神戸物産 Research Memo(2):「業務スーパー」を軸とした製販一体企業として成長
神戸物産<3038>は、食品スーパーの「業務スーパー」を全国にFC展開するだけでなく、食材となる農畜産物の生産や製造加工などもグループで手掛ける国内トップの食の製販一体企業である。事業セグメントとしては、主力の業務スーパー事業のほか、神戸クック事業、クックイノベンチャー事業、エコ再生エネルギー事業の4つの事業セグメント及びその他で開示している。2018年10月期の売上構成比で見ると、業務スーパー事業が88.6%となっており、また、営業利益に関しても96%超を占めることから、連結業績の動向は業務スーパー事業とほぼ連動する格好となっている。
1. 業務スーパー事業
業務スーパー事業では、同社が「業務スーパー」のFC本部として商品の企画・開発及び調達等を行っており、「業務スーパー」で販売するPB商品の一部を国内外の子会社で製造している。2008年以降、M&Aにより食品工場を積極的にグループ化しており、現在、国内における100%出資の食品工場保有数は21拠点と、食品小売業界の中でトップとなっている。
「業務スーパー」は業務用をメインとした商品開発・販売からスタートし、中間流通マージンを除いた直仕入や店舗運営の徹底した効率化により、「品質の良い商品をベストプライス」で提供することにより顧客からの支持を集め、2000年の開業以降、成長を続けている。ここ数年は年間30~40店舗ペースで店舗数を拡大し、2018年10月期末の店舗数は813店舗まで拡大している。直営店舗は2店舗のみであり、FC展開によって店舗数の拡大を進めている。主なFC企業としてはG-7ホールディングス<7508>の子会社である(株)G-7スーパーマートのほか、オーシャンシステム<3096>などがある。
FC本部としてのロイヤリティー収入はFC加盟店への商品出荷高の1%としており、FC展開する企業の中では低い料率となっている。これは同社の経営方針として、すべての取引会社の収益を拡大していくことが、自社の成長につながるという考えによるもので、ロイヤリティー収入で稼ぐのではなく、食品の製造と卸売事業で収益を拡大していくことを基本戦略として掲げているためだ。なお、FC加盟店からはその他に加盟料216万円(税込)、保証金1千万円の一時金のほか発注システム利用料で月額30,857円(税込)を徴収している。
業務スーパーの取扱商品総数はPB商品、NB商品合わせて約4,000点に上る。PB商品に関しては、国内外の生産子会社20社、23工場(うち中国2工場)に加えて、海外の約350の協力工場から調達している。PB商品の出荷額構成比率は2018年10月期で30.01%とここ数年上昇傾向にある。このうち、国内の自社グループ工場で製造した商品が10%で、残り20%が輸入品となる。輸入先のうち約半分は中国からで、残り半分を欧米、ASEAN、中南米地域から直輸入している。輸入先数は約40ヶ国に上り、ここ数年は中国以外の国からの輸入を強化している。商品としては各国の代表商品となるようなもので、イタリアならパスタやピザ、ベルギーではチョコレートやフライドポテト、ベトナムではフォーなどで、消費者にとって魅力のある商材を発掘しているほか、ハラール食品の調達にも注力している。なお、生鮮食料品については自社で仕入調達せず、各FC店舗の裁量に任せている。
また、同社はグループ会社で農畜産物の生産といった第一次産業も手掛けている。農業に関しては北海道でジャガイモなどを生産し、業務用として販売しているほかJAを通して市場に出荷している。養鶏業では岡山県で「吉備高原どり」、群馬県で「上州高原どり」の養鶏を行っている。処理された鶏を新鮮な状態で近畿や関東圏の「業務スーパー」に出荷しているほか、ソーセージなどの加工品としても出荷している。また、水産業に関しては宮城県で地域産業復興支援も兼ねて、漁業や水産加工業を行っている。
為替変動の影響に関して、同社は仕入れ決済の大半を米ドル建てで行っているため(残りはユーロ、円建て)円安はコスト高となる。2018年10月期の輸入実績としては約360億円となっており、米ドル建て決済は約2億ドル超の規模となっている。このため、一部為替予約によるヘッジを行っており、ヘッジ部分に関しては営業外収支に反映されることになる。一方、為替変動に伴うFC加盟店への卸価格の変更はタイムラグが生じるため、急激に為替が変動した場合などは、収益に与える影響も一時的に大きくなる可能性がある。
2. 神戸クック事業
神戸クック事業は、「業務スーパー」で構築された原材料の仕入れ調達から商品販売に至るまでのローコストオペレーションのノウハウを生かした外食・中食事業となる。現在は多国籍料理をバイキング形式で提供する「神戸クック・ワールドビュッフェ」(2018年10月期末、19店舗)や自社グループで製造された専用の食材等を店舗で組み合わせて調理し、出来立ての惣菜やお弁当を提供する惣菜店として「Green's K」(同8店舗)を展開している。また、2018年2月より惣菜店の新業態として「馳走菜(ちそうな)」の出店を開始している。「Green's K」との違いは、量り売りでは無くパック詰め商品のみを販売し、提供する商品も売れ筋商品に絞り込むなど効率性を重視した店舗形態になっていることが挙げられる。「Green's K」では量り売りも行っており、衛生管理面での維持コストも嵩むなどオペレーション面での課題が多かったが、これら課題を解消し人財確保が困難でも運営が可能なイージーオペレーションを実現した業態が「馳走菜」となる。
3. クックイノベンチャー事業
クックイノベンチャー事業は、2013年4月にグループ会社化した(株)ジー・コミュニケーショングループの事業となる。2018年10月期の売上構成比で10.3%、営業利益構成比で3.9%と、「業務スーパー」事業に次ぐ比率を占めている。ジー・コミュニケーショングループの中核企業となるジー・テイスト<2694>が株式上場しており、居酒屋や回転ずし、焼き肉屋、ファーストフードなどの外食事業で700店舗以上を直営・FC展開している。なお、ジー・テイストは英会話事業を2018年1月1日付で、学習塾事業を同年3月31日付で廃止し、主力の外食事業に経営リソースを集中している。これら教育事業の業績は2018年3月期で売上高1,500百万円、営業利益90百万円であった。
4. エコ再生エネルギー事業
2012年より新規参入したエコ再生エネルギー事業では、主に太陽光発電事業を展開しているほか(2018年10月期発電能力18.0MW)、2017年7月より大分県で地熱発電(発電能力50kW)、2018年8月より北海道で木質バイオマス発電(最大出力6.25MW)の本格稼働を開始している。
5. その他
その他には輸入食品や日本各地の名産品などを取り扱う小型店舗「ガレオン」事業と観光事業、及び設備賃貸事業が含まれる。「ガレオン」は2018年10月期末で首都圏に直営、FC、オンラインショップ各1店舗を出店している。また、観光事業については現在、リニューアルに向けて一時休業している温浴リゾート施設「ホットラグーン大分」(2016年10月15日開業)のほか、開園に向けて準備を進めている北海道の観光果樹園が含まれている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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