臨床パイプラインについて、Vascular Biogenics
パイプライン拡充については、吸収合併したアキュルナが進めていた核酸医薬品の研究を継承し推進している。長鎖非翻訳RNA TUG1に対するASO(アンチセンスオリゴ)医薬は、次期パイプライン候補として、非臨床試験を推進している。軟骨の増殖・分化に関わる転写因子RUNX1のmRNA医薬は、アクセリードと共同でPrimRNAを設立し、非臨床試験の実施、GMP製造の確立及び第I相臨床試験の実施に向け、事業を開始した。アキュルナから継承した核酸医薬のDDS技術など、アカデミアとの共同研究や企業との協働により新規パイプラインの拡充を推進する。
2022年3月期通期の業績予想については、売上高が前期比27.2%減の2.28億円、営業損失が18.04億円、経常損失が17.51億円、当期純損失が17.34億円を見込んでいる。
引き続き、臨床パイプラインのライセンス/承認による早期収益化と革新技術の取り込みを推進し、グローバルで最先端な治療薬の獲得や収益化を見込んだ次世代モダリティ技術による創薬事業の拡大などを進めるとしている。
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