藤商事 Research Memo(4):業界全体が緩やかな縮小傾向を辿るなか、スマート遊技機の開発力が成長のカギ(1)
パチンコ業界は近年、レジャーの多様化や規制の強化、さらにはコロナ禍の影響を受けて縮小傾向にあります。2023年末のパチンコホール数は前年比7.6%減の7,083軒、その設置台数も減少しました。しかし、経済産業省によると、2024年7月から9月のパチンコホール売上高は前年同期比で6.4%増と、10四半期連続で成長しています。特にスマートパチンコ(スマパチ)市場では、新たな内規変更によりパチスロ遊技機の回復が見られ、今後、スマート遊技機の開発力が非大手の成長における重要なポイントとなります。
1. 業界動向と市場シェア
(1) 業界動向
レジャーの多様化や規制強化などの環境変化を背景に、パチンコホール業界はここ数年、店舗数の縮小傾向が続いてきた。特に2020年以降は新型コロナウイルス感染症拡大(以下、コロナ禍)という逆風が吹き、外部環境が一段と厳しくなるなかで経営体力のない企業の撤退が進んでいる。警察庁発表の資料によると2023年末のホール軒数は7,083軒、前年末比で7.6%減となった。パチンコホールの減少に伴い遊技機の設置台数も年々減少傾向にあり、2023年末でパチンコ遊技機は同5.8%減の207万台、パチスロ遊技機は同0.8%減の134万台となり、それぞれコロナ禍前の2019年末と比較すると20%弱減少したことになる(年率換算では5%減)。2024年に入ってからも傾向は変わらず、ホール軒数は約6%、遊技機の設置台数は約3%のペースで減少し続けているようだ。
ただし、経済産業省が発表している「特定サービス産業動態統計調査」によると、2024年7~9月のパチンコホール売上高※は前年同期比6.4%増となり2022年4~6月にプラスに転じて以降、10四半期連続でプラス成長が続いている。コロナ禍前と比較するとまだ85%程度の水準に留まっているが、既存店の売上高は必ずしも減少しているわけではない。業界全体で緩やかな縮小傾向が続くなかで、大手チェーンの寡占化が進んでいると考えられる。
※ 調査対象となっている店舗数は2024年9月時点で1,111店舗と業界全体の約16%を占めている。
こうしたなか、2023年以降の遊技機業界のトレンドとしては、スマスロで内規変更※1によりゲーム性を高めたヒット機種が相次いで登場したことにより、パチスロ遊技機については回復基調となり、パチンコ遊技機は低迷が続くなど明暗が分かれる格好となっている。実際、パチスロ遊技機の業界設置台数は若干ながらも前年を上回っているようだ。ホール側で集客力の高いパチスロ遊技機の設置エリアを拡大する動きが2023年以降、続いたことが要因として挙げられる。直近のスマート遊技機の設置率を見ても、パチスロ遊技機では4割強まで進んでいるのに対してパチンコ遊技機は1割弱の水準に留まっており、スマート遊技機の動向が設置台数にも影響を与えている。こうした状況を鑑み、スマパチの普及促進策としてレギュレーション変更を業界団体で進めている。具体的には、スマパチのラッキートリガー※2について、従来より突入率が緩和された機種を開発できるようにし、2024年7月から導入が始まった。さらに、スマパチ普及に向けた施策は2024年で終わりではなく、現在もゲーム性拡大やスマパチ優遇に特化した新たな検討もされており、今後はパチンコ遊技機においてもスマート遊技機の普及が加速していくものと予想される。
※1 内規変更により、有利区間の最大遊技数が撤廃され、どの段階からも大当たりが期待できるようになったほか、出玉性能も従来は大当たり開始からの増加2,400枚が上限であったが、差枚で2,400枚が上限となった。例えば、その日の台の収支がマイナス1,000枚だった場合、上限は3,400枚となる計算で、今まで以上に多くのメダルを獲得できるようになった(差枚方式については現行の6.5号機から採用)。
※2 「ラッキートリガー」とは、2024年3月より解禁となった出玉の波を創出する新機能。2024年7月以降は出玉の波を創出する機能がパワーアップし「新LT(LT2.0)」としてスマートパチンコ(スマパチ)のみに搭載された。
同社では2024年度の市場見通しについて、期初計画ではパチンコ遊技機で前年度比3%増の90万台、パチスロ遊技機で同4%減の75万台と見ていたが、中間期までの販売状況から期初計画どおりの水準に落ち着きそうだ。パチンコ遊技機の回復時期については、スマート遊技機の普及加速が見込まれる2025年度になると弊社では見ている。このため、2025年3月期はスマパチの新タイトルの投入計画がなかった同社も、来年度以降メインスペックの開発を進めている状況にある。今後はスマート遊技機でいかに魅力のあるヒット機種を開発できるかが、同社の成長のカギを握ることになる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<HN>
白血病克服の43歳女性タレント、51歳俳優夫のSNSで近影公開に「かわいい」の声
和田アキ子、長嶋茂雄さん妻から「あきこって強いのよ」と声かけられた思い出
タモリさんは「たまごです」12年ぶり出演ユニットがド緊張 共演女性歌手に相談すると…
ドジャース名物リポーター、デニムのセットアップコーデ公開「湿度85%」と困った顔文字
風間俊介「小ざかしい」リアクション絶賛され「分かる気する」足立紳監督の失言?にツッコミ殺到
【楽天】浅村栄斗、死球で倒れ込みスタンド騒然 治療後に一塁ベースへ「頑張れ浅村」コール
深川麻衣、大好きな梅干しを食べて「死にそうになった」その理由とは
【中日】チーム最年長39歳大島洋平、約1年ぶりの盗塁成功 今季3度目のスタメン起用
大谷翔平をゲッツーに打ち取った継投ズバリ「マッチアップ信じた」カージナルス・マーモル監督
スタンフォード大・佐々木麟太郎、かつてジャッジら在籍のサマーリーグ参戦 6月15日開幕
長嶋一茂、「家族としてお許しいただきたいけれど…」妹・三奈さんらとの病室での会話明かす
二階堂ふみが結婚!?お相手が衝撃的過ぎてネット民「マジか・・・」
ヒカル、浮気相手とのLINE流出にドン引きの声「キモすぎる」「吐きそう」
小倉優子、不自然な“二重ライン”にネット騒然「やっぱり整形?」
藤本美貴、夫・庄司智春がしていたら「結婚しなかったと思う」“習慣”を発表
武田鉄矢、昨年死去した大物俳優をライバル視していた「1人だけ、ライバルと思った人がいた」
あのちゃん実名告白「めんどくさい芸能人」が台本と違いスタジオ騒然
西田ひかる「なんとかならなかったのかな」コンビニ備蓄米視察で小泉農相「大きなうねり」発言に
大谷翔平の長女へ、ロバーツ監督がピンクの〝ポルシェ〟プレゼント 昨年は大谷がミニポルシェ贈る
37歳女性タレント、元交際相手から送られてきた“写メ”にドン引き「デリカシーなさすぎ」
父が再婚の丸山隆平(36)現在の家族関係がとんでもないことになっていたと話題に
二階堂ふみが結婚!?お相手が衝撃的過ぎてネット民「マジか・・・」
ヒカル、浮気相手とのLINE流出にドン引きの声「キモすぎる」「吐きそう」
多部未華子(30)結婚の裏事情あまりにも恐ろしすぎると話題に!
ガーシー、佐野ひなこの暴露を示唆でネット騒然「ファンだったのに」
【おすすめアニメ50選】完結済み!定番から最新作まで!
「名探偵コナン」最大の謎、蘭姉ちゃんのあの角の正体がついに判明
浜崎あゆみ、バスト丸見えの投稿にネット騒然「巨乳すぎて不自然」
長嶋一茂、「家族としてお許しいただきたいけれど…」妹・三奈さんらとの病室での会話明かす
小澤征悦と再婚した桑子真帆アナ(34)黒い過去が流出、衝撃の過去にネット騒然

【矢野経済研究所プレスリリース】パチンコホール経営企業の売上・利益動向調査を実施(2024年)~パチンコホール経営企業110社の2023年度決算平均、増収増益も営業利益率は1%未満に留まる~
藤商事 Research Memo(6):2025年3月期業績は期初計画を据え置くも上振れ余地あり
ダイナムジャパンホールディングス---2Qは減収ながらも、営業経費を抑制して増益を達成
ダイコク電 Research Memo(8):「スマート遊技機」の市場導入により、市場は活性化の兆し
藤商事 Research Memo(5):業界全体が緩やかな縮小傾向を辿るなか、スマート遊技機の開発力が成長のカギ(2)
ダイコク電 Research Memo(1):2025年3月期中間期は過去最高業績を2期連続で更新
ダイコク電 Research Memo(2):パチンコホール向けホールコンピュータ及び周辺機器が主力
ダイコク電 Research Memo(4):2025年3月期中間期はスマート遊技機や改刷対応需要により最高業績を達成
ダイコク電 Research Memo(6):2025年3月期の業績予想を据え置き、引き続き増収増益を見込む
矢野経済研究所はアナログゲームミュージアム運営委員会と「アナログゲーム産業年鑑2024」を共同製作