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アドクリ Research Memo(7):2020年9月期はASP事業が本格寄与し、2ケタ増収増益となる見通し


■今後の見通し

1. 2020年9月期の業績見通し
アドバンスクリエイト<8798>の2020年9月期の業績は、売上高が前期比10.0%増の11,400百万円、営業利益が同16.7%増の1,570百万円、経常利益が同15.6%増の1,500百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同18.4%増の1,000百万円と2ケタ増収増益となる見通しだ。

保険代理店を取り巻く市場環境は、マイナス金利の影響や顧客本位の業務運営を行うための規制強化等により、引き続き厳しい状況が続くものの、公的保障を補完するものとして民間保険に対するニーズは底堅く推移するものと予想される。こうした環境下で、同社は以下の5点を主要施策として取り組んでいく方針となっている。

(1) 保険業界のイノベーターとして常に進化し続けるべく、人材の育成・強化を図る。
(2) Webマーケティングの強化とともに各種端末への対応も強化し、顧客の利便性向上に向けたプラットフォーム戦略をさらに推進していく。
(3) 「協業」代理店とのシステム連携強化により、顧客ニーズに効率的かつ効果的に対応できる体制を構築する。
(4) 保険代理店事業を主軸にASP事業、メディア事業及び再保険事業とのシナジーを最大限に追求し、保険にかかるあらゆる収益機会にアプローチする「金融情報サービス業」として確固たる営業基盤を構築する。
(5) 顧客本位の業務運営を推進するべく、コンプライアンス体制の充実やシステム化、情報セキュリティ体制の構築、研究制度の強化等により、一層の保険募集管理態勢の強化を図る。

なお、人材採用については2019年4月に新卒17名(前年は18名)が入社しており、2020年春は22名の入社予定となっている。直営店を平日営業体制に切り替えたことで、入社志望者も金融業界を志望する学生が増え、採用面ではプラスの効果が出ていると言う。また、海外で働く機会があるというのも学生にとっては会社を選ぶ際の条件の1つとなっており、同社では2019年より海外の最新情報の収集とビジネス開発を目的にシンガポールに1名若手社員を派遣したほか、2020年はハワイの再保険会社への派遣なども予定している。そのほか、若手社員への自己投資支援手当の支給やライン管理職登用制度の整備などを進めている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)



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