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新興市場銘柄ダイジェスト:ラクオリア創薬がストップ高、フジオフードは昨年来高値更新


<4591> リボミック 470 +45
急反発。自社開発品RBM-007(抗FGF2アプタマー)の米国での第1 /2a相臨床試験で、第1コホート(低用量群)の安全性が確認され、第2コホート(第1コホートより投与量増加)の最初の患者への投与が行われたと発表している。適応症は滲出型加齢黄斑変性症。今回の第1/2a相臨床試験では、3用量(3コホート)を設定し、主に安全性及び忍容性を確認している。

<6030> アドベンチャー 6920 +220
大幅反発。国内・海外ツアーを手掛けるラド観光(大阪市)の株式を取得し、子会社化すると発表している。取得費用は約10億円。ラド観光は、大手企業の参入が少ない工夫されたスキーツアーや航空会社とのコネクションを活かした航空券発券事業などで強みを持つとされる。子会社化により、アドベンチャーの広告及び集客のノウハウを応用し、顧客にラド観光の旅行商品やサービスを提供していく。

<3960> Vデザイン 2397 +375
急騰。18年12月の取扱高についてハウスプリペイド事業が332.02億円、ブランドプリペイド事業が58.45億円だったと発表している。いずれも11月(253.14億円、55.67億円)から拡大した。両事業の合計は19年6月期の累計(18年7-12月)で1867.18億円となっており、18年6月期通期との比較では65.9%に達している。年末の好業績が利益拡大につながるとの期待から買いが膨らんだ。

<2332> クエスト 1247 +245
急伸で昨年来高値更新。19年3月期の営業利益を従来の4.56億円から6.10億円(前期実績0.76億円)に上方修正している。主要顧客(エレクトロニクス関連)、公共分野(エネルギー)顧客、金融分野(銀行)顧客からの新規案件の獲得に加え、顧客各社へのクラウド、セキュリティサービスの拡大などで業績が順調に推移しているため。また、プロジェクトマネジメント強化による不採算案件の抑制なども利益を押し上げる見通し。

<6696> トランザス 891 +98
一時ストップ高。100%子会社でシンガポールのTAP社がトランザスのIoTコントローラー「AIrux」を中心とするIoT機器のインドネシアマーケットへの販売提供について、現地企業のIZY社とパートナー契約を締結したと発表している。同社はインドネシアの携帯電話キャリア3社と提携し、スマートフォンを利用したホテルに対するホスピタリティサービス事業を展開している。

<4579> ラクオリア創薬 1460 +300
ストップ高。みずほ証券が新規に投資判断「B」、目標株価1700円でカバレッジを開始し、買い材料視されている。同証券は「動物薬を中心としたロイヤルティの収入等により19年12月期に設立後初の黒字化の確度が高まっている」と評価しているほか、「胃食道逆流症治療薬テゴプラザンの韓国・中国市場での成長性を積極的に評価する転換期に入った」との見方を示している。

<2752> フジオフード 2135 +231
急伸で昨年来高値更新。東証の承認を受け、30日から第1部へ市場変更すると発表している。同社は「『大衆というカテゴリーで日本一外食企業になる』ことを経営戦略基本方針として、事業継続的な成長と企業価値向上を通じて社会貢献に努める」とコメントしている。2月末にTOPIX(東証株価指数)の構成銘柄に組み入れられることから、パッシブファンドなどの需要を期待した買いが入っているようだ。



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