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三井化学---1Q販売の堅調に加え販売価格の上昇により、売上高15.3%増


三井化学<4183>は2日、2019年3月期第1四半期(18年4月−6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比15.3%増の3,563億円、営業利益が同3.4%減の263億円、経常利益が同11.0%増の314億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同3.4%増の235億円となった。

モビリティの売上高は前年同期比196億円増の973億円、営業利益は販売数量が拡大したが、原料価格上昇及び固定費の増加により、同7億円減の108億円となった。自動車部品及び樹脂改質材用途を中心とするエラストマーは、堅調な需要に的確に対応したが、原料価格上昇の影響を受けた。機能性コンパウンド製品は、主にアジア、欧州での堅調な需要に的確に対応した。ICT関連用途を中心とする機能性ポリマーは、販売が堅調に推移した。海外ポリプロピレン・コンパウンド事業は、アジアを中心とした自動車生産台数の増加に的確に対応した。

ヘルスケアの売上高は前年同期比20億円増の362億円、営業利益は原料価格上昇の影響があったが、総じて堅調な販売により、同7億円増の36億円となった。ビジョンケア材料のメガネレンズ用材料は、販売が堅調に推移した。不織布は、販売が安定的に推移した。歯科材料は、販売が安定的に推移した。

フード&パッケージングの売上高は前年同期比17億円増の475億円、営業利益は販売が総じて堅調に推移したものの、原料価格上昇及び固定費の増加により、前年同期比13億円減の33億円となった。コーティング・機能材は、販売が堅調に推移したが、原料価格上昇等の影響を受けた。機能性フィルム・シートは、原料価格上昇の影響があったが、総じて堅調な販売となった。農薬は、販売が堅調に推移したが、固定費が増加した。

基盤素材の売上高は前年同期比248億円増の1,701億円、営業利益は、堅調な国内需要の影響及び市況の上昇により、同2億円増の110億円となった。ナフサクラッカーの稼働率は、前年同期並の高水準で推移した。また、ポリエチレン及びポリプロピレンは、国内需要を背景に販売が堅調に推移した。フェノールは、前年同期を上回る水準で海外市況は推移し、需要も堅調に推移した。

2019年3月期通期については、同日、業績予想を上方修正した。売上高が前期比12.2%増の14,900億円、営業利益が同2.4%増の1,060億円、経常利益が同1.6%増の1,120億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同11.8%増の800億円としている。



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