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城南進学研究社---2Q増収・純利益が黒字化、教育事業の売上高は堅調に推移


*10:08JST 城南進学研究社---2Q増収・純利益が黒字化、教育事業の売上高は堅調に推移 城南進学研究社<4720>は10日、2024年3月期第2四半期(23年4月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比0.2%増の30.69億円、営業利益が0.78億円(前年同期は0.05億円の利益)、経常利益が同556.5%増の0.89億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が0.35億円(同0.23億円の損失)となった。

教育事業の売上高は前年同期比0.2%増の28.82億円となった。幼少教育部門では、算数教室「りんご塾」、保育園を運営している子会社である城南ナーサリー及び城南フェアリィー、留学試験の英語対策を行うリンゴ・エル・エル・シー、児童英語教室「ズー・フォニックス・アカデミー」の売上増加により前年同期を上回る売上高となった。また、城南ナーサリーでは、6月に児童発達支援教室「フォレストキッズ」の第1号教室をJR川崎駅西口に開校し、着実に利用者を増やしている。映像授業部門(映像授業教室「河合塾マナビス」)においては、前期末募集期における新規入学者数が伸び悩んだ影響が残ったことと、夏期講習において、高校3年生の受講者数は回復したものの、高校2年生が低調であったことにより、前年同期を若干下回る売上高となった。個別指導部門(個別指導塾「城南コベッツ」)では、大学入試における総合型・学校推薦型選抜の増加による高校生の減少に伴う単価の減少や、経営の適正化を図る目的から教場の整理統合をしたことなどが売上を押し下げており、前年同期を下回る売上高となった。デジタル教材・ソリューション部門では、オンライン学習教材「デキタス」が全国の小中学校や学童保育・スポーツクラブ等のほか、横浜市や奈良市、大分県など複数の自治体で不登校児への学習サポート用教材として利用されており、高校等への講師派遣事業と共に、売上に貢献している。さらに9月には、東京都が提供する「バーチャル・ラーニング・プラットフォーム事業(VLP事業)」のメイン教材に採択され順次運用を開始している。

スポーツ事業の売上高は同1.1%減の1.87億円となった。子会社である久ケ原スポーツクラブでは、同社グループのオンライン学習教材「デキタス」やプログラミング教室の利用を促進するなど、運動と勉強を掛け合わせたサービスの提供により他スポーツクラブとの差別化を図っているが、新型コロナウイルス感染症による行動制限が緩和されたことによる、夏休み期間のイベント増に伴う小学校低学年の体験参加者の減少や、在籍者の伸び悩みがあり、前年同期を下回る売上高となった。

2024年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比5.0%増62.45億円、営業利益が1.69億円、経常利益が1.74億円、親会社株主に帰属する当期純利益が1.06億円とする期初計画を据え置いている。

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