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新興市場銘柄ダイジェスト:セキュアは大幅反発、ベースフードがストップ高


本日の新興市場では、セキュアとトラースOPの株が大幅に上昇。セキュアは、新しいAI監視プラットフォーム「SECURE AI BOX Lite」の発売が好感され、大幅反発しました。価格を抑えたことで小規模事業者への導入が期待されています。ベースフードは、バッファローの牧社長が新たに8.36%を保有していることが公表され、ストップ高を記録。また、ニフティライフはNTTドコモの新サービスとの連携開始が評価され、株価が上昇しました。一方、DWTIは東京大学との新たな緑内障治療薬の共同研究契約を締結し、一時急騰しましたが、その後全体的な変動は小幅に留まりました。

*15:25JST 新興市場銘柄ダイジェスト:セキュアは大幅反発、ベースフードがストップ高 <4264> セキュア 1840 +172
大幅反発。AIによる検知・通知プラットフォーム「SECURE AI BOX Lite」の販売を開始することを発表した。「SECURE AI BOX Lite」はAIを活用したアルゴリズムによって人物や車両等のオブジェクトを検出する高度な検知プラットフォーム。2月に発売した「SECURE AI BOX」の簡易版で、チャンネル数を8から4に減らすなど機能を絞り込むことで価格を2分の1にした。導入費用を抑え、さらに監視ビューアーを無料提供することで小規模事業者への導入拡大を目指す。

<2936> ベースフード 361 +80
ストップ高。16日の取引終了後に「バッファロー」ブランドのメルコホールディングスの牧寛之社長が、同社株式について新たに8%を超えて保有していることが明らかとなったことを受けて17日に大幅高となったが、本日も買われている。大量保有報告書によると、同氏の保有割合は8.36%、保有目的は「安定株主として保有」となっている。

<4014> カラダノート 522 +1
小幅反発。17日の取引終了後に中期経営計画-事業計画及び成長可能性に関する事項-を発表し、好感されている。28年7月期売上高を50億円以上(24年7月期実績は21.9億円)、営業利益を15億円以上(同1.0億円)とし、営業利益率30%(同4.6%)を目指す。また、M&Aの中止などの影響を踏まえ戦略を見直し、構造改革のため計画を1年後ろ倒し、企業価値の拡大に向けて東証プライム市場上場基準を満たす、などを経営目標としている。

<4262> ニフティライフ 890 +33
反発。データフィード最適化サービス「DFO」がNTTドコモの提供する新しいネットショッピングサービス「dポイントマーケット」と連携を開始したことを発表し、好材料視されている。連携開始により、「dポイントマーケット」向けの商品データフィードの作成と掲載が簡単になり、スムーズに運用できるようになった。また、同社の「DFO」を利用することで、自社でのデータフィード作成や運用に関する社内調整、システム開発等が不要となり、工数やコストの削減、導入までの期間短縮等が実現できるという。

<6696> トラースOP 439 +80
ストップ高。17日の取引終了後にソフトバンク子会社のSTATION Aiが運営する国内最大規模のオープンイノベーション施設「STATION Ai」へデジタルサイネージプラットフォーム「CELDIS」が導入されたことを発表し、好感されている。さらに加速するデジタルサイネージ需要に向け、同社の強みである長年培ったIoT技術と国内外の幅広いネットワークを活用しながら、CELDIS導入先の拡大を進めるとしている。

<4576> DWTI 70 -1
一時急騰。東京大学と緑内障手術に関わる新たな治療薬の研究開発を目的とした共同研究契約を締結することを発表した。緑内障の第一治療は点眼剤の投与で、点眼では効果が不十分な場合や進行状況によって、レーザー治療、緑内障手術を行うが、緑内障手術は術後に重篤な合併症を引き起こす可能性があるだけでなく、十分な作用が見込めていない。同社と東京大学定量生命科学研究所・宮島篤特任教授、同大学大院医学系研究科眼科学・相原一教授は、緑内障手術に関わる画期的な新規点眼剤の開発を目指した共同研究を行う。 <ST>
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