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サイジニア Research Memo(6):サイエンスとエンジニアリングで問題を解決する


■中期成長イメージ

1. 経営理念
science+engineeringを社名(scigineer)の由来とするサイジニア<6031>は、アカデミックな科学的アプローチと実践的な技術開発に同時に取り組むことが、新たなイノベーションを創出することにつながると考えている。情報化社会における問題点は、過剰な情報に囲まれて欲しい情報が見つけられないこと、検索できない情報についてはその存在にすら気付けないことである。こうした情報化社会の問題点に対して、サイエンスとエンジニアリングで解決することを同社は企業理念としている。今後も、ユーザーの魅力ある買い物や顧客の売上高拡大へ向けて購買環境や販売環境の問題点を改善し、顧客のデジタルマーケティングを支援していく考えである。


ユーザーの購買体験を改善し、売上増を図る事業を強化
2. 中期成長イメージ
同社の事業領域は、今後も高い成長が続くことが見込まれている。このような環境のなか、ZETAの経営統合を背景に、経営資源・技術開発力の相互活用、顧客基盤の拡大、機動的な事業戦略を策定する経営体制の確立を進め、業績を拡大して企業価値の向上を図る考えである。特にストック型収益がメインのZETAを経営統合したことで、フロー型収益であるネット広告サービスとストック型収益のCX改善サービス及びOMO推進サービスというバランスの取れた事業ポートフォリオが構築でき、収益体質が強化された。これをさらに効率化するため、今後、パーソナライズレコメンドサービスやネット広告サービスなどを展開している同社はM&Aや研究開発、グループ全体のコーポレート機能にシフトし、DSP開発と運営を行うデクワスはフロー型収益に、ハイエンド向けCXソリューションZETAはストック型収益にフォーカスしていく方針である。さらに、中長期的に企業規模を拡大するなかで、現在5:5程度のフロー型収益とストック型収益のバランスをよりストック型の比率を高めることで、さらなる安定した業績と強い成長を同時に実現する考えである。

現在、顧客の多い小売業界にとって最大の問題となっているのが、スマートフォンやIoT(Internet of Things)の普及やECの拡大を背景にネット専業に流出した売上を取り戻すため、実店舗とECの対立関係を融合へと進化させることである。加えて、リアルでもネットでもユーザーのタッチポイントが急速に多様化し、様々なデータが大量に生成されるようになってきたことも問題となっている。このため、顧客企業のDXが急速に進んでいるが、特に依然売上の大半を占める実店舗のDXが急務となっている。こうした小売業界の環境変化とそれに伴って発生した問題は、同社のCX改善サービスとOMO推進サービスの両方に追い風になっている。同社は解析対象となるデータ同士の関連性をリアルタイムに分析しているが、ネットだけでなくリアルの世界での消費行動データにも対応できるため、特にネットとリアルの融合をビジネスとするOMO推進サービスにとって強い追い風と言える。また、「ZETA VOICE」というクチコミ投稿を支援するサービスにおいて、投稿数(クチコミデータ)が急増している。取り扱うクチコミ数が増えると解析ビジネスが大きくなるだけでなく、小売リテーラーのECサイト自体が有望な広告メディアとして価値を持ってくるため、顧客とユーザーをつなぐCX推進サービスのビジネスチャンスにもつながってくる。

既存事業が黒字化し、経営統合したZETAの収益が上乗せされた同社だが、今後さらなるシナジーや効率化、事業拡大を追求していく方針である。加えて、良好な外部環境や体質強化が進む内部環境を考えると、中期的に相応の利益成長が期待される。また、そうした成長のなかで同社は、急増するクチコミデータを応用した事業や、3PCを利用できなくなるポストクッキー時代に向けたビジネス、リテーラーECサイトの新たな価値を利用するリテールメディアテックなど、Web3時代の到来を見据えた事業ロードマップ構想も描いている。事業ロードマップ構想における具体的戦略やKPIについては今後の公表に期待するが、中長期成長を一段と引き上げるものになりそうだ。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)


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