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SOLIZE Research Memo(10):メイテックは厳密な意味での類似企業でない


SOLIZEは、主に製造業向けの技術者派遣ビジネスであるメイテックグループホールディングスやアルプス技研と競合していますが、同社のビジネスモデルはこれらとは異なります。SOLIZEはオンサイトおよびオフサイト支援を行い、3Dプリンターを含むマニュファクチュアリング事業も展開しています。メイテックとアルプス技研は9割以上の事業が技術者派遣であり、JMCのように鋳物産業向けの企業とはターゲット市場が異なります。SOLIZEの中長期の成長目標としては、2027年に売上400億円、2033年に売上1,000億円を目指しており、これらの成長戦略を評価すれば、会社の市場評価に影響を与える可能性があります。特に、メイテックやアルプス技研の市場平均PERが参考にされることが予想されます。

*12:10JST SOLIZE Research Memo(10):メイテックは厳密な意味での類似企業でない ■類似企業比較

● 類似企業との比較
SOLIZE<5871>の競合先としては、製造業向けを中心とした技術者派遣ビジネスでは、メイテックグループホールディングス<9744>、アルプス技研<4641>等が挙げられる。これらの企業は事業の9割以上が技術者の派遣であり、オンサイト支援及びオフサイト支援を提供する同社のビジネスモデルとは異なる。また、マニュファクチュアリング事業の3Dプリンター分野では、JMC<5704>等が競合先となるが、JMCでは売上高の大部分が鋳物産業向けであり、大手製造業を中心にサービス提供する同社とはターゲット市場はもちろん、サービスの規模感や幅も大きく異なっている。

ただ、メイテックグループホールディングスやアルプス技研がどのようにマーケットから評価されているのかを確認することは、同社の中長期の成長戦略が達成された際の時価総額をイメージすることに一定の用をなす。同社の中長期目標の開示は売上高のみであるが、利益率で一定の仮定を置いた場合、2027年12月期で売上高400億円が会社側の目標、そこに営業利益率4%を仮置きするとPERで8.5倍程度が試算される。同様に2033年12月期で売上高1,000億円、営業利益率10%を仮置きするとPERで1.4倍程度となる。メイテックグループホールディングスやアルプス技研の今期予想平均PERは15倍である。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希)

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