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GMOメディア Research Memo(5):無借金経営で手元キャッシュも潤沢、財務の健全性は高い


■業績動向

3. 財務状況と経営指標
GMOメディア<6180>の2018年12月期末の総資産は前期末比横ばいの3,846百万円となった。主な増減要因を見ると、流動資産は現金及び預金・関係会社預け金が97百万円増加し、売掛金が114百万円減少した。また、固定資産はリース資産が60百万円減少し、投資有価証券が74百万円増加した。

負債は前期末比65百万円減少の1,358百万円となった。主な増減要因を見るとリース債務が67百万円減少し、ポイント引当金が29百万円増加した。また、純資産は前期末比65百万円増加の2,487百万円となった。当期純利益の計上と配当金の支出により、利益剰余金が70百万円増加した。

経営指標について見ると、経営の安全性を表す自己資本比率は純資産の増加により前期末の63.0%から64.7%に上昇した。有利子負債もなく、現金及び預金・関係会社預け金で総資産の約7割となる25億円強のキャッシュを保有していることから、財務の健全性は高いと判断される。一方、収益性について見ればROA、ROE、営業利益率ともに低下傾向が続いている。前述したように自社ソーシャルメディアの広告収入減によりメディア事業の利益率が低下していることが主因と考えられ、今後の課題となる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)



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