井関農 Research Memo(1):プロジェクトZが着実に進捗し、2025年12月期は増益転換へ
井関農機は、農業機械の専業メーカーとして、国内外で幅広い商品を提供し、特に「技術力」「営農提案・サポート力」「連携によるイノベーション」の強みを活かしています。2023年に開始した「プロジェクトZ」は、事業構造改革を進めており、生産最適化やコスト削減が順調に進行。欧州などの海外市場や成長セグメントに経営資源を集中させています。2025年には米価水準の高どまりやアジア市場の回復により、売上高の増加と二桁の増益が見込まれており、プロジェクトZの効果が本格化。これにより、営業利益率やROEの向上を目指しています。
1. 幅広い商品ラインナップを提供する農業機械専業メーカー
井関農機<6310>は、稲作や畑作に用いられるトラクタやコンバインなど農業機械の総合専業メーカーである。ホビー向けからプロ向けまで幅広い商品をラインナップしており、稲作や畑作において機械化一貫体系※を構築、また農業人口の減少や少子高齢化といった社会問題に対して、ロボットやICTなどの先端技術を活用した農業機械の投入も進めている。海外の売上高は日本国内の約半分の規模に達し、アジアでは日本と同様に一般農家や農業法人など大規模農家に向け、欧州や北米では景観整備業者やホビー農家、一般消費者などに向け、自社製品やアフターサービスを提供しているほか、仕入商品やOEM製品の販売なども行っている。国内では「さなえ」ブランドの田植機が有名で、欧州では乗用芝刈機などの景観整備用機械の評価が高い。
※ 機械化一貫体系:育種・育苗~耕うん・畝立て~移植~管理・防除~収穫・調整・運搬といった農業プロセス全体を体系化した機械(群)。安定生産、収穫量増加、品質向上、省人化、時間短縮など生産性向上につながる。
2. 強みは「技術力」「営農提案・サポート力」「連携によるイノベーション」
同社の国内シェアは第3位と言われている。また、売上高が市場規模に対して大きいと言えない海外に関して、同社は成長領域と捉えている。こうした農業機械市場における同社の強みは、画期的な農業機械を開発してきた「技術力」、ハード(農業機械)とソフト(営農情報)の両面から顧客を支援する「営農提案・サポート力」、国内外で様々なパートナーと連携して付加価値を生み出す「連携によるイノベーション」の3つがあり、それぞれの強みが相互作用することでより大きなシナジーを生んでいる。したがって、大規模農家を中心にニーズが高まっているロボットやICTといった先端分野は、同社が強みを発揮しやすい領域と言える。
3. プロジェクトZはおおむね順調に進捗
同社は2023年11月、次の100年に向けて「変革」の土台を整えるため、聖域なき事業構造改革に向けて「プロジェクトZ」を発足させた。「生産最適化」「開発最適化」「国内営業深化」の3つの短期集中の抜本的構造改革及び経費削減によって強靭な企業体質へ生まれ変わるとともに、欧州を中心とした海外事業と国内では「大型」「先端」「環境」「畑作」といった成長セグメントに経営資源を集中させ成長を加速する計画で、2027年12月期までに2023年12月期比で75億円以上の営業利益を積み上げ、営業利益率5%以上、ROE8%以上、DOE2%以上などの実現を目指している。生産拠点の再編や販売会社の統合、経費削減といった施策はここまでおおむね順調に進捗したと言え、さらに、プロジェクトZを通じて資本コストや株価を意識した経営を強化する方針で、低位にあるPBRを引き上げる意向だ。
4. 2025年12月期は増益転換へ
2024年12月期の業績は、売上高が168,425百万円(前期比0.9%減)、営業利益が1,920百万円(同14.8%減)となった。価格改定が進み欧州も好調だったが、国内の需要期の低迷や北米・アジアの不振により微減収・減益となった。なお、プロジェクトZに基づく生産拠点の再編や販売会社の統合が順調に進んだため特別損失が発生し、親会社株主に帰属する当期純損失を計上した。2025年12月期の業績については、売上高が170,500百万円(同1.2%増)、営業利益が2,600百万円(同35.4%増)と増益転換を見込んでいる。増益要因は、米価水準の高止まりによる農家の購買意欲回復、成長分野への経営資源集中・販売強化、北米やアジアの回復などである。プロジェクトZについては、2025年12月期下期から利益への貢献が始まり、本格化は2026年12月期の見込みである。
■Key Points
・農業機械の総合専業メーカー。幅広いラインナップに特徴
・強みは「技術力」「営農提案・サポート力」「連携によるイノベーション」
・前期は生産拠点の再編や販売会社の統合などプロジェクトZが順調に進捗
・2025年12月期は米価水準の高止まりやアジアの回復などにより2ケタ増益予想
(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)
<HN>
【神戸】吉田監督と鍬先祐弥が悪性腫瘍で離脱の名倉巧へエール 長崎での同僚の復帰願う
昨年11月に離婚発表の菊川怜、突然のマタニティフォトに「マジで妊娠していたんだ」「って事は離婚するちょっと前までは…」
【オールスター】阪神森下翔太、地元横浜で両親の前で2安打2打点「少しは恩返しできたかな」
宝石みたいなパフェ♡ハラペコラボの夏限定パフェが登場
NHK副島萌生アナ3月に結婚していた 昨春から「ニュース7」キャスターを務めるエース候補
はなまるうどんの限定「オムレツうどん」で夏の味覚を満喫♪
レオ ファーマ、ANZUPGO®(デルゴシチニブ)クリームの米国FDA承認を発表
【阪神】6年ぶり復帰ドリス、9キロ減量したスリムな体で入団会見に登場 新球スライダーも取得
アジアの自動車メーカーがデジタル化および電化の未来に向け投資を加速
乳がん経験を力に変えて♡新ブランド水着「MILANO MAILLA」初お披露目
平子理沙、すっぴん自撮りに疑問の声が続出「加工フィルター使ってる」
女性の心肺蘇生した男性教授に「胸触った」と非難の声 車いすアイドル憂う「日本以外でも…」
中川杏奈「くびれ凄く綺麗」三角白ビキニ姿公開「色っぽい」自身も納得ボディー「さらに神化」
中山麻聖、母の中山麻理さんが亡くなったことを発表「家族に見守られ、穏やかに旅立ちました」
井上咲楽衝撃経験、友達から菌が感染「本当にうつっちゃって」専門医警告「治ったと思っても…」
石破首相、退陣へ 8月末までに表明 参院選総括踏まえ
月亭方正、関係を切られた後輩芸人を告発 自身を追い越して多忙になり「嫉妬の嵐ですよ」
TBS田村真子アナらが次々“連続生号泣” スタジオ騒然 川島明「もうやめよう…この特集」
大谷翔平、46年ぶり二刀流快挙で本拠地6連敗ストップ 731日ぶり被弾も逆転の35号2ラン
大谷翔平4戦連発36号、4試合連続弾はメジャー日本人初 昨年上回るシーズン57本ペース
平子理沙、すっぴん自撮りに疑問の声が続出「加工フィルター使ってる」
二階堂ふみが結婚!?お相手が衝撃的過ぎてネット民「マジか・・・」
ガーシー、みちょぱ反論に対抗で大倉士門の再暴露を投下「士門クズ過ぎる」
ゲーミングPCを買う場所は店舗購入とネット通販どっちがおすすめ?
遠野なぎこさん死去 朝ドラ「すずらん」ヒロイン、バラエティーでも活躍 最近は摂食障害など告白
女性の心肺蘇生した男性教授に「胸触った」と非難の声 車いすアイドル憂う「日本以外でも…」
【ネタバレ?】史実で見るキングダムの今後の展開まとめ〜中華統一までの全体像
再婚した旦那に不倫されてしまった飯島直子(51)衝撃的過ぎる黒歴史が発覚する事態に
52歳ぶりっこタレントさとう珠緒、入浴ショットを大放出「目のやり場に困ります」「セクシー」
遠野なぎこさん死去 自宅マンション周辺では異変も 近隣住民が明かす

井関農機---24年12月期は経常利益で予想比上振れ、25年12月期は増収増益予想に
井関農 Research Memo(3):機械化一貫体系を構築するラインナップ
井関農 Research Memo(2):トラクタなど農業機械の総合専業メーカー
井関農 Research Memo(4):強みは「技術力」「営農提案・サポート力」「連携によるイノベーション」
鶴見製作所:水中ポンプ専業メーカー、モータ内製化と欧州M&Aなどで更なる成長を狙う
加藤製作所 Research Memo(3):建設用クレーンと油圧ショベルが主力
鶴見製作所:水中ポンプ専業メーカー、モータ内製化と欧州M&Aなどで更なる成長を狙う
2024-2033年予測: 日本の農業機械市場は年平均成長率2.50%で135億ドルに達する見通し
東亜建設工業:海洋土木に特化した技術力とグローバル展開で成長狙う、配当利回り5%超え
ZETA---24年12月期売上高6.81億円、CX改善サービス「ZETA CXシリーズ」の開発・販売に注力