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イノベーション---3Q増収、オンラインメディア事業・ITソリューション事業が順調に推移


*11:58JST イノベーション---3Q増収、オンラインメディア事業・ITソリューション事業が順調に推移 イノベーション<3970>は9日、2023年3月期第3四半期(22年4月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比8.4%増の33.96億円、営業利益が同19.0%減の3.93億円、経常利益が同19.4%減の3.95億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同14.9%減の2.22億円となった。

オンラインメディア事業の売上高は前年同期比11.7%増の25.10億円、セグメント利益は同21.3%増の9.59億円となった。主力の「ITトレンド」においては、当第3四半期累計期間の来訪者数(延べ人数)は15,385,033人(前年同期比11.1%増)となった。また、掲載製品数が3,466製品(前年同期比45.8%増)となったことに伴い資料請求数が増加したこと等により、増収増益となった。

ITソリューション事業の売上高は同0.7%増の3.59億円、セグメント利益は同49.8%増の1.07億円となった。主力製品の「List Finder」にいては、当第3四半期のアカウント数は495件(前年同期比2.3%増)となった。また、アカウント当たりの単価が堅調に推移していることに加え、費用抑制対策が奏功したこと等により増収増益となった。

金融プラットフォーム事業の売上高は同0.4%減の5.21億円、セグメント損失は0.41億円(前年同期は0.93億円の利益)となった。独立系フィナンシャルアドバイザーの増員等による体制強化に注力したが、国内外の株式市場の下落の影響から手数料収入を中心に大幅な収益力の低下を余儀なくされた。

VCファンド事業のセグメント損失は0.92億円となった。VCファンド事業は第1四半期から新たに連結子会社となったINNOVATION HAYATE V Capital投資事業有限責任組合が提供している。当第3四半期累計期間においては、投資先のバリューアップやEXITによりファイナンシャル・リターン及び同社グループ事業とスタートアップとの協業を促進することによるストラテジック・リターンの獲得を目的として、ファンドを運用してきた。

2023年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比26.7%増の55.50億円、営業利益が同6.7%増の8.30億円、経常利益が同5.8%増の8.30億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同6.0%増の4.75億円とする期初計画を据え置いている。

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