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城南進研 Research Memo(8):2023年3月期も固定費削減効果により増益基調が続く見通し(2)


■城南進学研究社<4720>の今後の見通し

(5) グループ子会社
a) 乳幼児・児童教育関連
乳幼児・児童教育関連のうち、城南ナーサリーや城南フェアリィーなど小規模認可保育園(0歳児~3歳児未満対象)については、「城南ルミナ保育園」と同様、前期比横ばい見込みとなっている。新規開設予定はなく、0歳児の入園が低調なことから定員枠の見直しを検討している。「くぼた式育児法」を差別化戦略として、園児の獲得を推進する方針である。

リトルランドについては、「くぼたのうけん」を中心とした各種教室の生徒数増加により増収を見込む。また、城南KIDSが運営する「トレスター・インターナショナル・アフタースクール」についても既存校の生徒数増加により、前期比15%増収を計画している。なお、「トレスター・インターナショナル・スクール」については、小学低学年生からの英語力向上ニーズが高まっていることから、時期は未定ながらもそのノウハウをパッケージ化してFC展開する予定である。

b) 英語教育関連・スポーツ関連・その他
リンゴ・エル・エル・シー及びアイベックの売上高は、コロナ禍が長引いている状況を鑑みて、2023年3月期も前期比横ばい水準で計画している。いずれも「城南コベッツ」を通じて英語教育サービスの提供を行っており、今後の売上貢献が期待されるものの、その影響はまだ軽微と見ている。

久ケ原スポーツクラブの売上高についても、前期比横ばい水準を見込んでいる。11月に1ヶ月間、修繕工事で営業を休止する予定となっている。スイミングスクールの会員数はすでに上限近くに達しており、売上の上積みは限定的だが、「デキタス」や「りんご塾」等の各種教育サービスを伸ばすことによって前期並みの売上確保を目指す。イオマガジンも「デキタス」のコンテンツ開発に注力しており、売上高は前期比横ばい水準を計画している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)


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