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ODKソリューションズ---2Q増収、証券業務「WITH-X(R)」や「KIZUNA-X(R)」の売上高が増加


*10:32JST ODKソリューションズ---2Q増収、証券業務「WITH-X(R)」や「KIZUNA-X(R)」の売上高が増加 ODKソリューションズ<3839>は25日、2024年3月期第2四半期(23年4月-9月)連結決算を発表した。売上高は前年同期比3.4%増の19.35億円、営業損失は2.84億円(前年同期は3.90億円の損失)、経常損失は2.70億円(同3.75億円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失は2.03億円(同2.71億円の損失)となった。

同社グループでは、中期経営計画(2024年3月期-2026年3月期)の基本方針に「ODKグループ拡大」を掲げ、「新事業ポートフォリオの推進」「グループシナジーの創出」「M&A・アライアンスの推進」を本年度の重点課題として様々な施策に取組んでいる。

同社単体としては、中期経営計画の基本方針に「専門性の強化による新たな価値の創造」を掲げ、「個別収益管理の深化」「コンサル機能の発揮」「研究開発の推進」を本年度の重点課題として取組んでいる。グループ及び同社単体の重点課題に対する具体的取組みとしては、体験実績をNFT活用により証明する次世代型ソリューション「アプデミー(R)」を基幹に、多様なサービス開発をすすめている。その取組みの一つとして、連結子会社ポトスが、キャリア体験プラットフォーム「キャリポート」の提供を開始した。これは、従来就活(短期集中型の新卒一括採用)からの脱却を目指すもので、キャリア体験蓄積型就活の社会実装を目指すものとなっている。顧客企業と共に学業に過度な負担をかけないキャリア形成の準備機会を提供し、体験実績NFTの発行により取組みを可視化することで、低学年から無理なく企業接点を獲得できるプラットフォームとなっている。また、新NISA制度の見直しや金融リテラシーの向上など、個人の投資を促す施策が推進される中、システム関連の需要が高まる金融業界に向けて、証券取引の各サービスを「SAKIX(サキガケ)」シリーズとして刷新し、その中核サービスである「WITH-X(R)(ウィズクロス)」を新たなユーザに提供開始した。その他、「UCARO(R)」をデータプラットフォームとして各事業領域をつなぐハブに育成するとともに、外部接点強化やサービス拡張等により保有するデータ量・種類の拡大を目指している。

システム運用の売上高は、既存顧客との取引深耕による証券業務「WITH-X(R)」や「KIZUNA-X(R)」の売上増加、前第2四半期に譲受した人材育成サポート事業の売上等により、前年同期比1.5%増の17.99億円となった。

システム開発及び保守の売上高は、証券業務「KIZUNA-X(R)」関連開発等により、同43.7%増の0.99億円となった。

機械販売の売上高は、医療システム用タブレット製品の販売等により、同18.1%増の0.35億円となった。

同社グループの事業は、大学入試業務をはじめとした利益が第4四半期にかけて増加する傾向にあるため、第2四半期累計期間の売上高は相対的に少なくなる傾向にある。しかし、人件費等の固定費は四半期ごとに変動する性質ではないため、結果として、第2四半期累計期間の利益が、他の四半期に比べ極めて低い水準にとどまり、例年第3四半期まで損益はマイナスであるが、通期では当該マイナスは解消されている。

2024年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比11.4%増の62.00億円、営業利益が同19.2%減の3.40億円、経常利益が同19.9%減の3.60億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同1.4%増の2.40億円とする期初計画を据え置いている。

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