Chordia Research Memo(3):RNA制御ストレスを標的とした抗がん薬の開発を進める
Chordia Therapeuticsは、「日本発・世界初」の抗がん薬を目指し、RNA制御ストレスを標的にした新しい治療法を開発しています。がん細胞は通常よりもRNA生成過程で過剰なストレスを抱えており、同社はこの特性を利用してさらにストレスを加え、がん細胞を死滅させる薬を目指しています。こうした新薬の開発プロセスでは、日本医療研究開発機構(AMED)の助成金を活用し、アカデミアと連携しながら基礎研究から臨床試験まで進めています。同社は2030年までに日本発の研究開発型製薬企業となるビジョンを掲げ、不足する治療法に革新をもたらそうとしています。
2. 事業概要
(1) 経営方針
同社は、「日本発」「世界初」の新しい抗がん薬を開発し、一日でも早く患者のもとに届けることで、『Tomorrow is Another Day~明日に希望を感じる社会』の実現を目指している。ファーストインクラスの抗がん薬を創ることをミッションに掲げ、その実現を通じて2030年には日本発の研究開発型の製薬会社に成長していくことをビジョンとしている。
(2) ビジネスモデル
同社の特徴は、アカデミアとの連携によるシーズ探索能力と、製薬会社で培った創薬力によって上市させる研究開発能力を持つことにある。アカデミアとの共同研究に関しては、(国研)日本医療研究開発機構(AMED)からの助成金も活用しながら効率的に進めているほか、新薬開発において重要となるバイオマーカーを発見するために、富士通のAI技術なども活用しながら開発効率の向上に取り組んでいる。
医薬品の開発プロセスは基礎研究から始まり、探索研究、前臨床研究を経て、臨床試験によりヒトでの安全性・有効性を確認したのちに、製造販売承認を行い上市に至る。このうち同社は探索研究から臨床研究のなかでも第2相(少数のヒトに対しての効果検証)までをコアビジネスとして行うことを基本方針としている。また、国内では製造・販売まで自社で行い、海外市場はライセンスアウトを活用する。ライセンスアウトのタイミングは、パイプラインの価値、費用、競合状況を鑑み、基本形としては価値が向上する第2相臨床試験前後で検討することになる。
創薬のターゲットは医療ニーズの高いがん領域で、ファーストインクラス※の低分子化合物の創薬に取り組んでいる。新しい作用機序のため、安全性や有効性の予測が難しい反面、既存治療薬で効果の出なかった患者に対して大きな薬効が得られる可能性もある。薬価算定の際にその有効性や新規性に応じて高い価格に設定されることが多いため、グローバル製薬企業からの関心度も高く、大型ライセンス契約につながりやすい。同社ではこうした創薬研究を多くのアカデミアと共同で行っており、資金面ではAMEDからの助成金も活用しながら効率的に進めていることが特徴である。
※ 新しくユニークな作用機序により、既存治療薬と異なる有用性を示す革新的医薬品のこと。
(3) RNA制御ストレスを標的とした抗がん薬
抗がん薬の標的となる分子を見つけ出すには、がん細胞のホールマーク(特徴)を見出し、正常細胞との違いを明らかにすることが重要とされている。近年の研究によってがん細胞には13のホールマークがあることが明らかとなっており、このうち免疫ストレスやDNA損傷ストレスなど10のホールマークを標的とした抗がん薬については、小野薬品工業のオプジーボなど多くのブロックバスターが創出されている。こうしたなか、同社はまだ上市品が存在しないRNA制御ストレスを標的とした抗がん薬の開発を進めている。
がん細胞はRNAを生成する複数の過程が乱れ、正常細胞に比べて過剰にストレスが掛かっている状態にある。こうした状態に対して、さらにストレスを加える抗がん薬を投与することで、がん細胞を死滅させる。ストレスがかかっていない正常細胞も抗がん薬投与によってある程度のストレスがかかり、若干の副作用が生じるものの※、時間経過とともにストレス状態から解消され正常な状態に戻ることが研究で明らかとなっている。
※ CTX-712の第1相臨床試験では、悪心や嘔吐などの副作用が確認されたが、制吐剤を投与することでコントロールが可能なレベルであり、安全性に問題ないことが確認されている。
ヒトのタンパク質が生成される過程を簡単に見ると、DNAから遺伝子情報を転写することで前駆型mRNAを生成し、次にタンパク質を作るために必要なスプライシング過程※1を経て成熟型mRNAとなり、さらにトランスファーRNAをタンパク質合成の場に輸送することでタンパク質が生成される。同社はこの転写、スプライシング、輸送など各過程で働きを担う各種キナーゼ※2を阻害する抗がん薬の開発を進めている。
※1 前駆体mRNAからタンパク質合成に不必要な部分(イントロン)を取り除く工程。
※2 キナーゼとは、細胞の増殖や機能を調節する役割を担う酵素の総称。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<MY>
つまみ枝豆「天国で悲しい顔をしてるだろうなぁ」八代亜紀さんヌード写真付きアルバム騒動に苦言
松野明美参院議員「世の中『おにぎり』から『あんぱん』」 農水委での質疑が話題
死後18年間気付かれず コンクリ詰め女児が「消された」手続き
釈放広末涼子の「目の周り」めぐりXで議論勃発「泣いた後目が腫れてる」説と「メイク説」噴出
大谷翔平がメジャー通算150盗塁を達成 イチロー氏に続き日本人メジャー史上2人目
「退職代行を使うような人材に明るい未来は見えにくい」溝口勇児氏私見「現代的な逃げ癖の象徴」
千鳥大悟「ちゃんとした事故映像やん。これ放送できるん?」先輩芸人の“雪穴ロケ”両手合わせる
「いろいろ食べられる」「腹八分目にできる」「財布にやさしい」と好評 「資さんうどん」にミニセット・ミニうどんが登場
エンゼルス菊池雄星6回1失点の好投も援護なく3敗目 4戦連続6回投球も初勝利はお預け
茂木健一郎氏「『万博に反対しておけばカッコいい』はあまりにも時代遅れ」呂布カルマ炎上に異論
昨年引退した元AV男優しみけん「やめてよかったですか?」問いに即答「うん」その理由とは?
孤独のグルメで旨そうだった「トマトの酢漬け」のおいしい作り方! フレッシュな旨味がキューッとくるっ
二階堂ふみが結婚!?お相手が衝撃的過ぎてネット民「マジか・・・」
広末涼子容疑者の逮捕は“異例”弁護士見解に小説家の医師「我々はサンドバッグじゃなくて人間」
42歳ブレイキングダウン選手、東京駅でケンカ売られ取った行動に「尊敬する」「真似しよ」X拍手
八代亜紀さんのヌード写真封入アルバム発売、所属事務所が「警察にも相談中」公式コメントを発表
石橋貴明のがん公表動画“削除”にネット困惑「どういうこと?病気嘘だったってこと?」
「普通は逮捕される事案ではない」広末涼子容疑者現行犯逮捕の“異例さ”背景を著名弁護士が解説
多部未華子(30)結婚の裏事情あまりにも恐ろしすぎると話題に!
広末容疑者の元夫キャンドル・ジュン氏、取材依頼すべて断り「私は良い人でなく見た目通り…」
多部未華子(30)結婚の裏事情あまりにも恐ろしすぎると話題に!
二階堂ふみが結婚!?お相手が衝撃的過ぎてネット民「マジか・・・」
中居正広氏、14年前に脳科学者が「女性におぼれて芸能界追放」と“予言” X騒然「すごい」
広末涼子容疑者は奈良から車で移動中だった「なかなか厳しいのでは」識者が疑問呈す
広末涼子容疑者の元夫キャンドル・ジュン氏が繰り返した語った言葉「心が…」がネットで再注目
自称広末涼子容疑者逮捕「涙出てくる。悔しい」“本物”は全国TVで社長の苦悩語ったばかり
昨年引退した元AV男優しみけん「やめてよかったですか?」問いに即答「うん」その理由とは?
孤独のグルメで旨そうだった「トマトの酢漬け」のおいしい作り方! フレッシュな旨味がキューッとくるっ
小澤征悦と再婚した桑子真帆アナ(34)黒い過去が流出、衝撃の過去にネット騒然
広末涼子容疑者の逮捕は“異例”弁護士見解に小説家の医師「我々はサンドバッグじゃなくて人間」

Chordia Therapeutics---日本分子生物学会ミニシンポジウムでCDK12阻害薬に関連する研究成果発表
Chordia Research Memo(1):ブロックバスター候補になりうる抗がん薬の開発を進めるバイオベンチャー
Chordia Therapeutics---1Qパイプラインの研究開発は順調に進捗
AMED公募事業「再生医療・遺伝子治療の産業化に向けた基盤技術開発事業」の採択に関するお知らせ(課題名:GPC-1陽性再発・難治固形癌に対する新規GPC-1 CAR-T療法の開発)
アンジェス Research Memo(2):遺伝子医薬の開発に特化した大阪大学発のバイオベンチャー
抗転移薬の開発―短鎖合成RNAは新しいタイプのがん転移抑制剤となりうる
レポートオーシャン株式会社 プレスリリース :日本大型分子原薬CDMO市場は2032年までに7億9,230万ドルに急拡大、バイオテクノロジー分野アウトソーシング拡大と最先端医薬品開発サービスが後押し
レポートオーシャン株式会社 プレスリリース :日本化学療法市場は2032年までに7億7,931万ドルに急拡大、がん治療と薬物送達ソリューションの革新が年平均成長率8.15%で牽引
バイオサイトジェン、Adcendo ApSが抗体薬物複合体(ADC)の開発を加速するために抗体に関するオプションを行使したことを発表
アンジェス Research Memo(1):「コラテジェン」は米国での良好な治験結果を受け、上市に向けて一歩前進