starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

SOLIZE Research Memo(11):業績変動の影響を受けない株主資本配当率を採用


SOLIZEは、株主還元策として安定的な配当を行うため、株主資本配当率(DOE)を採用しています。この方式により、業績変動に影響されずに継続的な配当を実施しています。具体的には、前年末の連結純資産の2.5%を目安に配当を決定し、2024年12月期は減益にも関わらず、配当額を増加させました。2025年12月期には更なる増配が見込まれており、その配当性向は82.5%に達する見込みです。また、SOLIZEの配当利回りはプライム・スタンダード・グロース市場の業種や産業平均を大きく上回っています。これにより、投資家からも高く評価されると考えられます。設備投資の必要性が低く、現金及び預金が増加することから、株主還元の余力についての懸念はないとされています。

*12:11JST SOLIZE Research Memo(11):業績変動の影響を受けない株主資本配当率を採用 ■株主還元策

SOLIZE<5871>は株主還元策として配当を実施している。配当の基本方針としては、株主に対する利益還元を経営の最重要課題の1つと位置付けており、将来の事業展開のための内部留保を確保しつつ、安定的に配当を行うこととしている。このような基本方針のもと、株主資本配当率(DOE:Dividend on equity ratio)を採用し、年間の配当額は前期末の連結純資産の2.5%程度を目安としており、利益変動による配当への影響はない。

この結果、2024年12月期は減益決算でありながら1株当たり配当は前期比3.0円増の47.0円を実施し、配当性向は93.7%であった。また、2025年12月期の1株当たり配当は55.0円と同8.0円の増配、配当性向は82.5%になる見通しである。2024年3月期のプライム・スタンダード・グロース市場に上場するサービス業平均の38.8%、全産業平均の32.6%を大きく上回る。業績見通しにかかわらず、連結純資産の増加に伴い安定的に増配を続ける経営姿勢は、投資家も評価すると弊社では考える。2025年12月期も先行投資を継続するが、その投資が収益に転ずることを待つことができる高い配当利回りと言えよう。なお、同社では大きな設備投資は必要なく、利益に応じて現金及び預金が積み上がっていくため、株主還元余力については懸念がないと弊社では考える。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希)

<HN>
    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2025
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.