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MRO Research Memo(2):2023年12月期は売上高・営業利益ともに前期比2ケタ成長達成も、計画は未達


*14:02JST MRO Research Memo(2):2023年12月期は売上高・営業利益ともに前期比2ケタ成長達成も、計画は未達 ■業績動向

MonotaRO<3064>の2023年12月期単体業績は、売上高は前期比12.3%増の243,352百万円、営業利益は同20.6%増の32,675百万円、当期純利益は同15.9%増の22,072百万円となり、2ケタ成長を継続した。2022年12月期の特需(半導体関連、新型コロナウイルス感染症関連など)の反動減を計画に十分織り込めていなかったため、売上高・各利益は計画比で未達となった。

主力の事業者向けネット通販事業及び購買管理システム事業(大企業連携)は、計画から若干下振れて推移した。この要因として、注文顧客数の計画未達と注文単価の計画未達が挙げられ、商品価格の値上げや景気の影響が考えられる。顧客数は前期末比1,100千口座増と堅調に増加した。購買管理システム事業(大企業連携)単独では連携社数が前期末比で1,057社増加し、売上高は前期比34.6%増と高い成長となったが、計画には届かなかった。

営業利益は、売上総利益の増加(価格変更や1箱当たりの注文単価上昇による配送料率の減少などの影響)により、前期比で20.6%増と増加した。一方で、売上総利益率は改善したものの、売上未達により営業利益額は計画に0.9ポイント未達となった。この主な要因は、販管費率は計画比並み(16.9%)であったが、その他費率の減少(営繕費など)や広告宣伝費の増大(既存顧客向けチラシ配布増等)である。結果として、営業利益率は前期比0.9%増加、計画比でも0.4ポイント上回る13.4%となった。なお、当期純利益に関しては、営業利益の未達及びインド子会社株式評価損(1,746百万円)により、計画比で5.2%減となった。財務の安全性についても、自己資本比率67.3%(2023年12月末)、流動比率203.5%(同)と極めて健全である。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)

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