ダイキアクシス Research Memo(4):国内外の水インフラビジネスを主力として環境関連事業を複合的に展開(1)
ダイキアクシスは環境関連事業を展開する企業で、水インフラビジネスを主力としています。国内では、排水処理システムの設計、製造、販売、メンテナンスを一貫して行い、2013年度上期では売上の約50%を占めています。特にマンションや工場の排水処理システムとメンテナンスが中心です。海外展開では、新興国の水環境問題に対処し、インドやアフリカ諸国での拡大を目指しています。インド市場では莫大な成長が見込まれ、子会社や合弁企業の設立を進めてコスト競争力を強化しています。この戦略はSDGsの水に関する目標とも一致し、高い技術力で市場のニーズに応えながら成長を図っています。
1. 環境機器関連事業
「環境機器関連事業」は、2024年12月期上期において売上高の49.7%、調整前営業利益の74.9%を占める主力事業である。
(1) 国内事業
同社の設立は2005年であるが、1964年にFRP製浄化槽1号機を完成させるなど、ダイキ時代から数えれば半世紀以上にわたり各種排水処理装置の開発・設計・製造・施工・販売・メンテナンスを行ってきた。同事業において、上水(地下水飲料化システム)、中水(排水再利用システム)、下水(家庭用浄化槽、地域集落排水処理システム、産業排水処理施設)のすべてに対応している。売上構成比は、地下水飲料化の上水事業が4.9%、中水道システムが0.2%、下水では国内小型合併処理浄化槽が6.2%、マンション、食品加工工場、病院、電機・メッキ加工工場などの排水処理システムが60.4%、メンテナンス等が28.3%となっている(2023年12月期実績)。
「環境機器関連事業」の国内事業は、27拠点で全国の主要都市をカバーしている。自社の製造工場は4ヶ所(福島、信州、松山、津島)にあり、自社工場から遠隔地の顧客には協業先である大栄産業(株)のネットワークを活用することで輸送の効率化を図っている。
同事業の特長は、排水処理施設に関する一貫体制を取っていることで、メンテナンス業務により顧客との継続的なコンタクトが可能になり、改修・増設工事の受注に結び付き、現場で収集したユーザーニーズを研究開発にフィードバックしている。メンテナンスは、専属部門が24時間監視やスポット対応など顧客ニーズに合わせたサービスを提供できるよう体制を整えている。
安定的な収入源となるストックビジネスの強化を成長戦略としており、同根のDCMグループ店舗の店舗浄化槽設備工事とメンテナンス、店舗管理業務(清掃・消防・電気等点検業務など)を請け負っている。さらには全国規模の大手コンビニエンスストアチェーン、大手外食チェーンの店舗及びセントラルキッチンにおける排水処理設備・浄化槽メンテナンスの一括受注も拡大している。多数の店舗を運営する事業者(顧客)にとって、浄化槽の法定検査や点検記録、排水処理設備の点検記録などの管理は煩雑な業務だが、従来の業者が個別サービス対応で地元特化型であるのに対し、同社はコスト削減だけでなく全国規模で均質の役務提供をすることで差別化を図っている。
メンテナンス事業としてそれらの業務を請け負う同社は、新ITシステムの導入によりクライアントニーズに対応した法定点検の管理システムを更新した。ITシステムを活用したメンテナンスに関する日報の集約・集計は、チェーン本部のガバナンスを高めるだけでなく事務作業の負担を軽減する。ITシステムを競争優位性として、チェーン本部の攻略を進め、データを基軸とした施設・施工・協力業者の管理により、生産性と収益性の向上を図っている。
家庭用合併処理浄化槽は、需要が新設住宅着工戸数とリンクするため国内市場は飽和状態であるものの、シェアを堅持し、海外展開に向けた最新技術をフォローアップしている。産業排水処理は、有機系処理と無機系処理に分かれる。食品加工工場などの有機系では生物処理を、電機・メッキ加工工場などの無機系では化学処理を施す。
(2) 海外展開
国内市場の事業環境は、人口減少や水質改善により新規案件が減少傾向にある一方、新興国における水環境の汚染は放置できない状況であり、下水道普及率が低い国での市場拡大が見込まれる。水インフラビジネスは、部材・部品・機器製造と、装置設計・組立・施工・運転、事業運営・保守・管理(水売り)の主要3業務で構成される。海外の水メジャー企業はすべての領域を網羅するが、日系企業は水処理機器、エンジニアリング、オーガナイザーなど各分野に特化している。同社グループは、中小規模の排水処理をターゲットとすることから、水メジャー企業と棲み分けることに加え、主要3業務を一貫して提供する機能を持つことが日系企業に対する差別化となり、生活排水処理・事業場排水処理、公共水域浄化のいずれにも対応する独自のポジショニングを構築している。この中小規模の排水処理で、ASEANやインド、アフリカでの市場拡大に際して、同社は先行者利得を得る可能性が大きい。
成長戦略の筆頭に挙げられている「海外展開の加速」は、SDGsの6番目の「安全な水とトイレを世界中に」に深く関わっている。アジアやアフリカの新興国では、水質汚濁による環境汚染が看過できない状態となっていることから、新しい排水処理基準が導入されている。同社が手掛ける中小規模の排水処理関連分野では、現地企業は厳格化された基準をクリアできる技術水準になく、高い技術力を有する海外企業も、未開拓の市場においては現地の水事情に適合したコスト競争力のある製品を供給できていない。一方で同社は、それぞれの国や地域の水事業に適合する製品開発、厳格化された基準をクリアしていることを証明する実証実験と認証を取得することを心掛けている。現地で受け入れられるコストを実現するため、主要な市場において子会社や合弁企業の設立、外部への生産委託、自社による現地組立及び一貫生産など、地域と市場の発展に適した生産形態を採っている。
2025年12月期の海外売上高は4,000百万円を計画している。うち、半分をインドが占める見込みだ。インドは、2023年に人口が中国を抜き世界一となった。2022年の実質国内総生産(GDP)成長率が6.7%と伸び率が中国を上回った。ドルベースの名目GDPは約33,800億米ドル(約460兆円)と英国を抜き世界5位となり、日本の8割に迫った。インドの人口は約14億人と日本の11倍、国土面積が世界7位の328万km2と、日本の37万km2(62位)の約9倍の大きさである。2021年7月時点の人口の中位年齢は、日本の48.4歳に対しインドが27.6歳と若い。インドは、人口ボーナス期にあり、今後高い経済成長が見込まれ、下水道などの社会資本を整備する時期にあたる。
また、2024年1月にはバングラデシュに子会社を設立した。バングラデシュは2026年には後発開発途上国から卒業予定であり、BRICSに続く新興経済圏(ネクスト11)の1つとなっている。水環境は重度に汚染されており、河川の水質問題により飲料水の取水が困難な状況であるが、下水道普及率は3%に留まっている。規制範囲に該当するすべての建物に浄化槽と同等の適切な汚染処理設備の設置が義務付けされる法整備が進められている。
海外事業は、中国に3拠点(営業2拠点、製造合弁1拠点)、インドネシア3拠点(製造1拠点・営業2拠点)、インド2拠点(営業・製造)、シンガポール2拠点(統括1拠点、営業1拠点)、スリランカ1拠点(営業・製造)、バングラデシュ1拠点(営業)の展開となる。販売代理店数は、インドが21社、インドネシアが3社、残りのベトナム、ミャンマー、バングラデシュ、ネパール、スリランカ、パキスタンが各1社である。現地のニーズ及び市場の発展及びリスクに応じて、事業展開は独資・合弁・買収、生産委託・自社生産、組立・一貫生産などから適切な形態を選択している。
中国市場には、中大型浄化槽の需要に対しインドネシア工場から製品を供給し、小型製品に関しては、合弁企業から供給を受けている。同社が、合弁企業に金型などの製造設備の提供と技術指導を行った。工場は、合弁先の敷地内に建設されており初期投資は大きくない。インドネシアは、現地企業を買収後に新工場を建て日本生産方式を導入した。インドでは、まず販売代理店の1社に生産委託をすることで現地生産を開始した。委託工場は西部のムンバイにある。インドの2番目となる自社工場は、北部のデリー近郊に建設した。同工場は、委託生産工場で製造しているカプセルタイプだけでなく、インドネシアからの輸入に頼っていた円筒タイプも製造する。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)
<HN>
稲村氏後援会、公選法違反の疑いで告発状も提出 X上でのデマ巡り
3月結婚の池谷実悠さん、夫の28歳俳優の実名&顔出し公開、赤チャイナドレスも「いい夫婦の日」
先輩芸人に収録の遅刻暴露された42歳吉本芸人が謝罪、理由明かすも前日の深酒は否定
【プレミア12】小園海斗が初回に二塁打で先制点お膳立て!4打席連続長打で「打ち出の小園」
【プレミア12】侍ジャパンの巨人勢がベネズエラ代表のメンデス、パーラ一塁コーチと再会
複数の疾病を患った場合、傷病手当金は二重でもらえるのか
浜辺美波「自分の車がどれかわかりやすくするために」社用車に動物のぬいぐるみを多く置く
大谷翔平MVP、満票選出複数回は大谷だけ 現役ではトラウトと並んで最多/アラカルト
大谷翔平MVP獲得を「ニューバランス」「バンテリン」「ECC」「ラプソード」「築地銀だこ」が祝福
IVEが「GLOBAL PERFORMANCE賞」受賞 MAMA AWARDS
クロちゃんを騙した「レイちゃま(小林レイミ)」の現在が別人すぎると話題に
二階堂ふみが結婚!?お相手が衝撃的過ぎてネット民「マジか・・・」
俳優・火野正平さん死去 75歳 腰を骨折し体調崩す
ガーシーが綾野剛のLINE公開でネット騒然「ショック」「すごいエンタメ」
斎藤元彦・前知事の再選確実 兵庫県知事選、失職から返り咲き
3刷目の重版決定!榎原依那のファースト写真集「Inaism」から、完全未公開カットをご紹介♡
岡田将生が高畑充希との結婚発表
小池里奈「超むっっっっっちむち」美バスト輝く黒ブラジャー近影に称賛「色気が増してる」
三浦瑠璃氏、斎藤元彦氏再選に「一番の敗者は当然、マスコミです」と私見
「スケスケ水着美尻」35歳女芸人のセミヌード写真展が大阪でも12月開催決定「本当に最後」
クロちゃんを騙した「レイちゃま(小林レイミ)」の現在が別人すぎると話題に
ガーシーが綾野剛のLINE公開でネット騒然「ショック」「すごいエンタメ」
二階堂ふみが結婚!?お相手が衝撃的過ぎてネット民「マジか・・・」
四千頭身、テレビから消えた理由を明かすも批判殺到「人のせいにするな」
大谷翔平の「盗塁」巡り訴訟、ドジャースなどが訴えられる 50、51個目の盗塁が対象
ユーチューバーもこう氏、元彼女・成海瑠奈について赤裸々告白
父が再婚の丸山隆平(36)現在の家族関係がとんでもないことになっていたと話題に
3時のヒロイン福田麻貴(32)は元アイドルだった!昔の姿がかわいいとヲタク歓喜
たぬかな、「あのチビやろ?」迷惑系黒人YouTuberへの苦言が物議
多部未華子(30)結婚の裏事情あまりにも恐ろしすぎると話題に!
稲村氏後援会、公選法違反の疑いで告発状も提出 X上でのデマ巡り
3月結婚の池谷実悠さん、夫の28歳俳優の実名&顔出し公開、赤チャイナドレスも「いい夫婦の日」
先輩芸人に収録の遅刻暴露された42歳吉本芸人が謝罪、理由明かすも前日の深酒は否定
【プレミア12】小園海斗が初回に二塁打で先制点お膳立て!4打席連続長打で「打ち出の小園」
【プレミア12】侍ジャパンの巨人勢がベネズエラ代表のメンデス、パーラ一塁コーチと再会
複数の疾病を患った場合、傷病手当金は二重でもらえるのか
浜辺美波「自分の車がどれかわかりやすくするために」社用車に動物のぬいぐるみを多く置く
大谷翔平MVP、満票選出複数回は大谷だけ 現役ではトラウトと並んで最多/アラカルト
大谷翔平MVP獲得を「ニューバランス」「バンテリン」「ECC」「ラプソード」「築地銀だこ」が祝福
IVEが「GLOBAL PERFORMANCE賞」受賞 MAMA AWARDS