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アルプス技研 Research Memo(5):2021年12月期の業績予想を据え置き、大幅な増収及び営業増益を見込む


■業績見通し

1. 2021年12月期の業績予想
2021年12月期の業績予想についてアルプス技研<4641>は、期初予想を据え置き、売上高を前期比11.9%増の40,000百万円、営業利益を同9.9%増の4,000百万円、経常利益を同4.3%減の4,400百万円、親会社株主に帰属する当期純利益を同0.1%増の3,060百万円と大幅な増収及び営業増益を見込んでいる。

先端技術や次世代車等の堅調な顧客ニーズを背景として、本業は底堅く推移する見通しであり、下期についても稼働人数の拡大(稼働率の回復)が業績の伸びをけん引する想定となっている(一方、景気減速懸念を踏まえ、稼働工数については抑制傾向を想定)。また、デジタル・スパイスの連結効果は上期でほぼ一巡するものの、アグリ事業に特化したアルプスアグリキャリアについては拡大傾向の継続を見込んでいる。

2. 弊社の見方
通期業績予想の達成のためには、下期の売上高21,230百万円(前年同期比16.2%増)、営業利益2,268百万円(同22.3%増)が必要となる。下期にはコロナ禍が収束するという期初時点の前提に差異が生じていることをはじめ、コロナ禍の長期化に伴う景気減速懸念には引き続き注意が必要であるものの、1)足元の派遣要請が堅調であること、2)同社並びに派遣先のウィズコロナ体制が定着してきたこと、3)同社業績には新卒採用者の稼働が進む下期偏重の傾向があり2021年12月期も7月末時点で新卒採用者の稼働はフルに近い水準に達していることから、稼働人数の拡大などにより同社業績予想の達成は可能であると見ている。注目すべきは、2022年12月期以降の成長に向けた採用活動の進捗(2022年新卒者やキャリア人材、就農人材等)や新規事業(農業・介護関連事業)の伸びなどにある。特に、本格参入した訪問介護事業については少し長く見守ることが必要であるものの、農業関連事業は全国規模で需要が拡大しており、派遣先の開拓や人材確保に向けた動きをフォローしていく必要があるだろう。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)


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