年間22円下限の累進配当と自己株式取得により総還元性向50%以上へ ■ワコム<6727>の株主還元

将来の事業展開と経営体質の強化のために必要な内部留保を確保しつつ、安定した配当の継続と機動的な自己株式取得を実施することを基本方針としている。新中期経営計画「Wacom Chapter 4」では、累進配当をベースとして自己株式の取得も組み合わせた総還元性向50%以上を目指す新たな株主還元策を公表した。

2025年3月期の配当については、前期比2.0円増配となる1株当たり22.0円(期末)、自己株式の取得については、前中期経営方針「Wacom Chapter 3」における自己株式取得方針の一貫で75億円を実施した。そして、新たな株主還元策が適用される2026年3月期の配当については、現時点で前期と同額の1株当たり22.0円(中間11.0円、期末11.0円)を予想している。


■会社概要

クリエイター向けペンタブレット市場を確立、テクノロジーソリューション事業が成長をリード

同社は1983年に埼玉県上尾市で設立された。社名は「ワールド」と「コンピュータ」に由来している。また「WA」には「人とコンピュータの調和」、「COM」には「コミュニケーション」や最近は「コミュニティ」の意味も込められている。1984年には世界初のコードレス・ペンタブレット製品を発表した。1987年にはプロフェッショナル用グラフィックス・ペンタブレットの「SDシリーズ」が発売され、ウォルト・ディズニーに映画制作で使用された。その後も地道に製品の改良を重ね、クリエイター向けペンタブレット市場では、2000年代以降マーケットリーダーとしての地位を確立した。

1991年にはペン・センサーコンポーネント分野(現 「テクノロジーソリューション事業」)にも進出した。同社のデジタルペンやコントロールIC、タッチパネル等の部品やモジュールを完成品メーカーにOEM供給しており、タブレット・ノートPCやスマートフォン向けの市場拡大に乗って急成長を遂げた。

証券市場には2003年4月に日本証券業協会JASDAQ市場に上場した後、2005年12月に東京証券取引所第1部に上場して現在に至る(2022年4月より東証プライム市場へ移行)。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)

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