ドラフト Research Memo(8):2025年12月期は成長準備期間、新たな領域への事業展開を計画
ドラフトは2025年12月期の業績見通しとして、売上高13,300百万円(前期比8.3%増)、営業利益1,150百万円(同12.4%増)を予測しています。この期間は、2026年最終目標に向けた準備期間であり、新たな事業領域展開やプロジェクトの進捗が期待されています。前年を下回るプロジェクトストックからスタートするものの、下期にかけての受注拡大が見込まれ、利益成長も堅調に推移する見通しです。組織再編や人員増強により成長戦略に対応する体制を整備しながら、販管費の増加を抑制する計画です。全体的な安定した成長が期待され、受注動向が成果のカギとなるでしょう。
● 2025年12月期の業績見通し
ドラフト<5070>の2025年12月期の業績見通しは、売上高が前期比8.3%増の13,300百万円、営業利益が同12.4%増の1,150百万円、経常利益が同9.1%増の1,110百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同3.7%増の670百万円と堅調な成長を予測している。
期首時点のプロジェクトストックは前年を下回るものの、下期を中心とした受注獲得の拡大が見込まれており、プロポーザル案件の進捗が売上拡大を支える要因となる見通しである。利益面でも増益基調を維持する見通しである。2025年12月期は、中期経営計画の最終年度(2026年12月期)に向けた準備期間と位置付けられ、事業運営体制の強化やプロポーザルプロジェクトの本格展開が計画されている。販管費は前年からの伸びを抑制しつつも、組織再編や人員増強を行い、成長戦略に対応できる体制を構築する予定である。今後の業績成長は下期の受注動向やプロポーザル案件の進捗がカギとなるが、安定した事業運営が期待される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 中山博詞)
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