サイバリンクス Research Memo(3):流通クラウド事業、官公庁クラウド事業を中心とした4事業体制(1)
サイバリンクスは、流通クラウド、官公庁クラウド、トラスト、モバイルネットワークの4つの事業セグメントを展開しています。流通クラウド事業では、食品小売業に特化したクラウドサービス「@rms」を提供し、1,271店舗が導入済みです。官公庁クラウド事業は主に和歌山県での地域防災や行政システムで高いシェアを誇り、全国展開を目指しています。トラスト事業はマイナンバーカードを基にしたサービスを提供し、デジタル証明書の発行を強化中です。モバイルネットワーク事業では、和歌山県内でのNTTドコモ代理店として最大のシェアを持ち、高い評価を得ています。これらの事業を通じ、サイバリンクスはクラウドサービスの普及と新しいサービスの開発に努めています。
1. 事業セグメント
サイバーリンクス<3683>の事業セグメントは、流通クラウド事業、官公庁クラウド事業、トラスト事業、モバイルネットワーク事業の4つで開示されている。2024年12月期のセグメント別売上高は、流通クラウド事業が4,902百万円(売上高比率30.9%)、官公庁クラウド事業が6,822百万円(同43.0%)、トラスト事業が81百万円(同0.5%)、モバイルネットワーク事業が4,064百万円(同25.6%)であった。また、セグメント別経常損益(以下、セグメント損益)は、流通クラウド事業が837百万円の利益、官公庁クラウド事業が509百万円の利益、トラスト事業が81百万円の損失、モバイルネットワーク事業が267百万円の利益であった。
(1) 流通クラウド事業
流通クラウド事業に含まれる主な製品やサービスは、食品小売業(スーパーなど)向けの基幹システム(製品名:@rms基幹)、小売業向けEDIシステム(同:BXNOAH)、棚割システム(同:棚POWER/棚SCAN-AI)、食品卸売業向けEDIシステム(同:クラウドEDI-Platform)、食品流通業界向け企業間連携プラットフォーム(同:C2Platform)及び商品画像データベース(同:Mdb)、専門店向け販売管理システム(同:Retailpro(リテイルプロ))である。
流通クラウド事業の主力製品は、流通食品小売業向け業務クラウドサービスの「@rms」シリーズである。同シリーズには、基幹システムだけでなく生鮮発注システム、ネットスーパーシステム、小売業向け棚割システム、単品情報分析システムなどの周辺サービスも含まれている。顧客は、基幹システムだけでなく周辺システムだけを契約することも可能である。2024年12月末時点の「@rms」シリーズの導入店舗数は1,271店に上り、市場全体21,000店(同社推定)におけるクラウド小売基幹系システム導入実績としてはトップと推定されている。
次に大きな構成比を占める「クラウドEDI-Platform」は、流通食品卸売業向けクラウドサービスである。小売業者から様々な通信手段で送られてくる発注・入荷・受領・返品・請求・支払いなど商取引に関する情報データを一括整理して卸売会社側に提供するシステムで、開発当初は業界初の仕組み(システム)であった。2024年12月末時点で「クラウドEDI-Platform」を使った商流額(卸売側)は9.8兆円(同社推定)に上り、市場全体36兆円(同)の27.2%となっている。加工食品卸売上高上位10社のうち8社が「クラウドEDI-Platform」のユーザーであることからも、同社クラウドサービスへの高い支持が窺える。
また、同社の提供するクラウドサービスは「シェアクラウド」であり、高品質のサービスを低価格で提供できることが特色となっている(詳細は後述)。
(2) 官公庁クラウド事業
官公庁クラウド事業では、地方自治体(主に地元の和歌山県のほか、大阪府南部、奈良県内の市町村)向けの基幹系・情報系の行政情報システム、防災無線などの地域防災システム、小中学校向けの「Clarinet」という校務クラウドサービス、医療機関向け地域医療連携プラットフォーム「青洲リンク」、民間企業向けPC保守などのカスタマサポートサービスなどを展開している。和歌山県において同社の地域防災システムの評価・認知度は高く、県内シェアは群を抜いている。また、2022年7月に子会社化したシナジーが提供する自治体向け文書管理システム「ActiveCity」は、自治体DX推進の機運を背景に全国の自治体で普及が進んでおり、官公庁クラウド事業が目指している全国展開の先駆けとなっている。
2024年12月期の官公庁クラウド事業の売上高6,822百万円の内訳は、行政情報システム79.2%、地域防災システム13.6%、校務クラウドサービス・地域医療連携プラットフォーム6.1%、カスタマサポートサービス1.2%となっている。同事業は、顧客が官公庁であることから比較的安定した売上高が期待できる反面、大きなプロジェクト(案件)の有無や納品のずれ込みなどによって、売上高や利益が変動する場合もある。
(3) トラスト事業
マイナンバーカードをベースにした「第3のトラストサービス」を提供している。同社は、2020年7月に「電子委任状取扱業務」の認定を取得し、「公的個人認証サービス プラットフォーム事業者」の認定(2017年12月取得)と併せて、トラストサービスを提供するための準備が整った。2021年12月期から、トラストサービス市場に本格参入することを決定し、新たに「トラスト事業」としてセグメント分けした。マイナンバーカードをベースにした「第3のトラスト」を中核的な強みとして、「人(本人性)、物(存在)、コト(行為)」全方位のトラストサービスを展開する。なお、同社の電子委任状サービス「マイナトラスト電子委任状」が、政府の調達ポータル及び政府電子調達(GEPS)に採用され、2021年8月から稼働を開始している。さらに2021年12月には、ブロックチェーン技術※1を利用したデジタル証明書発行サービス「CloudCerts」※2を取得し、サービス提供を開始した。「CloudCerts」は、2023年に英語コミュニケーション能力を測定する「TOEIC(R) Program」の公開テスト Official Score Certificate(公式認定証)のデジタル化に採用され、2023年4月実施の公開テストから、デジタル公式認定証が発行されている。また2024年2月には、(公社)日本薬剤師会が発行する「薬剤師資格証」のデジタル化においても「CloudCerts」が採用され、国家資格を保持する証明書のデジタル化としては国内初の取り組みとなった。
※1 情報通信ネットワーク上にある端末同士を直接接続して、取引記録を暗号技術を用いて分散的に処理・記録するデータベースの一種であり、暗号資産に用いられる基盤技術のこと。
※2 証明書や書類をブロックチェーン上に記録するため信頼性が高い。また、低コスト、ペーパーレスに寄与する。
このように、徐々にではあるが、同社のトラスト事業サービスは着実に認知されつつある。一方で、営業体制の整備が遅れ2024年12月期は計画未達となったことから、2025年より営業体制の強化を実施している。営業力強化によりこれまで以上に受注を獲得し、さらなる事業の拡大を目指している。
(4) モバイルネットワーク事業
NTTドコモの1次代理店であるコネクシオ(株)と「代理店契約」を締結し、2次代理店として和歌山県内で10店舗(2024年12月末時点)のドコモショップを運営している。2022年12月に県内の代理店2社を吸収合併した結果、県内の運営代理店シェアは49.1%(2024年12月末、同社推定)となり、県内最大のNTTドコモ代理店となっている。同社が運営しているドコモショップは全体的に高評価を得ている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
<HN>
「コメないなら、ライスを」小泉進次郎“コメ大臣”農相就任で「進次郎構文」大喜利 X盛況続く
北朝鮮、軍艦の進水失敗 船底に穴 金正恩氏「あり得ない」と激怒
マンションから包丁投げ落とした? 殺人未遂容疑で捜査 大阪
パドレス美人リポーター、ノースリーブ&ミニスカでゴルフ満喫 知人の愛息を抱いてキラキラ笑顔
42歳フリーアナ「たまにはね」人気芸人の夫と腕組みラブラブ2ショット
【感謝祭】GU 5月23日より全国で開催!人気アイテムが特別価格に
IT企業社長が寺の住職に 急逝の前職が残した「修復計画」引き継ぐ
ヒカル、メンタル強いと思うユーチューバーを実名告白「あれはバケモンでしょ」
沖縄で梅雨入り 平年より12日遅く 九州南部、奄美に次ぎ 気象庁
CCMバイオサイエンシズ、2025年ASCO年次総会でファースト・イン・クラスのAML治療薬プログラムに関するデータを発表
後藤真希、“衝撃を受けたアイドル”を聞かれズバリ実名告白「誰もが衝撃を受けたと思う」
二階堂ふみが結婚!?お相手が衝撃的過ぎてネット民「マジか・・・」
父が再婚の丸山隆平(36)現在の家族関係がとんでもないことになっていたと話題に
石井亮次アナ「ゴゴスマ」で生謝罪 「辞任」もほのめかす
5人組アイドルBrainBeatにーなさん死去「不慮の事故により永眠いたしました」公式X
太田光が本音「犬猿の仲」芸人と「一生分かり会えないと。バチバチやってたから」禁断の共演実現
「コメないなら、ライスを」小泉進次郎“コメ大臣”農相就任で「進次郎構文」大喜利 X盛況続く
大手アダルトメーカー秘書課社員がAV出演へ 昨秋に中途入社「モノづくりの輪に入りたい」
「びっくり」永野芽郁主演映画の原作漫画家が告白「文春」不倫疑惑報道を知ったのは「本当に…」
マツコ謝罪「申し訳ない。見ている人も笑えない」村上信五も「月曜から夜ふかし」不適切編集言及
父が再婚の丸山隆平(36)現在の家族関係がとんでもないことになっていたと話題に
二階堂ふみが結婚!?お相手が衝撃的過ぎてネット民「マジか・・・」
多部未華子(30)結婚の裏事情あまりにも恐ろしすぎると話題に!
後藤真希、“衝撃を受けたアイドル”を聞かれズバリ実名告白「誰もが衝撃を受けたと思う」
小澤征悦と再婚した桑子真帆アナ(34)黒い過去が流出、衝撃の過去にネット騒然
関ジャニ錦戸亮、登場人物が全員クズだらけの不倫劇もメディア沈黙で批判殺到
「名探偵コナン」最大の謎、蘭姉ちゃんのあの角の正体がついに判明
ガーシー、佐野ひなこの暴露を示唆でネット騒然「ファンだったのに」
【おすすめアニメ50選】完結済み!定番から最新作まで!
中居正広氏側の反論から浮かんだ2つの新事実を指摘「性暴力の評価はともかく…」紀藤正樹弁護士

PBシステムズ Research Memo(3):サイバー攻撃被害の急増はビジネスチャンス
NTTデータ イントラマートと弁護士ドットコムがパートナー契約を締結 電子契約による契約締結を含む調達・購買業務全般をワンストップで支援可能に
いい生活 Research Memo(3):不動産業務に必要となる業務支援システムをSaaSとして提供(1)
No.1---公共機関向けクラウドサービスならびにクラウド移行をはじめとしたマルチクラウド展開への業務提携を開始
PBシステムズ Research Memo(2):「ハイブリッドクラウド」のプロフェッショナル集団へ
総務省後援「ASPICクラウドアワード2024」にてリスクモンスター「与信管理クラウドサービス」が基幹業務系ASP・SaaS部門の総合グランプリを受賞!
弁護士ドットコム:「弁護士ドットコム」「クラウドサイン」利用拡大で安定収益積み上がる、今期業績2桁成長
スカラ Research Memo(3):DX事業、人材事業、EC事業、金融事業、インキュベーション事業の5事業を展開
日本情報通信、セコムトラストシステムズ株式会社からEDIサービス事業譲受
ネクスグループ Research Memo(2):IoT関連事業を軸にメタバース・デジタルコンテンツ分野への進出も図る