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戸田工業 Research Memo(5):財務状況は収益低迷で改善は一服、引き続き財務体質強化が必要


戸田工業は、2022年3月期に過去最高の最終利益を記録し、自己資本比率は改善したものの、その後の収益低迷が続いています。2025年3月期上期では中間純損失を出しつつも、為替変動の影響で自己資本比率は25.8%を維持しています。営業キャッシュ・フローはプラスとなったものの、投資活動によるキャッシュ・フローが大きくマイナスを示し、財務活動のキャッシュ・フローはプラスを維持しています。高水準の有利子負債は依然として問題であり、バランスシートの改善には時間を要する見込みです。

*13:15JST 戸田工業 Research Memo(5):財務状況は収益低迷で改善は一服、引き続き財務体質強化が必要 ■戸田工業<4100>の業績動向

4. 財務状況
2022年3月期までの過去10期間で6度の最終損失を記録し、自己資本比率は2015年3月期末の46.5%から2021年3月期末には19.5%まで低下した。しかし2022年3月期に過去最高の最終利益を計上し、自己資本比率は2023年3月期末に30.5%と改善、その後は収益低迷があったが、2025年3月期上期では親会社株主に帰属する中間純損失879百万円ながら、為替換算調整勘定の増加1,144百万円などがあり25.8%となっている。

キャッシュ・フローにおいては営業キャッシュ・フローは101百万円と、売上債権の減少、棚卸資産の減少などで親会社株主に帰属する中間純損失879百万円があったもののプラスとなった。投資活動によるキャッシュ・フローは-1,254百万円と、有形固定資産の取得による支出-1,759百万円が影響している。財務活動によるキャッシュ・フローは1,233百万円となったが、これは長期借入れによる収入4,320百万円に対し返済による支出-2,653百万円を上回ったことなどによる。なお有利子負債残高は29,003百万円で前期末比1,688百万円増加と高水準な状況から改善が進んでおらず、バランスシートの改善には時間を要すると見られる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 岡本 弘)

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