ファンペップ Research Memo(1):皮膚潰瘍向け治療薬が第3相臨床試験入り、2024年の上市を見込む
ファンペップ<4881>は大阪大学大学院医学系研究科の機能性ペプチドの研究成果を実用化する目的で、2013年に設立されたバイオベンチャー。独自開発した機能性ペプチドをベースとした抗体誘導ペプチド技術により、高額な抗体医薬品の代替となる医薬品の開発に取り組んでいる。また、機能性ペプチドに関しては、化粧品向け等にも少量だが販売している。社名のファンペップの由来は、機能(function)を持つペプチド(peptide)の可能性を追求し、新たな医薬品等の開発によって社会に貢献する企業になるとの想いを込めて名付けられた。
1. 抗体誘導ペプチドの特徴と優位性
同社独自の技術である抗体誘導ペプチドは、キャリア※となる機能性ペプチド「AJP001」に標的タンパク質(自己タンパク質)のエピトープを組み合わせることで、標的タンパク質の働きを阻害する抗体を体内で産生できることが特徴となっている。生物由来のキャリアを用いる他の競合技術は、反復投与時に効果が減弱する可能性があることや製造上の品質管理が難しいことに加え、副作用を引き起こす懸念があったが、同社の抗体誘導ペプチドはこれらの課題を解消できるといった優位性を持つ。また、抗体医薬品と比較すると製造コストが1割程度の水準と大幅に低減できる可能性があり、患者アクセスの促進や医療財政の問題に対する改善効果も期待できる。このため、抗体医薬品の代替薬になることが期待される。
※キャリアは自己タンパク質に対して抗体を産生させる役割を果たす。
2. 主要開発パイプラインの動向
同社の開発パイプラインで最も進んでいるのは、皮膚潰瘍(褥瘡、糖尿病性潰瘍)を適応症とする機能性ペプチド「SR-0379」となる。塩野義製薬<4507>と2015年に全世界を対象としたライセンス契約を締結(契約総額は100億円)しており、2021年6月より国内で第3相臨床試験を開始している。対象は、簡単な外科的措置が必要な患者となり、「植皮等の簡便な外科的措置が行えるまでの期間」を主要評価項目とし、プラセボ群との比較を行う。「SR-0379」は創傷治癒促進効果と抗菌活性の両方の効果を持つことから、開発に成功する可能性は高いと弊社では見ている。順調に進めば1年程度で臨床試験が終了する見込みで、弊社としては2024年の上市を見込んでいる。また、抗体誘導ペプチドでは乾癬を適応症とした「FPP003」(大日本住友製薬<4506>と北米におけるオプション契約を締結)の第1/2a相臨床試験が、2019年4月よりオーストラリアで進められている。新型コロナウイルス感染症拡大(以下、コロナ禍)影響でスケジュールはやや遅延しており、2022年半ばの終了を予定している。同結果が良好であればオプション契約を締結している大日本住友製薬がオプション権を行使して開発を進めていく可能性がある。その他、花粉症を適応症とした「FPP004」、乾癬を適応症とした「FPP005」については前臨床試験段階となっている。また、2021年8月にはメドレックス<4586>とマイクロニードル技術を用いた次世代製剤技術開発に関する共同研究契約を締結しており、今後開発候補品での利用が可能か検証していくことにしている。
3. 業績動向
2021年12月期第2四半期累計業績は、事業収益で126百万円、営業損失で186百万円となった。「SR-0379」の第3相臨床試験入りに伴うマイルストーン収入を計上している。通期業績は事業収益で129百万円(前期比126百万円増)、営業損失で1,244百万円(同680百万円の損失拡大)と期初計画を据え置いている。「SR-0379」の第3相臨床試験費用を中心に、研究開発費が1,166百万円、前期比で803百万円増加することが損失拡大要因となる。研究開発費については2022年12月期以降も年間10億円台のペースが続く見通しだ。2021年6月末の現金及び預金の残高は3,587百万円となっており、当面の事業活動資金は確保されている。
4. 成長戦略
同社では、今後も独自技術である抗体誘導ペプチドの優位性を生かして、抗体医薬品が既に発売されている「炎症領域」の開発パイプラインを拡充していく戦略となっている。標的となるタンパク質は既に上市されている抗体医薬品と同じであるため、リード化合物を特定する時間が通常よりも大幅に短縮できるほか、有効性や安全性についても既に抗体医薬品で確認できていることから、開発リスクも小さい。同社では既存パイプラインの開発を進めながら、今後も2年に1本のペースでパイプラインを拡充していくことを目指しており、研究者の増員も進めていく計画となっている。当面は開発ステージとなるため、営業損失が続く見込みだが、抗体誘導ペプチドの開発対象となる領域における抗体医薬品の2019年の世界市場規模は主要製品だけで約475億米ドルとなっており、中長期的な成長ポテンシャルは大きいと弊社では見ている。
■Key Points
・大阪大学発のバイオベンチャーで、独自開発した抗体誘導ペプチド技術を用いて抗体医薬品の代替医薬品の開発に取り組む
・皮膚潰瘍向け治療薬は国内で第3相臨床試験を開始、2024年にも上市の可能性
・乾癬治療薬「FPP003」はオーストラリアでの第1/2a相臨床試験は終了見込みが2022年半ばに変更
・抗体誘導ペプチドの開発対象となる領域における抗体医薬品の世界市場規模は約475億米ドルで成長ポテンシャルは膨大
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<AS>
【日本代表】久保建英「僕の足の速さを過信していた」…背番号10デビューは「うれしくはある」
米中首脳が電話協議 貿易問題に焦点、トランプ氏「前向きな結論」
【日本代表】本田圭佑「負けたんかい。内容どうやったんやろ」Xにファンの声続々 最終予選初黒星
【日本代表】小野伸二氏「策にはまった」中村憲剛氏「執念の強さ」オーストラリアの勝負強さ称賛
【阪神】西勇輝が4月12日以来2カ月ぶり2軍で実戦 自身のインスタで「内側側副靱帯の変性で」
【日本代表】デビュー戦フル出場の平河悠「最後に失点して0―1で終わるのもサッカー」成長誓う
【日本代表】瀬古歩夢と新潟DFゲリアが空中で激突…約4分中断「頭同士でぶつかった」心配の声
【日本代表】W杯出場決定後の最終予選は○△●○●△△●黒星先行 通算2勝3分け3敗
【日本代表】「人生で一番緊張」俵積田晃太“シフト”で縦突破の機会与えられ「通用するところも」
【阪神】藤川監督「エイエイオー」新庄監督とのメンバー表交換「セも変えていければ良さ広がる」
ヒカル、浮気相手とのLINE流出にドン引きの声「キモすぎる」「吐きそう」
元フジ渡邊渚、スケスケ水色衣装で「タイトルにはいろんな意味を…」初写真集「6・25」発売
高嶋ちさ子“休養宣言” 突然の報告「しばらくお休みさせて頂きます。インスタも更新しないかも」
二階堂ふみが結婚!?お相手が衝撃的過ぎてネット民「マジか・・・」
73歳大物歌手、GACKTの「古古米は腰を抜かすほど美味しい」発言に「残念な人」
長嶋茂雄さん、ご遺体が自宅に戻る…一茂さん、三奈さんに付き添われ 王貞治氏も訪れる
長嶋茂雄さん死去 89歳 プロ野球・巨人軍終身名誉監督
有吉弘行、デートでリュック姿の男性をダサいと言う女性をバッサリ「それ言ってるヤツの…」
娘殺した同級生は自殺… 真相知れなかった母が伝えたい「命の重み」
松井秀喜氏、長嶋茂雄さんと「生前に約束したことがある」2人きりの対面終え明かす 緊急帰国
父が再婚の丸山隆平(36)現在の家族関係がとんでもないことになっていたと話題に
二階堂ふみが結婚!?お相手が衝撃的過ぎてネット民「マジか・・・」
ヒカル、浮気相手とのLINE流出にドン引きの声「キモすぎる」「吐きそう」
多部未華子(30)結婚の裏事情あまりにも恐ろしすぎると話題に!
ガーシー、佐野ひなこの暴露を示唆でネット騒然「ファンだったのに」
【おすすめアニメ50選】完結済み!定番から最新作まで!
浜崎あゆみ、バスト丸見えの投稿にネット騒然「巨乳すぎて不自然」
「名探偵コナン」最大の謎、蘭姉ちゃんのあの角の正体がついに判明
小澤征悦と再婚した桑子真帆アナ(34)黒い過去が流出、衝撃の過去にネット騒然
8÷2×(2+2)=の答え、ついに数学者が正解を発表!それは・・・

【日本代表】久保建英「僕の足の速さを過信していた」…背番号10デビューは「うれしくはある」
米中首脳が電話協議 貿易問題に焦点、トランプ氏「前向きな結論」
【日本代表】本田圭佑「負けたんかい。内容どうやったんやろ」Xにファンの声続々 最終予選初黒星
【日本代表】小野伸二氏「策にはまった」中村憲剛氏「執念の強さ」オーストラリアの勝負強さ称賛
【阪神】西勇輝が4月12日以来2カ月ぶり2軍で実戦 自身のインスタで「内側側副靱帯の変性で」
【日本代表】デビュー戦フル出場の平河悠「最後に失点して0―1で終わるのもサッカー」成長誓う
【日本代表】瀬古歩夢と新潟DFゲリアが空中で激突…約4分中断「頭同士でぶつかった」心配の声
【日本代表】W杯出場決定後の最終予選は○△●○●△△●黒星先行 通算2勝3分け3敗
【日本代表】「人生で一番緊張」俵積田晃太“シフト”で縦突破の機会与えられ「通用するところも」
NY外為:BTCもみ合い、ステーブルコイン発行企業のサークルが上場