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新興市場銘柄ダイジェスト:セレスポは大幅反発、平山が年初来高値


<9625> セレスポ 960 +82
大幅反発で年初来高値を更新している。一部メディアが「東京オリンピック・パラリンピックは、観客を入れて開催する方向で最終調整されることが大会関係者への取材で分かった」と伝え、材料視されている。セレスポはスポーツを中心とするイベント事業を手掛けており、これまで東京オリンピックの先行き不透明感が業績の重しになっていただけに、報道を受けて買い安心感が広がっているようだ。

<7342> ウェルスナビ 4115 -170
大幅反落。SBIホールディングス<8473>傘下のSBI証券との提携サービスや北國銀行<8363>との提携サービスで、NISA(少額投資非課税制度)に対応した新機能「おまかせNISA」の提供を開始したと発表している。利用者は投資の経験や知識にかかわらず、NISAの非課税メリットを活用しながら資産運用できる。ただ、前日までの続伸を受けて買い一服感が出ているほか、材料出尽くし感から売り優勢となっているようだ。

<6787> メイコー 3340 +115
大幅反発。一部メディアが「2022年にも約100億円を投資して山形県に新工場を建設する」と報じ、買い材料視されている。報道によると「国内の車向け先端基板の生産能力を3倍にする。日本での大型投資は15年ぶり」という。電気自動車の普及や自動運転の実用化を背景にメイコーが手掛けるプリント基板のハイエンド化が進んでおり、大規模投資が成長を加速させるとの期待から買いが集まっているようだ。

<4881> ファンペップ 482 +15
大幅に反発。機能性ペプチド「SR-0379」で皮膚潰瘍患者を対象とする日本での第III相臨床試験を開始したと発表している。簡単な外科的措置が必要な皮膚潰瘍の患者を対象に、SR-0379またはプラセボを二重盲検下で投与した際の有効性及び安全性を検討する。試験開始に伴い、提携先の塩野義製薬<4507>からのマイルストーン収入1.25億円が確定した。21年第2四半期の事業収益として計上するが、業績予想には織り込み済みという。

<4019> スタメン 1054 +19
大幅に4日続伸。エンゲージメント経営プラットフォーム「TUNAG(ツナグ)」を導入している食品等事業者に向け、HACCPに沿った衛生管理をサービス内で実施するための制度をリリースしたと発表している。HACCPは、食品等事業者が食中毒菌汚染や異物混入などの危害要因を把握し、原材料の入荷から製品の出荷に至る工程を管理して安全性を確保する手法。食品衛生法の改正で1日から食品等事業者にHACCPに沿った衛生管理が義務付けられている。

<7781> 平山 1487 +135
年初来高値。21年6月期の期末配当を従来予想の30.00円から38.00円(特別配当8.00円を含む。前期末実績30.00円)に増額修正している。年間配当も同額となる。同社はインサイダー取引規制への抵触を回避するため、自社株取得の終了日を30日から16日に前倒し。期間中に自社株を取得できなかったため、株主還元を重視する観点から取得価額総額の一部を原資として1株につき8.00円の特別配当を実施することとした。 <ST>
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