starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

ビーロット Research Memo(6):自己資本比率33%に上昇し安全性が向上。現預金165億円で投資余力十分


2024年9月期末におけるビーロット社の総資産は減少したものの、現預金は大幅に増加し、自己資本比率は33%に上昇しました。この結果、同社の安全性は向上しました。具体的には、流動比率が296.7%に達し、短期安全性が高まっており、中長期でも安定した財務基盤が構築されています。優良な財務状況により、クマシュー工務店の株式取得を進めるなど、大規模なM&Aを実行するための財務的な余裕があります。この強固な財務基盤は、利益剰余金の増加と有利子負債の減少によって支えられています。

*13:06JST ビーロット Research Memo(6):自己資本比率33%に上昇し安全性が向上。現預金165億円で投資余力十分 ■ビーロット<3452>の業績動向

2. 財務状況と経営指標
2024年9月期末の総資産は前期末比1,612百万円減の55,628百万円となった。流動資産は同1,211百万円減の47,052百万円となったが、これは現預金が6,133百万円増加する一方で、販売用不動産(仕掛販売用不動産を含む)が7,589百万円減少したことが主な要因であり、好調は不動産販売を物語っている。固定資産は同400百万円減の8,567百万円となった。なお、現金及び預金は6,133百万円増の16,500百万円と大幅に増加した。

負債合計は前期末比5,001百万円減の37,199百万円となった。増減の主な内訳は、1年内返済予定の長期借入金が3,444百万円減少するなど有利子負債合計で5,068百万円減少したことが主な要因である。純資産合計は同3,388百万円増の18,428百万円となったが、これは主に利益剰余金が3,472百万円増加したことなどによる。

経営指標では、流動比率が296.7%と短期の安全性の目安となる200%を大幅に上回る。また、自己資本比率は33.0%(前期末は25.6%)に上昇し、中長期の安全性がさらに増した。後述のクマシュー工務店の株式取得(取得価額87.7億円予定、借入金総額65億円予定)といったスケールの大きいM&Aが行えるのも、同社の財務基盤が強い証しだろう。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)

<HN>
    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2025
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.