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トリプルアイズ Research Memo(10):先端技術を社会に実装し続け、事業領域を広げ日本の産業を牽引していく


*13:10JST トリプルアイズ Research Memo(10):先端技術を社会に実装し続け、事業領域を広げ日本の産業を牽引していく ■トリプルアイズ<5026>の今後の見通し

3. 中長期成長戦略
経営基盤の安定を担うSI部門と成長を加速させるAIZE部門のシナジー効果を最大限に発揮し、既存IT企業とITベンチャー企業の優位性を併せ持つ独自の企業として市場にポジションを確立する方針である。生成AI時代において、ゼロフィールドのGPU事業とともに、AI開発力とコンピューティングパワーを併せもつAIベンチャーとしては希有なポジションをとり、事業を推進していく考えである。

現状、同社が位置するIT市場には2つの課題が顕在化している。(1) DXで「2025年の崖」と言われレガシーなITシステムを原因として業務刷新が遅れていること、(2) AI化でひところのブームによって進んだ、新たなシステムのデモンストレーションを兼ねた試験工程であるPoC(概念実証)も、結果としてサービス実装に至っていないことである。同社は、この2つの課題をSI部門とAIZE部門の両輪で解決し、顧客企業のニーズに応えていく考えである。現在、AIサービスをうたうベンチャーは多くあるなかで、ディープラーニングをはじめとする先端テクノロジーの研究開発から、実際にサービス実装を担える企業は限られる。また同時に、既存IT企業はイノベーションのジレンマに陥っており先端テクノロジーへの進出が思うように進んでいない。そのようななか、同社は既存のレガシーなシステムの運用や改修を行いながら、先端テクノロジーのサービス実装を実現できている。

中期的には、これらの課題から発生するニーズをキャッチアップして受注増加を図るべく、SI部門、AIZE部門ともに営業活動を協働で行うパートナー企業の開拓を進める考えである。AIZEプロダクトを新規顧客との接触点となる商品として、SI部門によるシステム開発受注などAIソリューション事業を拡充する戦略である。同時に、ストック型ビジネスであるAIZEの導入を進め、課金ポイントとなるID数の増加を目指す。そして、長期的には、変わり続ける先端技術を社会に実装し続け、事業領域を広げ日本の産業を牽引する考えである。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 永岡宏樹)

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