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新興市場銘柄ダイジェスト:FRONTEOは大幅反発、データHRがストップ高


<6663> 太洋工業 507 +18
ストップ高。電子基板事業で取り組んでいる絶縁層にポリイミドを用いたビルドアップ基板の開発について、核となるフィルドビア技術を確立したと発表している。高密度配線・高密度実装と薄型化の両立が実現可能になるとしている。今回の技術を用いたビルドアップ基板の提供を22年度中に開始する予定で、5G/6G向け通信機器や医療機器、IoT・ウエアラブル機器、車載関連、先進運転支援システムなどでの用途が想定されるという。

<2158> FRONTEO 1120 +94
大幅反発。創薬支援AI「Cascade Eye」に関する特許査定通知を日本の特許庁から受領したと発表している。Cascade Eyeは自然言語解析AIエンジンを用いて論文情報や医療情報を解析し、分析対象としたい疾病に関連する分子や遺伝子を経路図状に表示するAIシステム。分子間・遺伝子間の関係性を可視化し、創薬研究でのターゲット探索プロセスを効率化させるとしている。既に複数の製薬企業や大学などに導入されているという。

<6067> インパクト 3420 +504
ストップ高。従来未定としていた21年12月期の営業利益予想を前期比55.5%増の16.00億円と発表している。HRソリューション事業で新型コロナワクチン接種会場への人材派遣業務の受注が拡大することに加え、コールセンターなどの業績が順調に推移する見通し。IoTソリューション事業でもストック収益の増加やテーブルトップオーダー端末の受注拡大で利益が拡大すると見込んでいる。

<3628> データHR 4760 +700
ストップ高。9月30日を基準日として1株につき3株の割合で分割すると発表している。1株当たりの投資金額を引き下げ、流動性向上や投資家層拡大を図ることが目的。発行可能株式総数は変更しない。株式分割が投資家から好感されていることに加え、同社株は4月26日に上場来高値(5900円)を記録してから下落基調で推移しており、値頃感も買いやすさにつながっているようだ。

<8746> 第一商品 210 -23
朝高後、マイナス転換。日本クラウド証券(東京都港区)と共同事業契約書を締結すると発表している。日本クラウド証券の持つ顧客資源と第一商品の持つ金の情報力や金取引のノウハウを生かし、インターネットを活用した金取引事業を開始する。日本クラウド証券は融資型クラウドファンディングサービス「クラウドバンク」を展開しており、同サービスの投資応募総額は1400億円を超えるという。

<5381> Mipox 728 +29
年初来高値。パワーデバイス用半導体の実用化を目指す共同研究が新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が公募する「マテリアル革新技術先導研究プログラム」に採択されたと発表している。Mipox、電力中央研究所、名古屋大学、理化学研究所、アイクリスタル(名古屋市)の5者共同で受託する。共同研究のテーマは「SiCバルク成長技術の革新に向けたプロセスインフォマティクス技術の研究開発」。 <ST>
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