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エヌ・シー・エヌ---3Qも2ケタの増収増益、各部門ともに好調に推移


エヌ・シー・エヌ<7057>は14日、2022年3月期第3四半期(21年4月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比24.4%増の61.17億円、営業利益が同36.7%増の2.98億円、経常利益が同20.9%増の2.98億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同23.1%増の2.12億円となった。

住宅分野の売上高は前年同期比21.5%増の51.60億円となった。当第3四半期連結累計期間のSE構法出荷数は1,096件(同5.0%減)とほぼ計画どおりに出荷した。一方で、ウッドショックによる木材価格上昇により原材料コストが増加したものの、スムーズに販売価格への反映を実施した。登録工務店数は新規に34社加入(同21.4%増)し、564社となった。
大規模木造建築(非住宅)分野の売上高は前年同期比52.6%増の6.54億円となった。前期に新型コロナウイルス感染症の影響で工期が遅延していた公共工事等が徐々に再開されたことにより、SE構法出荷数は45件(同32.4%増)となった。また、SE構法以外の大規模木造建築を扱う木構造デザインでは、プロモーション活動を積極的に実施し、営業活動を推進している。

その他については、住宅の省エネルギー計算サービス事業の売上高は前年同期比84.1%増となった。2021年4月より「住宅の省エネ性能説明義務化」を受け、独自の「省エネルギー性能報告書」を発行し、性能の見える化を行うとともに、SE構法とのシナジーを活かし戸建向けに注力して営業展開を行った。その結果、第3四半期連結累計期間の戸建の省エネルギー計算戸数は1,293戸(同70.8%増)となった。木造建築向けBIMソリューションを開発・展開するMAKE HOUSEでは、10月に開設したBIM/CADセンター「MAKE HOUSE BIM BASE」を拠点に、事業拡大に向けた人員増と育成を計画通り行うとともに、BIM技術を活用した高画質建築空間シミュレーションサービス「MAKE ViZ」の提供を開始した。

2022年3月期通期については、売上高が前期比8.1%増の79.59億円、営業利益が同52.4%増の3.08億円、経常利益が同26.0%増の3.24億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同16.8%増の2.33億円とする、2021年11月12日に修正した連結業績予想を据え置いている。




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