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新興市場銘柄ダイジェスト:バルニバービは年初来高値、サンオータスが大幅反落


<3418> バルニバービ 1118 +38
年初来高値。いちよし証券が18日付でフェアバリューを1100円から2000円に、レーティングを「B」から「A」にそれぞれ引き上げたと発表している。飲食事業の22年7月期第2四半期(21年11月-22年1月)からの回復や不動産関連事業の収入などを考慮し、「22年7月期以降の営業利益見通しを引き上げたことが主な要因」としている。同証券の22年7月期予想は8.50億円(前回4.00億円)、23年7月期予想は17.00億円(同7.50億円)となっている。

<4571> ナノキャリア 319 +6
大幅反発。開発中のNC-6300(エピルビシンミセル)について、米食品医薬品局(FDA)から軟部肉腫の一種である血管肉腫を対象にファスト・トラック指定を受けたと発表している。ファスト・トラック指定は優先的に審査が受けられる制度。治療法のない希少がんに対する高い治療効果が期待される新薬であるとの見解を受けられたとしている。今後、FDAとの協議を進めるとともに製品のライセンス活動に移行する。

<7623> サンオータス 436 -69
大幅反落。先週末に21年4月期決算を発表、営業利益は前期比3.2倍の2.11億円で着地した。エネルギー事業やカービジネス事業、不動産関連事業が堅調に推移し、大幅増益に貢献した。ただ、22年4月期の営業利益予想を同33.8%減の1.40億円と発表している。エネルギー事業などで安定した収益を確保する一方、社内ITシステム投資を積極的に行ってテレワーク環境を整備するもよう。前期の大幅増益から一転減益となることがネガティブ視されているようだ。

<6521> オキサイド 8100 +220
大幅に反発。半導体材料の窒化ガリウム(GaN)薄膜単結晶の成長に適した新材料単結晶基板「SAM」のサンプル出荷を30日から開始すると発表している。GaN薄膜単結晶は、可視光レーザやパワーデバイス用の半導体材料としての研究開発が進み、一部で実用化が始まっている。SAM上に成長させたGaNは、従来よりも高歩留まりで完全性の高い膜を構成することが原理的に可能になるとしている。

<4425> Kudan 3720 +45
大幅に続伸。アバターロボット開発のugo(東京都千代田区)とパートナーシップ協定を締結したと発表している。周辺環境のマッピングと自己位置認識をリアルタイムで行うKudan Visual SLAMとロボットを統合管理するugo Platformを連携させ、多様かつ複雑な環境下でも高度なロボットの自動走行が可能になるとしている。今後、オフィスビルや商業施設、物流倉庫などに向けてロボティクスソリューションを共同で展開していく。

<6092> エンバイオHD 612 +3
大幅に反発。25年3月期の経常利益目標を9.31億円(21年3月期実績は5.92億円)とする中期経営計画を発表している。土壌汚染対策事業は構造改革と収益力向上で22年3月期に業績を回復し、その後は年率19%成長を図る。ブラウンフィールド活用事業では大規模化による成長加速で25年3月期に21年3月期の2.8倍の売上高を目標とする。自然エネルギー事業では23年3月期から年率16%成長を目指す。 <ST>
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