ネクステージ Research Memo(3):独自ビジネスモデルで他社の追随を許さぬ差別化に成功
1. 中古車市場動向
かつての中古車ビジネスは、地域に限定されたBtoCによる買取・販売が主体だった。業者と消費者間に情報の非対称が存在し、不透明な価格形成と非効率なオペレーションが行われていた。しかし、車両査定が標準化され、画像と車両データをベースとしたBtoBのオートオークションが発達したため、地理的な制約を超えることになり、経営の自由度が高まった。市場規模が拡大するにつれ、中古車買取専門店、自動車用品専門小売店、タイヤ専門店、車検専門店などのカテゴリーキラーが登場し、チェーン展開した。一方、消費者は、インターネットの普及により得られる情報が飛躍的に増大した。中古車情報サイトから、販売車両の車両データや価格を容易に閲覧でき、利用者による店舗の評価も得られる。買取に関しては、複数の業者に出張査定を依頼できるようになり、消費者と業者の力関係が大きく変わった。人口減少と高齢化により、市場は縮小もしくは良くて横ばいとなった。このような経営環境下では、市場は価格競争のレッドオーシャンに陥りがちで、成功例が見られるとたちまち他社にまねされることになる。
2. 事業戦略
(1) 顧客生涯取引の獲得
中古車のビジネスサイクルは、車両販売→用品販売→保険→整備→点検→車検→買取で完結する。一昔前と比較して現在では、サイクルがひと回転するには約8年を要する。次回の来店までの間隔が長くては、顧客との接触が少なく、カスタマーロイヤリティを構築することは困難であり、来店動機の大きな要因が、価格に偏りがちになる。
以前のビジネスサイクルでは、車両販売や用品販売、保険までを重点的に行う一方、整備・車検から買取までのビジネスが手薄であった。中型店から総合店に移行し、販売専門店から整備・点検・車検及び買取までフルラインで行う店舗に業態転換し、顧客生涯取引の獲得を図っている。総合店は、カテゴリーキラーに分断されていた機能を再統合し、1拠点で車両販売・整備車検・買取までをワンストップで提供する。大型店によるフルライン・オペレーションは、顧客の来店の頻度を上げ、生涯取引にかかわる機会を増やし、店舗の収益源を多様化し、店舗経営を安定化させる。1拠点当たりの投資効率が上がり、ROEの向上に資する。
分断した機能を統合し、利便性と顧客満足度を高め、生涯取引を獲得へ
(2) 「強み」を増やし、店舗の魅力を高める
同社の従来型ビジネスモデルは商品競争力(価格・品質)に負うところが大きかった。現行型ビジネスモデルでは、商品競争力に加え、品揃え、店構え・立地、地域一番規模、大型整備施設、ワンコインオイル、クルマ買取、世帯内取引と強みを増やした。顧客との関係性を無料点検やオイル交換で維持し、保険や車検などの定期的なイベントに加え、タイヤ交換や事故修理などサービス提供機会を拡大している。さらに、自動車保険では提案などで世帯内取引を進め、ターゲット顧客を個人から世帯人員に拡大している。
(3) 回転率と収益性の両立 −ROA 11.2%、ROE 22.0%
2017年11月期に、資産の運用効率を表す総資産回転率(=売上高÷総資産)と収益性の指標となる売上高経常利益率(=経常利益÷売上高)を掛け合わせたROA(総資産経常利益率=経常利益÷総資産)は11.2%と10%超となった。ROE(自己資本当期純利益率)は、22.0%の高水準を記録した。
中古車ビジネスのKPI(Key Performance Indicator)は、来客数、成約率、1台当たりの収益になる。商品在庫を含む資産の回転率と収益性はトレードオフの関係にある。市場最安値で提供すれば来客数を上げることは可能だが、収益性が低下する。成約率を高めるためには、品ぞろえや品質が重要になる。また、クレームに対しては、役員も参加する会議を毎回開催し、情報をシェアして撲滅に努めている。
(4) 店舗戦略
現行の店舗戦略は、エッジを効かせた専門店「SUV LAND」と顧客の生涯価値「ライフタイム・バリュー」の獲得を目指す総合店の展開である。
a) エッジを効かせた専門店「SUV LAND」
2015年8月に愛知県名古屋市に展示車両数で日本最大級のSUV専門店「SUV LAND名古屋」をオープンした。「SUV LAND」は、SUVを主要商材とする大型専門店で、常時約250台の在庫を用意しており、品ぞろえも軽SUV、国産SUV、輸入SUVと幅広く取りそろえている。SUVと顧客ニーズが近いミニバンも置く。近隣店舗の展示車数は50~100台程度にとどまり、商品の豊富さで圧倒的な差をつけている。SUVと新たなライフスタイルを提案する体験型店舗である。多目的スポーツ車のSUVは趣味性が高く、「モノからコトへ」の消費者の志向の変化に対応する。同店は、車両を単に陳列販売するだけでなく、SUV LANDのWebサイトでは、アソビを楽しくするコンテンツを紹介している。
2018年4月に「SUV LAND堺」を、6月に「SUV LAND北九州」をオープンし、「SUV LAND」は計8店舗となった。SUV在庫台数は日本一の1,700台を超える規模である。
b) 総合店
2018年7月にグランドオープンした「ネクステージ和歌山店」により、総合店は全国で10店舗となった。同店は、国道24号線沿いに位置し、同社最大かつ地域最大級の在庫台数350台超を取り揃えた大型店舗になる。車の購入や買取では、顧客がゆっくりと契約できるよう広い商談スペース設け、子供が遊べるキッズスペースやシアタールームを完備し、家族連れの来店の受入れ体制を整えている。大型整備工場も完備している。
地域一番店を目指す総合店は、交通アクセスの良い好立地に大型店舗を構える。地域最大級の在庫台数を取りそろえ、広々とした商談スペースでクルマの購入及び買取の相談ができ、整備ピットの様子を見ることができる店舗レイアウトにしている。来店目的が、中古車購入、オイル交換、整備・点検、車検、買取と多岐にわたるため、常に商談スペースが埋まり、盛況感を醸し出す。敷地面積は約3,000坪を必要とし、出店費用を抑えるため、他業種が撤退した店舗を居抜きで借りる出店が主流であるものの、1店舗当たりの設備投資額は3~5億円程度かかる。250~300台の展示在庫を合わせると、1店舗当たり約8億円の出店資金が必要になる。中型店では、敷地面積が500~600坪、在庫が50~60台、出店資金は設備投資に1億円、在庫に1億円の計2億円になる。大型店の新規出店では、投資資金回収には約3年間を要する。地域の中小企業では、用地の確保と資金負担から、総合店の出店は困難である。同社は、フルライン・オペレーションのSUV LANDと総合店の大型店を、この3年間で既に18店舗出店している。既存大型店の多くが既に年商が50億円に達しており、新規店舗の初期の損失を吸収して、増収増益基調を維持できる体制となっている。
(4) 新車ディーラー −顧客特性に応じた販売手法を適用
輸入車の正規新車ディーラー店舗は、グループ会社が運営するものも含めると12店舗となる。ブランド別内訳は、アウディが4店舗、ボルボが3店舗、ジャガー・ランドローバーが3店舗、フォルクスワーゲンが1店舗、マセラティが1店舗である。他社からのディーラー権の移転が主体であり、顧客ベースと店舗などを引き継ぐ。
同社の国産中古車の顧客は世帯年収が約600万円であるが、高級輸入新車の購買層の年収は1,000万円超であり、マセラティでは2,500万円程度になる。国産中古車販売の“まず価格ありき”とは顧客特性が異なるため、同社グループはブランド価値を尊重し、高めるために、それぞれのブランドに相応しいマーケティング手法を取っている。
「マセラティ仙台」は、マセラティ ジャパンの全国24番目の店舗となる。新設した東北初の正規ディーラー店舗は、利便性の高いロケーションに、ショールーム、サービス工場設備、検査設備を擁し、車両を常時5台展示可能としている。ショールームデザインは、最新のマセラティCIをすべて導入しており、洗練された白とブルーを基調に、ラグジュアリースポーツブランドにふさわしいエレガントな雰囲気を提供している。また、インテリアレザー、ウッドパネルなどマセラティモデルの多彩なパーソナリゼーションアイテムを展示した「コンフィギュレーションエリア」を設置。細部にわたるカスタマイズ・ニーズに対応する。マセラティファンの醸成を担う、豊富なマーチャンダイジングの展示エリアは、ウエアやバッグ、小物など最新のラインアップを揃えている。仙台市と宮城県全域に加え、広く東北エリアを商圏としてマセラティモデルを訴求し、新車のみならず中古車を含めた拡販とサービスの強化を図っている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健)
<SF>
役満ボディー岡田紗佳「多分5年ぶりくらい」激変ヘア公開「美人さんが際立つ」「べっぴんさん」
橋本梨菜「ただいま。なにわのブラックダイヤモンド」ビキニ姿公開「黒さ復活」「まさに貴重品」
上白石萌歌「ふわふわでいとおしい」ドラマ登場のキャラ紹介に「なんとまぁかわいい」
AI「よかったね、みんな!」ATSUSHIの復活ライブでゲスト出演 コラボ曲をライブ初披露
ATSUSHIが843日ぶりステージに復活「みなさん本当に愛しています」全24曲歌唱
絢香、万博開会式で君が代独唱「歌うことの意味を深く見つめ直すような心に刻まれる瞬間でした」
北村匠海「あんぱん」弟役、中沢元紀の接写ショット公開に「写真がこれしかなくてごめんね笑」
和田アキ子、75歳の誕生日当日は…「いつもの5バカ姉弟の会で、お祝いしてもらいました~」
陣内智則“お笑い怪獣“明石家さんまの意外な一面「反省してくれるんやなって…」
鎧塚俊彦氏「『行ったら何とかなる』では何ともならない時代の万博です」とアドバイスをつづる
多部未華子(30)結婚の裏事情あまりにも恐ろしすぎると話題に!
広末涼子容疑者は奈良から車で移動中だった「なかなか厳しいのでは」識者が疑問呈す
広末涼子容疑者の元夫キャンドル・ジュン氏が繰り返した語った言葉「心が…」がネットで再注目
自称広末涼子容疑者逮捕「涙出てくる。悔しい」“本物”は全国TVで社長の苦悩語ったばかり
広末涼子容疑者の逮捕は“異例”弁護士見解に小説家の医師「我々はサンドバッグじゃなくて人間」
広末涼子容疑者 事件当時、受け答え難しい状況 看護師への傷害容疑
「普通は逮捕される事案ではない」広末涼子容疑者現行犯逮捕の“異例さ”背景を著名弁護士が解説
石橋貴明のがん公表動画“削除”にネット困惑「どういうこと?病気嘘だったってこと?」
孤独のグルメで旨そうだった「トマトの酢漬け」のおいしい作り方! フレッシュな旨味がキューッとくるっ
二階堂ふみが結婚!?お相手が衝撃的過ぎてネット民「マジか・・・」
多部未華子(30)結婚の裏事情あまりにも恐ろしすぎると話題に!
二階堂ふみが結婚!?お相手が衝撃的過ぎてネット民「マジか・・・」
小澤征悦と再婚した桑子真帆アナ(34)黒い過去が流出、衝撃の過去にネット騒然
【おすすめアニメ50選】完結済み!定番から最新作まで!
中居正広氏、14年前に脳科学者が「女性におぼれて芸能界追放」と“予言” X騒然「すごい」
「中居正広」Xトレンド入り、第三者委員会の調査報告書にツッコミ殺到「こりゃ酷い」の声
広末涼子容疑者は奈良から車で移動中だった「なかなか厳しいのでは」識者が疑問呈す
【ネタバレ?】史実で見るキングダムの今後の展開まとめ〜中華統一までの全体像
広末涼子容疑者の元夫キャンドル・ジュン氏が繰り返した語った言葉「心が…」がネットで再注目
四千頭身、テレビから消えた理由を明かすも批判殺到「人のせいにするな」

役満ボディー岡田紗佳「多分5年ぶりくらい」激変ヘア公開「美人さんが際立つ」「べっぴんさん」
橋本梨菜「ただいま。なにわのブラックダイヤモンド」ビキニ姿公開「黒さ復活」「まさに貴重品」
上白石萌歌「ふわふわでいとおしい」ドラマ登場のキャラ紹介に「なんとまぁかわいい」
AI「よかったね、みんな!」ATSUSHIの復活ライブでゲスト出演 コラボ曲をライブ初披露
ATSUSHIが843日ぶりステージに復活「みなさん本当に愛しています」全24曲歌唱
絢香、万博開会式で君が代独唱「歌うことの意味を深く見つめ直すような心に刻まれる瞬間でした」
北村匠海「あんぱん」弟役、中沢元紀の接写ショット公開に「写真がこれしかなくてごめんね笑」
和田アキ子、75歳の誕生日当日は…「いつもの5バカ姉弟の会で、お祝いしてもらいました~」
陣内智則“お笑い怪獣“明石家さんまの意外な一面「反省してくれるんやなって…」
鎧塚俊彦氏「『行ったら何とかなる』では何ともならない時代の万博です」とアドバイスをつづる