フォーバル Research Memo(2):情報通信分野を得意とする中小・小規模企業向け企業ドクター集団
フォーバルは、中小・小規模企業を対象に情報通信分野でのコンサルティングやESG経営を支援する企業。2000年代半ばに経営モデルを卸売販売からコンサルティングに移行し、営業利益の増益を達成している。主な事業には、情報通信機器販売や光回線サービス、環境関連商品の取り扱いがある。また、近年はM&Aを活用し、コンサルティングビジネスを拡大中。人材育成にも力を入れ、幅広い資格取得を奨励し従業員のスキルアップを推進。経営面では健康経営を推進し、ISO 30414を取得しつつ、社員のモチベーション向上にも注力している。2022年の東証再編での市場変更を経て、現在の成長戦略には中小企業のGDXやESG経営支援が含まれ、同社の役割は増大している。
1. 会社概要
フォーバル<8275>は、中小企業の「ESG経営を可視化伴走型で支援する企業ドクター(次世代経営コンサルタント)集団」を基本戦略として事業を展開している。IP統合システム、情報セキュリティ、Web構築などの情報通信コンサルティングを得意とし、総合コンサルティング、海外進出、人材・教育、環境、事業承継などの経営コンサルティングを行う。従来は情報通信機器の卸売販売を主に行っていたが、2000年代半ばに大きな売上・利益減に直面し、アイコンサービス(現 可視化伴走型経営支援サービス)を主軸としたコンサルティング業態に転換した。このビジネスモデルの転換が成功し、2020年3月期まで営業利益は12期連続の増益を達成、2021年3月期はコロナ禍で減益となったが、直近決算では過去最高益を更新した。情報化や経営改善、海外進出や事業承継など中小・小規模企業が抱える様々な課題を解決するユニークな企業である。全国各地の中小・小規模企業においてもDX・GX、ESG経営が喫緊の課題となっており、同社の役割がより大きくなっている。
2. 沿革
同社は、電気通信機器、コンピュータ及び端末機器の販売、設置工事などを事業目的とする新日本工販(株)として、1980年に設立された。1988年に、創業者で現 代表取締役会長の大久保秀夫(おおくぼひでお)氏が「第1回アントレプレナー大賞」を受賞し、当時の日本最短記録で店頭登録銘柄として株式を公開した。1991年には、「For Social Value」から着想を得て商号を現在の(株)フォーバルに変更した。その後、2008年に総合ITコンサルティングサービス「アイコンサービス」(現 可視化伴走型経営支援サービス)の提供を開始した。2014年1月には東証第2部へ市場変更、同年10月に第1部に指定された。2022年4月の東証再編でプライム市場に移行したが、2023年10月に諸要件を検討した結果、スタンダード市場に移行した。
創業以来、同社は情報通信の分野でユーザーの視点から「新しいあたりまえ」を創出することに注力してきた。創業当時の電話機の自由化から始まり、市外料金の値下げ、国際料金の値下げ、市内料金の値下げに続き、回線基本料の自由化、法人携帯電話の普及と通話料金のさらなる削減に挑戦してきた。2022年には中長期の成長戦略テーマとして「中小企業のGDXの伴走型アドバイザーとして確固たる地位の確立」を掲げて取り組みを開始した。現在は、中小企業の「ESG経営を可視化伴走型で支援する」と明確な目的を設定し、コンサルティングファームへの進化を掲げ、アイコンサービスのほか、次世代経営コンサルティングサービスなどの可視化伴走型経営支援サービスで中小企業に経営技術を伝授している。同社はM&Aを積極活用しており、総合環境コンサルティングビジネスグループの(株)アップルツリー、人的資本経営の(株)アイテックなど、多くの企業をM&Aにより連結子会社とし、業績を伸ばしている。2024年以降も3社((株)Meisin、タニタヘルスリンク、エフピーステージ(株))を子会社化しており、グループ企業の拡大が加速している。
3. 事業内容
同社は、中小企業のGDXやESG経営を支援する可視化伴走型経営支援サービスや情報通信機器やOA機器を販売する「フォーバルビジネスグループ」、光回線サービスやISPなどの通信サービスを取り扱う「フォーバルテレコムビジネスグループ」、太陽光発電システムやLED、蓄電池など環境関連商品を取り扱う「総合環境コンサルティングビジネスグループ」、人材・教育サービス及びシステム開発などを提供する「人的資本経営」(旧 その他)の4つの事業セグメントから構成される。
2025年3月期第3四半期は、フォーバルビジネスグループが全社売上高の構成比で50.3%、全社セグメント利益の構成比で56.8%を占める。2024年2月に子会社化した千葉県を地盤とするMeisinは、このセグメントに入る。フォーバルテレコムビジネスグループの売上高構成比が35.8%、セグメント利益の構成比が30.7%であり、これら上位2セグメントが主力である。総合環境コンサルティングビジネスグループはアップルツリーが主体であり、前期に黒字化したセグメントである。人的資本経営には、人材・教育分野のサービスを行うアイテック、システム開発を行う(株)フォーバルカエルワークが含まれ成長力があり、収益性も高い(セグメント利益の構成比7.5%)。2024年5月に子会社化した、健康経営を支援するタニタヘルスリンク、ファイナンシャルプランナー教育のエフピーステージもこのセグメントに入る。
4. 人材の育成と処遇
同社は顧客企業との接点を重視しており、接点を担う人材の育成に力を入れている。毎年入社する約70名の新入社員には1年間という長い研修期間が設けられており、入社1年後に配属が決まる。1年間のなかで、同社の中核サービスであるアイコンサービスのアドバイザー、遠隔サポートのコールセンター、営業部門などを経験し、必要な専門知識やスキルを学んでいく。また、同社の業務を遂行するうえでITの基礎知識は必要不可欠であるという考えから、10以上の推奨資格を明示し、能力開発に活用している。なかでも(1) インターネット検定 ドットコムマスター、(2) ビジネス統計スペシャリスト、(3) 個人情報保護士認定試験、(4) 環境社会検定試験(eco検定)(R)、(5) 炭素会計アドバイザー資格の5つの資格を重要視しており、顧客接点を持つ部署(コンサルティング、コールセンター、営業)のほぼ全員が取得している。またこのほかにも、企業ドクターの資格としてDXアドバイザー・GDXアドバイザー・ESGアドバイザーの取得も奨励している。2024年9月末現在でDXアドバイザー1,619名(うちパートナー1,021名)、GDXアドバイザー391名(うちパートナー77名)、ESGアドバイザー1,966名(うちパートナー1,088名)が、中小企業支援の第一線で活躍している。
同社はITなどにより顧客企業の生産性を向上させ、中小・小規模企業の課題である長時間労働を解決する支援を行ってきた。自らも残業時間の削減や有給休暇の取得などを継続的に推進し、従業員の健康と生産性向上を図っている。特に、柔軟な働き方、メンタルヘルスなどのストレス関連疾患の発生予防、生活習慣病などの発生予防を重点課題と捉え、積極的に取り組んできた。2025年3月には、特に優良な健康経営を実践している法人を顕彰する「健康経営優良法人」に8年連続で認定された。また、「幸せの分配」と呼ぶ基本方針「会社の努力によって得た利益の増加分は、株主と会社と社員で3等分する」を掲げ、社員のモチベーションを高めている。2023年12月には、人的資本の情報開示に関する国際的ガイドライン「ISO 30414」の認証を取得した。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
<HN>
【巨人】田中将大は収穫と課題「積み重ね出せた」も「四球が多くなった」好投も199勝目お預け
【甲子園】暴力事案で揺れる広陵が初戦突破 中井監督「みなさんにはご心配をかけた…」
スイーツのようにおいしい栄養調整食品「ぐーぴたっ」が全面リニューアル!
【甲子園】広陵・堀田昂佑は暴力行為巡る騒動にも集中、1失点完投「目の前の試合を勝つだけ」
【DeNA】牧秀悟が手術発表…打線奮起!3戦連続2ケタ安打でカード勝ち越し 直近7戦50得点
【巨人】逆転負けで連勝3でストップ、再び借金生活に 田中将大は6回途中2失点 田中瑛斗決勝被弾
KADOKAWA、腸から整える「美腸栄養スープ」レシピ本を発売
M・A・C、水越みさとさんとコラボした3種の『リップ コンボ』を限定発売!
【中日】金丸夢斗、勝利球には「10試合分の重さ」プロの厳しさ知った上で高橋宏斗とWエースへ
小芝風花、チョコアイス口に付けたまま…「鏡を見た時の衝撃」木村昴、ハライチ澤部とCM出演
37歳元モー娘。の黒ビキニ姿に衝撃「最高」「顔は少女で体やんちゃ」「ワガママボディ」コメ沸騰
オードリー若林結婚で嫁の名前がソッコーで特定する動き始まる
えなこ、女子校の教室で脱ぎかけ制服ショット「かなり攻めてる」「教室でこの格好はヤバっ」
47歳氷川きよしが水着姿ボディーを公開 10キロ減量の美スタイルを披露
田中みな実が痛烈指摘、男女間で一番不毛な“10文字”「男の人、困るじゃないですか」理由語る
34歳元ミス日本の“バキバキ”ビキニに騒然「仕上がってる」父はイチロー氏指導、夫は日本代表
二階堂ふみが結婚!?お相手が衝撃的過ぎてネット民「マジか・・・」
60歳元トップアイドル、生涯独身を決意「この歳になると既婚者が”いいなあお前は独りで”と」
田中みな実が49歳芸人をバッサリ「働いてなさそう」「耳の皮がむけてる人、久しぶりに見た」
35歳女性芸人ブチ切れ「会社晒すか」入金1年後にも届かない携帯カバーめぐり「ふざくんなよ」
二階堂ふみが結婚!?お相手が衝撃的過ぎてネット民「マジか・・・」
オードリー若林結婚で嫁の名前がソッコーで特定する動き始まる
再婚した旦那に不倫されてしまった飯島直子(51)衝撃的過ぎる黒歴史が発覚する事態に
【ネタバレ?】史実で見るキングダムの今後の展開まとめ〜中華統一までの全体像
【おすすめアニメ50選】完結済み!定番から最新作まで!
平子理沙、すっぴん自撮りに疑問の声が続出「加工フィルター使ってる」
ユーチューバーもこう氏、元彼女・成海瑠奈について赤裸々告白
ガーシー、みちょぱ反論に対抗で大倉士門の再暴露を投下「士門クズ過ぎる」
ゲーミングPCを買う場所は店舗購入とネット通販どっちがおすすめ?
多部未華子(30)結婚の裏事情あまりにも恐ろしすぎると話題に!

フォーバル Research Memo(2):情報通信分野を得意とする中小・小規模企業向け企業ドクター集団
フォーバル Research Memo(3):可視化伴走型経営支援を軸に、中小企業のGDX・ESG経営を支援
フォーバル Research Memo(3):中小企業・自治体のGDX・ESGを支援(1)
フォーバル Research Memo(1):2025年3月期中間期はフォーバルビジネスグループがけん引し増収増益
フォーバル Research Memo(4):各グループ、人的資本経営の概要
フォーバル Research Memo(2):情報通信分野を得意とする中小・小規模企業向け企業ドクター集団
フォーバル Research Memo(8):中小企業のESG経営を啓蒙、可視化、伴走支援する取り組みが加速
フォーバル---明星大学経営学部と包括連携協定を締結
フォーバル---東村山市「中小企業等デジタル化推進支援事業及び女性デジタル人材育成事業」を3年連続受託
フォーバル---テレクトの全株式取得による完全子会社化