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プロパスト---22年5月期は2ケタ増益、賃貸開発事業及びバリューアップ事業の利益が業績を牽引


プロパスト<3236>は11日、2022年5月期決算を発表した。売上高が前期比6.3%減の176.89億円、営業利益が同24.1%増の21.27億円、経常利益が同30.2%増の16.91億円、当期純利益が同23.4%増の11.35億円となった。

分譲開発事業の売上高は前期比53.6%減の4.27億円、セグメント利益は同58.1%減の0.17億円となった。自社物件としてプルームヌーベル武蔵野(東京都武蔵野市)の販売を実施した。なお、販売物件がこのプロジェクトのみにとどまる中で、当事業年度においては、販売を開始した前事業年度と比較して販売が進捗したことに伴い販売戸数が少なくなっていたことから、減収減益となった。

賃貸開発事業の売上高は前期比16.2%減の115.33億円、一方、売却物件の地域優位性が評価されたこと等から収益性が更に向上したことを受けて、セグメント利益は同9.2%増の24.61億円となった。首都圏を中心に用地取得から賃貸マンションの企画・建築・販売を行っており、西池袋2プロジェクト、白金3プロジェクト及び神田佐久間町プロジェクト等、16プロジェクトを売却した。前事業年度に複数の大型物件を販売した反動に加えて、物件売却が順調に進み、保有する竣工済物件数も限られたことを受けて売却物件数が減少した。

バリューアップ事業の売上高は前期比35.9%増の57.20億円、セグメント利益は同48.4%増の6.99億円となった。中古の収益ビルを購入し、外観や設備が経年劣化した不動産に対して効率的に改修を行うことで、既存の建物の付加価値を高めた上で売却しており、高円寺南2プロジェクト、北千束3プロジェクト及び白金5プロジェクト等、9棟の収益ビルを売却した。

2023年5月期通期の業績予想については、売上高は前期比19.4%増の211.29億円、営業利益は同4.2%増の22.15億円、経常利益は同3.0%増の17.41億円、当期純利益は同15.3%増の13.09億円を見込んでいる。


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