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RIZAP-G---26週線を上抜ければ再び長期上昇トレンドに転じる可能性


RIZAPグループ<2928>が5日ぶりに反発。25日線接近により見直し買いの動きがみられた。引けに向けて上げ幅を縮小したものの、終値は前日比12円高の1828円とプラス圏をキープした。
週足チャートにおいては26週線の上抜けにトライしており、この水準を突破すれば再び長期上昇トレンドに転じる可能性があるだろう。

同社グループの業績は急拡大を続けており、2019年3月期業績予想は売上収益2500億円(前期比+83.6%)、営業利益230億円(同+69.2%)と、大幅な増収増益を計画。中期経営計画の最終年度である2021年3月期には売上収益3000億円、営業利益350億円の必達を掲げている。

牽引役のRIZAP関連事業は海外展開の加速も期待されている。ボディメイク事業は現海外5店舗→7月に海外7店舗体制。2年後には欧米にも出店予定で、2021年3月期には海外30店舗に拡大する計画だ。
また、新規事業の筆頭であるRIZAP GOLF が急成長中で、その売上はボディメイク事業の2割程度の規模に達している。すでに海外進出も決定しており、今期中に香港に出店予定である。

一方、M&A戦略にも高い注目が集まる。上場子会社は現在9社。決算期が異なるイデアインターナショナル<3140>を除いた上場子会社8社の営業利益は、前期16.49億円→今期41.20億円へと大幅に拡大する見込みだ。
今年4月に湘南ベルマーレを買収し、スポーツ分野への本格進出に舵を切ったことも大きな話題となった。

先週は、新経営体制を発表。代表取締役COOに、現カルビー株式会社の代表取締役会長兼CEO(6月20日に退任予定)である松本晃氏を迎える。主にヘルスケア分野の本格展開、海外展開、RIZAP利用者1000万人以上へといった重点目標等に尽力してもらう考え。

また、株式分割、株主優待制度の大幅拡充なども同時に発表された。業績成長に伴い株主還元策の強化を続けていることも同社の魅力の1つである。

株価は昨年11月24日の上場来高値3090円からは約40%の調整となっており、割安感の感じられる株価水準となっている。同社の成長性を加味すれば高値更新に向けた再加速の動きがあっておかしくないだろう。


<MW>

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