一正蒲 Research Memo(5):2025年6月期中間期は主力製品の販売数量増で増収、2ケタ増益(1)
一正蒲鉾の2025年6月期中間期の連結業績は、売上高19,053百万円(前年同期比1.1%増)、営業利益1,023百万円(同10.7%増)、中間純利益953百万円(同36.0%増)となり増収増益を記録しました。この成長は、主に水産練製品・惣菜事業でのカニかまの販売増加が牽引しています。また、インドネシア合弁会社KIFを連結子会社化し、特別利益を計上したことも利益増に寄与しました。主原料のすり身価格の安定や合理化による製造コスト削減が奏功しました。一方、きのこ事業は暖かい気候の影響で販売が減少しましたが、全体として戦略通りの進捗を示しています。総じて、主力製品の好調な販売による収益性の向上が見られました。
1. 2025年6月期中間期の業績概要
2025年6月期中間期の連結業績は、売上高19,053百万円(前年同期比1.1%増)、営業利益1,023百万円(同10.7%増)、経常利益1,090百万円(同16.3%増)、親会社株主に帰属する中間純利益953百万円(同36.0%増)と、増収増益となった。特に中間純利益の伸び率が大きくなったが、これはインドネシアの合弁会社KIFへの出資比率を40%から75%に引き上げ連結子会社化したことに伴い、株式の段階取得に係る差益(過去出資分の時価評価による差益)126百万円を特別利益に計上したことによる。また、期初計画に対しても、売上高で95.3%、営業利益で93.0%の達成率となり、ほぼ計画どおりの進捗と言えるだろう。水産練製品・惣菜事業は、スティックタイプのカニかまを中心とした主力商品の販売数量が伸長したほか、おせち商品も過去最高の売上高を達成するなど、売上高は前年同期を1.8%上回り全体の売上高の伸びをけん引した。一方、きのこ事業は、販売価格は前年を上回ったものの、需要の高まる秋口以降も平年より気温が高い日が続くなど販売数量が減少し、売上高は前年同期を4.0%下回った。損益面では、主原料のすり身価格など原材料価格の上昇が一服し、販売数量の増加による工場の稼働率向上、合理化投資による省人化などにより売上総利益率は22.1%と前年同期を1.6ポイント上回った。売上総利益は同9.0%増と前年同期を349百万円上回った。販管費は、販売数量増による物流費増、カニかま発売50周年キャンペーンなど販促費増により、同8.5%増加し前年同期を250百万円上回ったが、売上総利益の増加により吸収し営業利益は同2ケタの増益となった。
営業利益の増減分析では、カニかまの拡販による販売数量の伸長による増収効果で2.0億円、北米産冷凍すり身など原材料価格の上昇が一服したことによる原価コストダウンで1.1億円、合理化投資による省人化、歩留まり改善などの生産性向上によるコストダウンで1.8億円の計4.9億円の利益拡大となった。一方、電力・燃料価格の上昇によるエネルギーコストアップで0.9億円、設備投資による減価償却費増加やその他経費の増加により0.5億円、販売数量の増加に伴う物流費増加、販促強化に伴う販促費の増加による販管費の増加で2.5億円の計3.9億円の減益要因となり、営業損益は1.0億円の増益となった。
2. 事業セグメント別動向
(1) 水産練製品・惣菜事業
売上高は16,920百万円(前年同期比1.8%増)、セグメント利益は1,020百万円(同28.7%増)と増収、2ケタ増益となった。カニかま50周年記念販促施策などにより「サラダスティック」の販売数量が伸長したことが収支ともに大きく貢献した。カニかまは、1974年9月に初代カニかま「かに太郎」を発売してから50周年を迎えた。各チェーンストアの売場コンテストの実施、売場取扱いの拡大を図るほか、消費者へのプレゼントキャンペーンなどを展開した。コスパ(コストパフォーマンスの略)、タイパ(タイムパフォーマンスの略)、健康などを志向する共働き・単身、高齢者世帯などの消費者ニーズとカニかまの商品性がマッチし、売行きは着実に右肩上がりとなっているようだ。加えて、冷凍保存を可能にし、保存性・利便性を高めたお徳用商品である「小判てんぷら」も消費者ニーズを的確に捉えて売上が伸長した。また、おせち商戦でも、得意先と店頭展開時期を早期化する「早出し」への取り組みが奏功し、同社としては過去最高の売上高となった。同社調べによれば市場全体としては売上高、数量とも前年を割り込む中で、同社はシェアを上昇させた形だ。主原料から副材料まで国産原料を100%使用し、素材本来の味を引き出した「国産原料100%『純』シリーズ」の売り場作りコンテストによる周知施策など、差別化商品の拡販強化も奏功したようだ。特に、2024年3月に開催された第75回全国蒲鉾品評会(日本かまぼこ協会主催)において、最優秀賞にあたる農林水産大臣賞を受賞した「国産甘鯛入り御蒲鉾 京禄(けいろく)」の売上高が前年の6倍、数量が同7倍と伸長し、おせち商品の売上増加に貢献した。
損益面では、販売数量伸長による工場稼働率の向上、自動化・省人化によるコストダウンに加えて、主原料である北米産すり身において、価格が急騰した2023年Aシーズン(1〜6月)に比べて2024年Aシーズンは価格が落ち着いたため、原価を押し下げた。これによりエネルギーコストの上昇や物流費、販促費の増加をカバーし、セグメント利益率は6.0%と前年同期を1.3ポイント上回り、セグメント利益は同28.7%増となった。
(2) きのこ事業
売上高は1,945百万円(前年同期比4.0%減)、セグメント損失は88百万円(前年同期は57百万円の利益)と、減収減益となった。野菜、きのこの市況は好調に推移し、まいたけの価格も上昇し前年同期を上回った。しかし、きのこの需要が高まる2024年の秋口以降も平年より気温が高い日が続き、販売数量が減少した。また、夏場の高温と残暑の影響から例年どおりの工場の空調管理では思うような生育を確保できず、秋口に一株重量が低下したことも、販促機会を逃すロスにつながった。損益面では、合理化・省人化投資により生産性向上を進めているが、エネルギー価格や培地など原料価格の上昇によるコストを吸収できず減益となった。
(3) その他
売上高は186百万円(前年同期比11.0%減)、セグメント利益は88百万円(同16.9%増)と、減収増益となった。運送事業は、主に定期輸送便の一部終了、設備投資関連費用の増加により減収減益となった。倉庫事業は、前年同期を上回る入庫量を獲得したことで荷役料収入を伸ばしたものの、在庫水準は低調に推移し減収となったが、収益性改善に向けた庫内管理の最適化を進めた結果増益となり、全体では減収増益となった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 松本章弘)
<HN>
ゲーム好きなら見逃せない!世代を超えて愛されるゲーム「MOTHER」の世界観をリアルで体験したい♡(from渋谷)
箱根の老舗ホテルのバーの夏限定「糸かき氷」がSNSで話題沸騰! 綿菓子のような驚く柔らかフワフワ感と味に大感動♡
PEACH JOHN新作にNiki登場♡秋のランジェリーが美しすぎる!
ルプルプのカラーシャンプーで白髪とさよなら♡ツヤ髪習慣スタート
日本マクドナルド「ハッピーセット」騒動謝罪、転売、フードロスを「厳粛に受け止め」/発表全文
【オリックス】太田椋が逆風に負けず決勝の7号2ラン キャリアハイも「まだまだ足りないと思う」
【西武】外崎修汰のサヨナラ打で勝利し4位楽天に1・5差「勝つか負けるかで全然違う」西口監督
【楽天】勝ちパターンがつかまり逆転負け 三木肇監督「彼らが頑張って勝った試合いっぱいある」
【DeNA】三浦監督「ミスが点に絡んでいる。そういう点は言い続けていかないと」3失策響き3連敗
中村玉緒には今回も触れず「さんま・玉緒の夢かなえたろか」タイトルに名前残して引き続き放送
二階堂ふみが結婚!?お相手が衝撃的過ぎてネット民「マジか・・・」
二階堂ふみとカズレーザーが結婚を発表
サンモニ膳場貴子が「失言生謝罪」の青木理氏に“17文字”でコメント
結婚カズレーザー「よくバレなかったね?デート」赤コーデツッコまれ「旅行に行く時さすがに…」
46歳で妊娠「八重歯の天使」が“ライン”浮き出るタンクトップ姿「妊婦さんに見えない!」の声
堀江貴文氏が実名挙げ怒りあらわ「ふざけたヤツ」「モラルが欠如してる男」41歳実業家をバッサリ
34歳元ミス日本の“バキバキ”ビキニに騒然「仕上がってる」父はイチロー氏指導、夫は日本代表
友近、夜の営みめぐる「断り方」の悩みに対し回答「私は”その行為”がなくても…」
えなこが衝撃“肘ブラ”姿公開でX混乱「布がない…」「バンザイして」「うわー」新写真集の表紙
大津波予言の「7・5騒動」めぐり木下博勝氏「何らかの責任を取る必要あるのでは?」
二階堂ふみが結婚!?お相手が衝撃的過ぎてネット民「マジか・・・」
オードリー若林結婚で嫁の名前がソッコーで特定する動き始まる
再婚した旦那に不倫されてしまった飯島直子(51)衝撃的過ぎる黒歴史が発覚する事態に
【おすすめアニメ50選】完結済み!定番から最新作まで!
【ネタバレ?】史実で見るキングダムの今後の展開まとめ〜中華統一までの全体像
平子理沙、すっぴん自撮りに疑問の声が続出「加工フィルター使ってる」
ユーチューバーもこう氏、元彼女・成海瑠奈について赤裸々告白
ガーシー、みちょぱ反論に対抗で大倉士門の再暴露を投下「士門クズ過ぎる」
ゲーミングPCを買う場所は店舗購入とネット通販どっちがおすすめ?
多部未華子(30)結婚の裏事情あまりにも恐ろしすぎると話題に!

紀文食品 Research Memo:第2四半期は秋冬の繁忙期に向け収益向上が進展
一正蒲 Research Memo(6):2025年6月期中間期は主力製品の販売数量増で増収、2ケタ増益(2)
昭和産業 Research Memo(1):2025年3月期中間期は販売価格の低下と物流費等の増加で減収減益
NCD Research Memo(5):2025年3月期は上方修正値を上回る大幅増収増益・過去最高で着地
ケンコーマヨ Research Memo(3):2025年3月期は増収・大幅増益で、7期ぶりに過去最高益を更新
いちご---25年2月期 2ケタ増益。増配も発表(前期比17%増)
イチネンホールディングス---25年3月期増収、自動車リース関連・パーキング・農業関連は売上高・利益ともに増加
リケンNPR Research Memo(3):2025年3月期中間期は大幅営業・経常増益
昭和産業 Research Memo(6):2025年3月期は原料相場や輸送コストの影響で価格改定が難航(3)
三洋化成 Research Memo(5):2025年3月期中間期は事業撤退による収益性改善で大幅営業増益