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ジャストプラ Research Memo(4):財務内容は良好で潤沢な手元キャッシュをもとに株主還元を強化


ジャストプランニングの2025年1月期の 財務状況は良好で、資産合計は前期末比141百万円増加しました。現金及び預金は若干減少したものの、売掛金や長期預金の増加が見られます。負債合計もわずかに増加しましたが、自己資本比率は91.5%と高水準を維持し、無借金経営が続いています。収益性指標も依然として高く、今後は潤沢なキャッシュを利用し、株主還元を強化するとともに、新サービス開発や資本業務提携といった成長投資も進める予定です。これらの戦略により、過去最高業績の更新も見込まれています。

*11:04JST ジャストプラ Research Memo(4):財務内容は良好で潤沢な手元キャッシュをもとに株主還元を強化 ■業績動向

3. 財務状況と経営指標
ジャストプランニング<4287>の2025年1月期末の資産合計は前期末比141百万円増加の4,019百万円となった。主な増減要因を見ると、流動資産では現金及び預金が83百万円減少した一方で、売掛金が26百万円増加した。固定資産では有形固定資産が24百万円、ソフトウェアが9百万円それぞれ減少した一方で、長期預金が100百万円増加した。

負債合計は前期末比46百万円増加の342百万円となった。流動負債で契約負債が13百万円、買掛金が19百万円、未払法人税等が11百万円それぞれ増加した。純資産は同95百万円増加の3,677百万円となった。自己株式取得による支出168百万円及び配当金支出99百万円があった一方で、親会社株主に帰属する当期純利益364百万円を計上したことが増加要因となった。

キャッシュ・フローの状況に関しては、営業活動によるキャッシュ・フローは前期の350百万円から308百万円に減少し、投資活動によるキャッシュ・フローは支出が7百万円から23百万円に増加した。財務活動によるキャッシュ・フローは配当金の支払いで99百万円、自己株式の取得で168百万円を支出し、この結果、現金及び現金同等物の期末残高は前期末比16百万円増加の1,370百万円となった。

経営指標に関しては、経営の安全性を示す自己資本比率は91.5%と引き続き高水準を維持し、無借金経営で現金及び預金も3,070百万円(長期預金200百万円含む)と過去最高水準に積み上がっていることから、財務内容は健全な状態にあると判断できる。主力事業であるASP事業がストック型ビジネスモデルで安定した収益基盤を構築していることや、大きな投資資金需要がないことも要因となっている。収益性についてはROAが12.5%、ROEが10.0%、売上高営業利益率が22.3%といずれも前期から若干低下したものの、引き続き高い収益性を確保した。

同社では2024年1月期以降、潤沢な手元キャッシュを増配や自己株式取得など株主還元に充当してきた。今後は株主還元と併せて、新サービス開発のための研究開発費や資本業務提携など成長投資にも充当する方針を示している。同社の売上高は2017年1月期の2,450百万円、営業利益は2008年1月期の711百万円が過去最高となっているが、これら成長投資の実施によって過去最高業績更新も射程に入ってきたと弊社では見ている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)


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