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デジタルアーツ---2Q営業利益5.9%増、主力の企業向け市場が堅調に推移


デジタルアーツ<2326>は30日、2020年3月期第2四半期(19年4月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比0.0%増の27.64億円、営業利益が同5.9%増の10.96億円、経常利益が同5.0%増の10.92億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同24.9%減の7.45億円となった。

企業向け市場の売上高は前年同期比8.4%増の15.38億円となった。企業向け市場は、場所・場面を問わずWebアクセス制御が可能となる「i-FILTER」ブラウザー&クラウドの売上が拡大した。また、当第1四半期にリリースした「FinalCode」Ver.6も順調に売上が拡大した。一方で、高度な標的型攻撃対策が可能となる「i-FILTER」Ver.10、「m-FILTER」Ver.5は、新規案件の獲得が一定程度進んだ。

公共向け市場の売上高は同12.5%減の9.70億円となった。公共向け市場も、主力製品「i-FILTER」および「m-FILTER」について、前年度からの継続案件等を中心に案件獲得が進んだが、前年同期の金額的規模が大きい受注案件の反動減により、公共向け市場全体では前年同期に対して売上高が減少した。一方で、ICT化により教育現場は1人あるいは少人数の生徒が1台のタブレットを活用できる環境整備が進み、タブレット端末に対して高度なセキュリティ対策が可能となるだけでなく、学習に最適な環境構築が可能となる情報提供サービスが付加された「i-FILTER」ブラウザー&クラウドの売上が拡大した。

家庭向け市場の売上高は同8.0%増の2.54億円となった。家庭向け市場は、引き続き、拡大する青少年のスマートフォン利用に対してフィルタリング導入が進んだこと、複数年パッケージ製品や複数の端末で利用可能な「i-フィルター(R) for マルチデバイス」の販売が順調に推移しした。

2020年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比16.4%増の68.00億円、営業利益が同25.5%増の33.00億円、経常利益が同25.4%増の33.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同16.1%増の22.77億円とする期初計画を据え置いている。



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