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アピリッツ Research Memo(6):既存事業の拡大等により、2030年1月期に売上高200億円達成を目指す


アピリッツは2030年1月期までの成長戦略「VISION2030」を発表しました。売上高200億円、営業利益20億円、1,700人の連結社員数を目標に掲げ、既存事業の拡大とM&Aによる外部成長を図ります。成長を支えるために、社員の増加や離職率低減に注力し、労働環境の改善や給与引き上げを行います。また、M&Aを通じた人材確保と技術力強化により競争力の向上を狙い、既存事業とのシナジーを重視した事業統合にも取り組みます。持続的に成長できる企業文化の形成も重要視しています。

*13:06JST アピリッツ Research Memo(6):既存事業の拡大等により、2030年1月期に売上高200億円達成を目指す ■中長期の成長戦略

アピリッツ<4174>は2030年1月期までの中長期的な成長戦略を「VISION2030」として開示している。2030年1月期の定量目標は、売上高が既存事業の拡大及びM&Aによる外部成長により、2025年1月期比2倍超の200億円(2025年1月期から2030年1月期までの売上高CAGR(年平均成長率)は17.3%)、営業利益は20億円、営業利益率は10%、連結社員数は1,700人(2025年1月期実績は805人)、退職率は8%台(同13.8%)である。また、継続的な成長を実現するために年1件以上の中小規模のM&Aをプログラマティックに実施するとしている。

同社は労働集約型のビジネスモデルを採用しているため、成長のカギとなるのは「1人当たり売上高(単価)×社員数(数量)」という構造である。そのため、同社は社員数をKPIとしており、新卒及び中途採用数の増加、離職率の低減、M&Aによる人員拡大などを推進している。また、従業員のエンゲージメント向上にも注力しており、労働環境の整備や給与水準の引き上げなどを継続的に実施している。さらに、「学園化」と称した独自の企業文化の醸成にも取り組んでおり、具体的には、やりがいや学びの機会の提供、成長をサポートする制度、助け合いの文化の育成、リモートワークの推進など多様な価値観や働き方に対応できる環境づくりにも力を入れている。

また、持続的な成長戦略の一環としてM&Aを積極的に活用している。同社は年1件以上の中小規模のプログラマティックM&Aを実施しており、事業戦略に適合する対象企業を事前に選定したうえで、一定の基準に基づいて買収を繰り返すことにより事業拡大や競争力の向上を図っている。テクノロジー市場ではデジタル人材の需給が逼迫し、採用が難しくなっているなか、M&Aを通して優秀な人材を確保し、技術力の強化につなげている。また、新たな技術やノウハウを有する企業を取り込むことにより、サービスの幅を広げ、競争力を高める狙いもある。特に、既存事業とのシナジーが見込まれる企業を対象にM&Aを進めることにより、事業統合を円滑に進め、双方の強みを最大限に生かした成長を目指している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 吉林拓馬)

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