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TKP Research Memo(8):日本及び台湾リージャス連結化に伴い2020年2月期の業績予想を増額修正


■ティーケーピー<3479>の業績見通し

日本及び台湾リージャス連結化よる影響を踏まえ、2019年8月16日に2020年2月期の業績予想を増額修正した(2019年6月26日に続き2回目の増額修正)。修正後の売上高を前期比58.2%増の56,206百万円、営業利益を同77.4%増の7,607万円、経常利益を同45.9%増の5,913百万円、親会社株主に帰属する当期純利益を同51.2%増の2,863百万円と大幅な増収増益を見込んでいる。

売上高は、引き続き高グレード会議室を軸とした出店やホテル事業の拡大による業績の底上げ(オーガニックな成長)に加えて、日本リージャスの連結化(9ヶ月分の上乗せ)及び台湾リージャスの連結化(2019年10月連結予定)が増収に大きく寄与する見通しである。

一方、利益面でも、M&Aに伴う一時費用に加え、のれん償却費が新たな負担になるものの、増収効果や高付加価値化による収益性の改善のほか、日本及び台湾リージャス連結化による上乗せにより大幅な増益を実現し、営業利益率も13.5%(前期は12.1%)に上昇する想定となっている。

弊社では、同社や日本及び台湾リージャスのそれぞれの業績の伸び(オーガニック成長)を勘案すれば、同社の業績予想は十分に達成可能な水準であると評価している。業績予想の中には織り込まれていないPMI(買収後の統合プロセス)やシナジー創出(共同仕入れや相互送客の効果など)に向けた具体的な進捗状況に注目したい。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)




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