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サイジニア Research Memo(4):既存サービス及び新規サービス開発による成長を目指す


*14:34JST サイジニア Research Memo(4):既存サービス及び新規サービス開発による成長を目指す ■中期成長イメージ

1. 事業計画及び成長可能性
サイジニア<6031>は2022年9月に「事業計画及び成長可能性に関する事項」を開示した。具体的な数値目標は公表していないものの、好調なEC市場を背景に事業計画に基づいた経営を行うことで、高い成長を見込んでいる。事業計画では、「既存サービスによる成長戦略」と「新規サービス開発による成長戦略」を掲げ、それぞれ短期と中長期での計画を推進する。

「既存サービスによる成長戦略」のうち、短期的には(1) 対象顧客企業が共通しているZETAとデクワスの間でサービスを相互提案することで効率的な営業活動を展開する、(2) 既存顧客に同社の有機的につながる様々なサービスを追加導入することで売上拡大を目指す、(3) 高売上総利益率のZETAを経営統合したことで安定したストック収益を拡大するとともに利益率向上を目指す。また、中長期的には、クチコミデータなどを活用し、既存のビジネス形態である「BtoBtoC」から「BtoB」や「BtoC」へと事業領域を拡大する方針だ。一方、「新規サービス開発による成長戦略」のうち、短期的には(1) 「ZETA SEARCH」のユーザーの購買に対する興味関心データを活用する、(2) クチコミデータの再利用に加え、ポストクッキーやリテールメディアテックに対応することで業容拡大を図る、(3) 「ZETA HASHTAG」「deqwas.LISTING」「ZETA Tracking」に続く新規サービスを開発・育成・強化する。また、中長期的には、既存事業や新規サービス、新規事業に関連するM&Aを積極的に検討するほか、コアコンピタンスであったAI研究について再強化を検討する。

2. 中期成長イメージ
同社の主要顧客が属する小売業界ではデジタル化やDXへのニーズが急速に進んでおり、「ZETA CXシリーズ」をはじめとするサービス展開が加速度的に拡がっている。また、ポストクッキーやリテールメディアテックといった業界の最先端課題にも対応し、AI研究については再強化を検討している。このような市場の変化を見据えた戦略により、中期的には相当の利益成長が期待され、長期的には「Web3時代」への対応によって成長力がさらに引き上がる可能性があると弊社では見ている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)

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